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どこか遠くへ

作者: 人間詩人

どこか遠くへ行きたい

ふらりと

小さなカバンだけで

乗り物は いらない

歩く歩く トコトコと

見えるだろう

いつもは見えないものが

街の建物の色とか

住んでいる人とか

わんことか にゃんことか

道端の草花とか

速く走る乗り物からは

瞬時にしか見えないものたち

速度を 緩めて 

ゆっくりとした歩みにすれば

たくさんのものが見える

昔の人々は たいそう楽しかっただろう

歩む速度は 亀のように

遅いが

その分 自然や人々との

触れ合いは いっぱいだったのだろう

今や 速すぎて 景色なんてものは ないに等しい

見えるのは 目の前の

信号機だけだ

それも時間に 縛られて

自由には 進めない

しまいには イライラし始めて

ストレスが 降りかかる

のんびりと ちょっとだけ良いスニーカーを履き

一歩一歩 風景や景色を

堪能しながら歩く

水筒と 握り飯を 持って

あてもなく時間も

気にしない

行き先なんて 気にしない

日が暮れたら 安宿で

ゆっくり泊まれば良い

飯は 簡素なもので良い

腹さえふくれれば

酒が好きなら 缶ビールか

日本酒かウイスキーなどなど

紙製のコップに注いで

ゴクリと飲めば うまい

ゆっくり寝れば また次の日は 歩きだす

どこへ行くのだろうなんあて考えない

引き返す時点になれば

引き返せば良いだけのこと

さてと 歩くか

この生きている風景や景色を堪能しながら

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