7話 美佐代が初めての瞬間異動
第7話 美佐代が瞬間異動?
(高志)美佐代のおばあちゃんとおじいちゃんの馴れ初めを聞いた俺は、おばあちゃんの懐の大きさに魅了され、格好良いと思える程になってしまった。
また、美佐代のおばあちゃんも、俺が美佐代に対し告白とも思える話を聞き、最近では、見かけない格好良さを持っている青年だと思っていた。
(おばあちゃん)みっちゃん、格好良い男性を見つけたわねぇ~~~。
(美佐代)うん。
(おばあちゃん)2人共、今日はゆっくりしていけるんでしょう。
(美佐代)うん。
(高志)ハイ。
(おばあちゃん)夕飯は、お寿司でも取ろうね。
(美佐代)ヤッター! 所でおばあちゃん、女性同士でキスをしても瞬間異動出来るかな~~?
(おばあちゃん)女同士でした事ないけど、出来るんじゃないの~~~?
(美佐代)ねぇ~~、おばあちゃん、試してみよう、チュッ!・・パッ!
(高志)ゥワ~~~~~! ゥワ~~~~!2人共~~消えちゃった~~~~~!
俺は、唖然として、どうして良いのか分からず、先ずは、清の家に電話した。
(高志)もしもし、遠藤さんのお宅ですか、井上と申します、清君ご在宅でしょうか~~?
(清の母親)少々お待ち下さい。
(清)もしもし。
(高志)ォオ~~清ごめんな~~急に電話して~~。
(清)どうした~~! 随分、慌てているみたいだけど、何かあった~~。
(高志)今、美佐代のおばあちゃんの家にお邪魔しているんだけど、美佐代とおばあちゃんがキスして消えちまったんだよ~~。
(清)えぇ~~マジで~~?本当にそんな事有るんだ~~、それも瞬間異動?
(高志)多分そうだと思う、それで清に頼みがあるんだ。
(清)良いよ何でも言ってくれよ。
(高志)美佐代のおばあちゃん家に来てくれないかな~~。
(清)アッ!ごめん、俺、美佐代のおばあちゃん家に行ったこと無いんだ~、だから行け無いや、それと良雄も行ったこと無いと思う、ごめんな~、良雄には俺から連絡しておくよ、アッそうだ~~美香なら何度か行ってるよ。
(高志)清ありがとう、美香に電話してみるよ。
(清)役にたてなくってごめんな!
(高志)とんでもない助かったよ、ありがとう、落ち着いたら遊びに行くよ。
もしもし、野口さんのお宅ですか、私、井上と申します、美香さんご在宅・・・・・・・・・
(美香)私よ私、高志でしょ~~?どうしたの~~?美佐代と一緒じゃないの~、喧嘩でもした~~。
(高志)一緒は一緒なんだけど、美佐代とおばあちゃんがキスをして消えちゃった~~?
(美香)えぇ~~、本当にそんな事有るんだ~~?それでどうしたの~~?
(高志)清に電話かけたんだけど、美佐代のおばあちゃん家行った事無いって言われて、美香なら美佐代のおばあちゃん家に遊びに行った事有ると言われたんだ~。
(美香)うん、何度かね、それで~~。
(高志)悪いんだけど、美香来てくれないか~~?誰も居ないし表にも出れないから~、お願い出来る~?
(美香)どうしようかな~~~?しょうがないな~~~、行って上げるわよ~~、そこまで行くのに2時間掛かるけど、それでも良い~~?
(高志)ハイ、助かります、慌てなくても良いからねぇ~、お願いします。
(美香)じゃ~~、今から仕度して行くねぇ~また後でねぇ~。
[2時間後]
ピンポーンピンポーンピンポーン
(高志)何方様ですか。
(美香)貴方こそ誰よ、聞いた事無い声だけど。
(高志)すっすいません~、わっ私
(美香)冗談よ、私よ私、美香よ。
(高志)ガチャガチャ、俺ビックリして何て言って良い分からなくなってしまったよ~、だけど美香が来てく良かったよ、有り難う。
(美香)そんなに感謝去れると勘違いするわよ!わ・た・し。
(高志)勘違い~?
(美香)もう良いわ~、美佐代とおばあちゃんの事、詳しく教えて。
(高志)それがさ~~、・・・・・
(美香)女同士でも、そのラブ・フライトに成っちゃうんだ~~。
私今から美佐代のお母さんに電話して上げる。・・・
美佐代のお母さん明日の午後には来てくれるって!良かったね。
(高志)何から何まで有り難う美香。
(美香)何言っちゃってるのよ、私達~友達でしょ![本当は好きだけど]
(高志)美香、留守番しといて、俺、買い物して来るから、美香何食べたい?俺も何も食べて無いから。
(美香)はいこれ。
(高志)何て言って良いか~、美香には感謝の言葉しか出ないよ、有り難う。
(美香)もう、高志何回有り難うって言ってるのよもう聞き飽きた、私もお腹空いたからほら!食べよ。
(高志)うん。
続く。