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ラブ・フライト  作者: 五十嵐 徹
ボディ・フライト
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5話 美佐代のおばあちゃん

第5話 美佐代のおばあちゃん



(美佐代)やっと着いたわねぇ~~、高志疲れたでしょ、運転ご苦労様でした。[チュッ]


(高志)オイ、美佐代辞めろよ、おばあちゃんに観られるかも知れないだろう。


(美佐代)大丈夫よ、おばあちゃん全く気にしない人だから!

ピンポーン♪ピンポーン♪ピンポーン♪


(おばあちゃん)ハ~~~イ!良く来たねぇ~、はいはい上がって上がって、疲れたたでしょ~~う、冷たい麦茶でも飲む?


(美佐代)うん、飲む~、表が暑くて喉カラカラ。


(おばあちゃん)そちらさんが来る前にみっちゃんが電話で言ってた~、確か~~?


(高志)初めまして井上 高志と申します、瞬間異動のお話しを是非お聞きしたいと思いまして、お邪魔させて頂きました。


(おばあちゃん)丁寧な自己紹介ありがとう、では私も自己紹介するわね、美佐代の祖母の宮田 トヨと申します、宜しくねぇ。


(美佐代)やだ~~2人共畏まっちゃって!


(おばあちゃん)良いの!初めて会う人なんだから当たり前でしょう、高志さんも暑かったでしょう、麦茶で良いかしら?


(高志)ハイ、有り難うございます。


(おばあちゃん)はいお待たせ麦茶よどうぞ、所で高志さんも瞬間異動して来たのよねぇ~、どんな?


(美佐代)それがねぇ~


(おばあちゃん)あんたに聞いて無いの!高志さんに聞いているのよ、ごめんなさいねぇ~、私に似たのかしらこの娘、でしゃばりなんだから、かなり迷惑掛けたでしょう、本当にごめんなさいねぇ、そうそう、2人共お腹空いてない?


(美佐代)空いてる~~。


(おばあちゃん)高志さんは?


(高志)ハイ、お腹空きました。


(おばあちゃん)何か拵えて来るから、少し待っててねぇ!


(高志)俺は、なかなか話しが進み難い人達だと思っていた。


(おばあちゃん)はい、出来たわよ~、ナポリタンとツナサラダ、冷めない内に食べて食べて。


(美佐代)おばあちゃんの作るナポリタンって、とても美味しいのよ~。


(おばあちゃん)あら、みっちゃんたら、おせいじだけは上手くなったのねぇ~。


(美佐代)おせいじじゃ無いもん。


(高志)アッ!美味しい~~美味しいです。


(おばあちゃん)有り難う、アッ!そうそう瞬間異動は、どんな感じだったけ~~?


(美佐代)ねぇ~おばあちゃん、まだ食べているから、食事終わってからにして~。


(おばあちゃん)それもそうねぇ、歳を取るとセッカチ成るからや~ねぇ~ごめんなさいねぇ~。


(高志)イエイエ、とんでもないです、直ぐ食べ終わりますので、いよいよ瞬間異動の話しが始まった。

自分が瞬間異動したきっかけは、出前中に起きたのです。

午前中の出前も終わりに近付き、いよいよ休憩時間だ~っと思った時、一本の電話が、高志~悪いが、もう一軒だけ行ってくれないか?俺は、分かりましたと答えた、悪いな~この出前が終わったら休憩にするからと社長が言いました、俺は今日の賄美味しい物を期待してますよ~~、と言い残し出前先へと向ったんです。

俺は、この出前が終われば飯が食えると思い、普段より上げました、カーブに差し掛かった頃、反対車線の車が大幅にはみ出して来て、俺のバイクと正面衝突・・・・・・・・・気づいたら、愛知県の一色町に居ました。

そこで出会った人達が美佐代さんを含む4人のサークル仲間でした。


(美佐代)そこは美佐代で良いんじゃないの?もう~~、こう言う時だけ真面目ぶるんだから。


(おばあちゃん)男の人ってそんなもんなのよ、ねぇ~、高志さん。


(高志)ハイ。


(おばあちゃん)うん、話しの内容は分かったわ、私と全く違うわ、高志さんの瞬間異動は、本物だわ、私なんかと比べると、みっちゃんからある程度聞いていると思うけど、私の瞬間異動は、元旦那とキスをしただけで、2人一緒に違う場所へと移動しちゃう訳、何か子供次目手いるわよね。

それも3度も、嫌ね~。


(高志)とんでも有りません、それもれっきとした瞬間異動です。


(美佐代)そうよ、それだって瞬間異動よ、だけどおばあちゃん達その瞬間異動に名前を付けたのよね、たしか、ボディ何とかだったかしら、アッ違うラブふ・・ちょっと思い出さなくなったわ~、おばあちゃん、もう一度教えて?


(おばあちゃん)もうみっちゃんたら~、恥ずかしいから辞めてくれない?・・・だけどアヤフヤだと高志さんが悩んでも可愛そうだから話すわ、元旦那がこう言ったの、体だけが飛行するから英語で体の事をボディと言うだろ、それと飛行の事をフライトって言うからそれを合わせるとボディ・フライトって名付けようぜ、っと言ったのよ、だけど私がキスをしたら、その行為が始まるから、ラブ・フライトが正解ではないの?っと言うと、良いねぇ~~~そのネーミング、で、名付けたのがラブ・フライトよ。


(高志)そう言った経緯が有ったんですか~、では、わたくしの場合はボディ・フライトですね。


(美佐代)何がワタクシよ~~、気持ち悪いわ、普段は俺って言ってるのに。


(高志)うるさいよ、美佐代は。


(美佐代)それで良いのよ、それが普段の高志。


(おばあちゃん)此処でイチャツクならもう帰ってくれる~~。


(美佐代)アッそうそう、おじいちゃんとは、どうして別れたの?


続く。

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