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第20・5話

「(今回は骨休み……。嵐の前の静けさというヤツか……)」


 20話目を投稿した俺は腕を組んだ。


 最後の戦いが始まる前のほんの一休み。


 作中のキャラに休息を与えた感じだ。



「それにしても、結構ベタベタだな……。二人の恋愛をここまで事細かに描く必要あったか?」



 不人気作家が何を言ってるんだと自分でも思う。


 しかし、無駄話で読者離れを引き起こすのは恐怖でしかない。



「……意外に時間が余ったな」



 俺は動画サイトを開き、作家に関する動画を再生した。


 小説家を目指すならこういう勉強も必要だ。


 ――――と、思いきや。


 いきなり〝例の感覚〟が俺を襲ってきた。



「マジ……かよ……。このパターンは……」



 その瞬間に俺の意識が――――いや、体の支配権利が何者かの手に落ちた。


 手や体が勝手に動き出す。


 すると俺が見ようとしていた動画と同ジャンルのそれを再生していた。


 体は動かせないが、動画の内容はちゃんと頭に入ってくる。



「(ち、遅刻……! 会社に遅刻しちまう……!)」



 残念ながらその日は、仏壇の前で手を合わせる暇もなかった。

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