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CROWN   作者: 山木京、
白猫の探偵と黒犬の警察
4/20

「」

「……何してるんですか?」

「あ、おはようシュトレンくん。今日も写真?」

「まあ、そんなとこですけど。何でユウ……さんは猫にたかられてるんですか」

「いやぁ、この前この子達にご飯あげたんだけど、それを覚えられたみたいでさ。っていうか敬語じゃなくていいってこの前言った」

「…… 別にいいじゃないですか。この方が僕は話しやすいですし」

「…………」

「わかりましたよ。適度に敬語は崩しますよ」

「ふふ、やったね。シュトレンくんがタメ口で喋ってくれるってさミィちゃん」

「野良猫に名前つけてるんですか?それより一回餌あげただけで、抱えさせてくれるほど懐きますか普通」

「……ふふ、バレた?僕、猫好きでね、時々ご飯あげに来てたんだ。ほんとはダメなんだけどねー」

「看板に餌あげ禁止って書いてますからね。そんなに好きなんだったら家で飼ったらいいのに」

「それができたらどれだけいいか。……猫嫌いが家に一人いてね。その事でこの前も喧嘩になっちゃった」

「へぇ、親とか?」

「ううん、兄さん。双子のね。何でこの子達の可愛さがわからないかなー」

「お兄さんいたんだ」

「そ。一卵性だからほんとそっくりだよー。でも似てるのなんて見た目くらいなもんで、性格も好みもほとんど違うからびっくりだよ。君は兄弟いないの?」

「…………同い年の、人間の妹が一人」

「……へえ。……なんか変わった組み合わせだねぇ。妹ちゃんは何してるの?」

「今は……パン屋でパン作って働いてる」

「パン職人?すごいね、毎日パン食べ放題だ」

「いや、そんなことないけど……。ユウ、のお兄さんは何やってる人?」

「ふふ。何やってる人だと思う?当てて見て」

「選択肢が広すぎて」

「じゃあ、ヒント。犬の〇〇さん」

「……おまわりさん」

「正解!答えは警察官でした」

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