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第5・5話

「おいおいおい……! 何がどうなってる……⁉」



 5話目の投稿が完了した瞬間に俺は頭を抱えた。



「こんなにいっぺんにキャラを出して読者が覚えられるわけないだろ!」



 それだけではない。


 俺が考えていたキャラの設定自体が所々で変更されていた。



「フラットがカイネルの影武者⁉ しかも話が始まる前から故人にされてるし……!」



 俺が本来考えていた設定では、フラットの正体こそカイネルにする予定だったのだ。


 それがいつの間にかまったくの別人にされている。


 ティゼルとフラット。


 敵国同士の王子を話し合わせ、戦争を止めるためのきっかけを作るつもりだった。


 そこにティゼルの兄であるルキウスと聖女エレノアを加えれば、可能性はさらに広がる。



「(ちっくしょう……! 人が考えた設定を無視しやがって……! こんなにキャラ増やして最後に収拾つけられんのかよ……)」



 少なくとも今の俺には無理だ。


 俺の技量では読者を納得させる自信がない。



「(迷ってる暇はない……。いつまでもこの状況が続くとも限らない……。すぐにでも新しい話を練り直さないと……)」



 俺は少し休憩時間を作り、仏壇の前に向かった。

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