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第6・5話

「ちょっと待て! なんでキースが実は良いヤツだったみたいな流れになってんだよ⁉」



 これはさすがに想定外だ。



「(つーか、メリーって誰だよ……⁉ 俺はそんなキャラ作った覚えはない……!)」



 俺の中に存在する作品に対するダークなイメージがどんどん壊されていく。


 暗い話を明るい未来へ変えようとする不思議な力が働いていた。



「(このままじゃ俺の作品が完全に乗っ取られちまう……。キースの裏話はよく出来てたと思うけど……)」



 話の大筋はそのままにされているのがせめてもの救いだ。


 そこまで変えられてしまうと、さすがに心が折れる。



「(今はそれで良しとするしかない……。作品が完結するまで引き続き保険はかけ続けるとして、新しいラスボス候補も考えておく必要がありそうだ……)」



 直前になってラスボス候補の全てが味方にでもなられたらたまったものではない。


 既存のキャラをラスボスにするか、新しく登場したキャラをラスボスにするか、それを決めるのはもう少し先の話になりそうだ。


 俺は大きな溜め息を吐いた(のち)、仏壇の前へと向かった。

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