父はバケモノ
プレミアムフライデー(*´∀`)♪
でも明日部活だわ、、、
あいむさどびこーずまいほりでーいずみっしんぐ、
私英語苦手ね。文法違ってても突っ込まんといてね。
「ギャアアアアアア!」
「こんなのまだ序の口だぞ?ほらほら、どうしたんだ?今日は魔法を使わないのか?昨日は使っただろ?」
魔法って言われてもさあ!こんな攻撃されてたら避けるので精一杯だしなんか前世と混ざっちゃったせいか体重いし!たしかに昨日は使ったけど初めての奇跡の一発だし!
俺がこんな死にそうになっているのはズバリ父のせいである。もっとゆっくり寝てたかったのに叩き起こしやがってあのクソ親父、、、!
これは毎朝やっている特訓なのだが俺はどうも朝に弱いらしく毎朝叩き起こされる。でこうなる。たまには休んでもいいじゃんか!
「だめだ。1日でも休んだら体が鈍ってしまうだろう。」
「心読んでんじゃねえクソ親父いい!」
「言い返している暇があるんだったら攻撃してこい。それじゃただの体力消耗だぞ」
「ああああ、くそ!」
あったまきた!
「やりゃあいいんだろ!」
父の間合いに素早く入り込み顔面に蹴りを入れる。がやはり父は防御して来た。しかし思いのほか蹴りが重かったのか少し後ろ反りになる。
「そんなの当たるわけないだろう。お前は鳥頭かっ、、、?!」
父が大勢を崩している隙に背後へ回り込む。
「ばーか、これを、狙ってたんだよっ!」
「ファイヤースカル!」
呪文とともにドクロ型の炎が父を襲う。父は大口を開けたドクロに飲み込まれた。常識的に考えてこれをやられた人間は死ぬ勢いである。
「やっべ、やり過ぎた、、、、?」
ちょっと巻き込まれたらやばいので急いで離れて様子を見守る。
「ふっ、、、はははははは!これはやられた。」
、、、やはりクソ親父は歴代最強と言われるだけはあるようで。あれを直に受けといて余裕で立ってやがる。体のつくりどーなってんだ。
「よくやったな」
「、、、、」
特訓で初めて褒められた。なんだか恥ずかしいような嬉しいような。どう反応していいかわからず下を向く。
「戦法を組み立てて見事に隙をついたのは見事だ。お前だからと手を抜いてた俺も俺だがな。」
、、、最後の一言いらなくね?
「まあそう言うな。そういえば今日はなんだか俊敏になっていたようだが何かしたのか?蹴りも強かったし」
「え、、、?」
「動きに無駄がなかった。こっそり鍛えてたりでもしたか?まあ、それも成長だから喜ばしいことだがな。」
、、、別に俺何にもしてないんだけど。そういえばいつもより父が遅く感じたような、、、。
「とりあえず、母さんが待ってるから帰るか。」
そう言って父は手を繋いだ。ちなみにここはどこか世界の果てである。最初はもっと近くの山でやっていたのだが、父が吹っ飛ばし問題になってしまったので誰にも迷惑のかからない荒野でやっている。山が吹っ飛んだとき父はバケモノだと思った。実際にバケモノなんだけど。山が吹っ飛ばされた跡地は平地になり、少しずつ街が発展している、らしい。
父の瞬間移動で家に帰る。瞬間移動は術を使う本人と体の一部が触れていなければいけないので手を繋いでいる。だから母が言うように仲がいいからなんかじゃない!仕方なくだ!
「二人ともお帰りなさい。お疲れ様。あらまあまた手を繋いでいるのね。よっぽどお父さんが好きなのねえ」
「そんなんじゃ「俺はお前が一番好きだ」、、、」
「あら、、、私もよ、ルド♡」
、、、また始まった。両親のバカップルぶりは見ていて口から砂糖を吐き出しそうなくらい甘ったるい。
「俺風呂入るからな!」
だから逃げたもん勝ちだ。
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風呂に入ってスッキリしたことだし。、、、、筋トレでもするか。
、、、俺は確実に親父の血を色濃く引いているんだろうな。
ダンベルを持ち上げながら考える。
俺はなぜこんな世界に転生したのか。いや、転生はきっと生きるもの全ての性なのだろう。なぜ前世の記憶が戻ったのか。、、、ちーっともわからん。ありがちな神からのお告げとかもないしなあ、、、。
俺、どうなるんだろう。
、、、ずっと考えてたら次の日筋肉痛になった。
もう絶対筋トレしながら考え事はしない!!
ちなみにお父さんの名前はアノールドですです。お母さんはセイラで。
主人公の名前は、、、きっとそのうち出て来ます。