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ラブ・フライト  作者: 五十嵐 徹
ボディ・フライト
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3話 友情、4人組との出会い。

第3話 友情、4人との出会い。


(高志) 俺が、もう我慢出来ずに、出前の中身を食べ始めた頃、船釣りを終えて来た男女4人組が、俺の前で立ち止まったんだ。

4人組の名は、遠藤 清21歳 木村 良雄21歳 野口 美香20歳 秋本 美佐代20歳の大学のサークル仲間。


先ずは、清が、おい、兄ちゃん美味しそうな物食べているじゃねぇ~か?

その後に良雄、お前、出前の途中じゃねぇ~のか?勇気あるな~~、

続いて美香、私も食べたい!

最後に美佐代、この中でも1人だけ、全く関心な下げの女の子だった。


(信雄)もしかして、その人が今の奥さんですか~~?


(高志)そうだ、だがな、なぜ美佐代が俺の妻になったかを今から話す、しばらく黙って聞いててくれ。


(信雄)はい、分かりました。


(高志)先ずは、清が口を開いた。


(清)俺達にも、少し食べさせてくれねぇ~か?


(高志)うるせ~な~、俺が自分の物を食っているんだ、文句ねぇ~だろ~、


(良雄)違うだろ~~、自分の物じゃねぇ~だろ~~、どう見たって配達する物だろ~~?


(清)出前先に持って行かないなら、俺達にも食わせろよ


(高志)だから、黙ってろ! 俺は、朝から何も食ってねぇ~んだよ、腹が減ってるんだから、黙って食わせろ。


(良雄)じゃ~~お前の働いている店は、何処に有るんだ、今から食いに行くよ、ここら辺には、飲食店が無いからな~~、何処だよ、店は。


(高志)東京の町田だよ!


(清・良雄・美香・美佐代)えぇ~~~~、東京の~~町田~~~~~!


(清)兄ちゃん、何ジョウダン言ってるんだよ~~~


(高志)冗談なんか言ってねぇ~よ! 15分程前まで、東京の町田市の店から、出前先のお得意さんの家に配達に出た直後、車と正面衝突したと思ったら、バイクも体も無傷でこの場所に居たんだ。

そこで美佐代が、初めて口を開いた。


(美佐代)それって、うちのおばあちゃんとおじいちゃんに似ている、北海道で出会った2人が、恋に落ちてキスをしたとたんに、富山県に瞬間移動したんだって、その後もキスをする度に何度か、瞬間移動して、今は何故かおばあちゃんだけが、海老名市に住んでいるの?


(美香)そう言えばそんな話し、してたっけ、美佐代ってちょっと変わった子だなと思っていたけど、今なら少し信じられそう。


(美佐代)えぇ~~、美香たら少しなの?


(美香)ごめん、ごめん、全部信じる。


(高志)そうしたら俺も瞬間異動なのかな~~、全部信じる、これみんなで食べて良いから、今の話し詳しく聞かせてくれないか?


(美佐代)良いわよ。


(清・良雄・美香)では、遠慮無く頂きます。


(清)兄ちゃん、言いがかり付けてごめんな! 俺も美佐代の話し、初めて聞いたから、そんな瞬間異動が有るなんてドラマか映画でしか、聞いた事がなかったから、悪いな!

所で、ここで合ったのも何かの縁だと思うしさ、名前や歳を教えてくれないかな~~。


(高志) 名前は井上 高志、21歳。


(清・良雄・美香・美佐代)えぇ~~何月生まれ。


(高志)7月生まれ。


(美佐代)えぇ~~~本当!だったら私たちと同級生だねぇ~~、高志君ここに有る物食べ終わったら、私達が泊まる船宿に来ない?1人追加しておくから、みんな良いよね!


(高志)別にかまわないけど、俺、金、全く持って無いぜ・・・と言ったら、心配しないで!少し自己紹介して良い私、美佐代、この子が美香、こいつが清、その隣に居るのが良雄、この2人が口悪くってごめんね、本当は、良い奴らなんだ、

私達サークルの仲間、決してカップル同士なんかじゃ無いからね、っと皆を紹介してくれた。


(美佐代)高志君、強引に誘っちゃってごめんねぇ、お金の心配は、しなくて良いからね、私が立て替えておくから、ねぇ~~皆もそれだったら構わないでしょう。


(清・良雄・美香)オッケ~~。


(美香)だけど、今日の美佐代っていつもより積極的に見える。


(清・良雄)うん、それは言える。


(清)俺達も、男なんだけど、一度もそんなそぶりされた事が無いよな~、やっぱり俺達には高志みたいな魅力が無いんだな~~。


(美佐代)違うわよ、魅力とかじゃ無くって、高志君は私のおばあちゃんと似た様な経験をしているから興味が有るだけよ。


(高志)美佐代は、その後、宿の予約や何から何まで手配してくれたんだ。


(信雄)そんな感じがします、先程、高志さんの奥さんを見たときに、優しさが感じ取れました。


(高志)そうか有難う、まぁ~この後の話しを聞いてくれ。


(美香)ここって船宿なのに良い感じじゃない~~、やっぱり美佐代のチョイスが良かったんだね、さすが~~。


(美佐代)あまり褒めないでよ~、何も出ないわよ。


(良雄)また、一色町に来たらここに泊まろうっと、俺って1人でも釣に行く方だから。


(高志)ちょっと良いかな~、ここって一色町って町なんだ、何県なの?


(美佐代)そうか、高志君は瞬間異動して来たから分からないはずよね。


(清)美佐代、高志も同じ同級生だから君呼びは、止めようぜ、高志、ここは愛知県だ。


(高志)えぇ~~俺は町田から、愛知県に飛ばされたんだ~~。


(美佐代)だから、違うわよ高志、飛ばされたんじゃなくって瞬間異動でしょう。


(全員)ハハハハハァ~~~~。


(良雄)だけどまだ、その瞬間異動って言うものが信じられないよな~~~。


(清・美香)同感。


(高志)その後、風呂に入ったり夕飯たりして寛いでいた時に美佐代が突然、仕切り始めたんだ。


(美佐代)ねぇ~、みんな聞いてくれる、明日、高志を連れておばあちゃん家に行くから、みんな別行動して欲しいの、私は、高志のバイクの後ろに乗って行くから、3人は、そのまま車で帰って。


(清・良雄・美香)うん、分かった。




                       続く。

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