19 最終決戦開始
名前: 天草四郎時貞
伴天連総帥
レベル:700
スキル: 剣術 魔術 召喚術 他
特徴: 黄泉の国からよみがえった魔人
特記事項 ※この物語はフィクションであり、実在の人物、団体、事件、歴史、天草四郎、美〇明宏氏とは一切無関係です。
ちょっと待て!!特記事項がいろいろ変だけど、特に最後の『美〇明宏氏』て何?!
『巧人君、あなたの世界では天草四郎さんは『いい人』だと思うの。『美輪〇宏氏』もすごくいい人だと思うのよ。』
アテネさん…フォローありがとうございます…。
「それにしても幕府の皆様はよくぞ我が策に引っかかっていただけました。
ぜひお礼をさせていただきたい。」
「…なんだと!!一体どういうことだ!!」
アナスタシアさんが叫ぶ。それに合わせて僕もこっそり刀を再び具現化する。
「少し前までお姫様を生贄にさせていただこうとしてましたよね?
あれは別に姫様でなくてよかったのです。姫様はもちろんそうですが、非常に能力や潜在能力の高い人ならだれでもよかったわけです。
そう、例えば『異世界からの勇者』とか…。」
そこまで言うと天草四郎はにやりと笑った。
「へえ、俺らを生贄にするためにあえて『勇者召喚』させたということか?!
でも、簡単に生贄にできると思うなよ。あんたを粉砕してしまえば済むことだ。」
アナスタシアさんが天草四郎を睨みつけながら言う。
すると天草四郎はさらに笑う。
「おかしいとは思いませんでした?どうしてアナスタシアさんは双子ではなく、一人だけ呼ばれたのかを?それと、カイザスさんは魔法が使えませんよね?!」
「……それはお前の仕業ということか!!」
アナスタシアさんの目がつり上がる。
「その通りです。大魔王クラスを何人も呼べる貴重な生贄を二人も不完全な状態で召喚てもらうことができて、大助かりです。
ただ、巧人君に関しては誤算がありました。ただの高校生が呼ばれるはずが、どこぞの女が余計な細工をしてくれたことで、アナスタシア嬢の力を大きくサポートする力を開花してこられましたから。」
…それじゃあ、あの人に会っていなかったら僕らは全滅して、生贄にされていたんだ…。
僕の背筋を冷たいものが走った。
「それでも、これくらいなら十分誤差の範囲内です!どうですか、みなさま!しっかりと罠にはまられた気分は!?」
天草四郎があざ笑う。
桜姫や三奈木さんの顔が真っ青になる。
「その通りでーす!あなたたちはしっかーり罠にかかったというわけでーす!」
……いつの間にかシーボルト博士が天草四郎の隣に立っているのですが…。
…これ以上あの人に突っこむ気力がないのですが…。
「これは、これは『裏切り者』のシーボルト博士!ご存知でしたか、あなたも『生贄の対象』になっているのですよ?!」
「……。」
「へーい、皆さーん!あんな奴ギタギタにしてさしあげましょうでーす!」
数瞬後、シーボルト博士はまたもや僕の隣に……。とりあえず、全部終わってから考えましょう…。
「ナースチャ!!受け取って!!」
僕は顕現させたばかりの刀をナースチャに向かって投げる。今までで一番エネルギーがこもっている刀だ!
「ありがとう!!巧人!!」
ナースチャはジャンプして刀を受け取ると、にっこりと笑った。
『巧人君、終わったらプロポーズが楽しみだわ。そのための布石として、呼び方を変えたのよね♪』
わーー!!!アテネさん!今はその話はなしです!!
「天草四郎!!覚悟!!」
ナースチャが叫ぶと、持っていた刀が白銀色に輝き、刀身も2メートルほどに伸びた。
見た目は今までとあまり変わらないが、刀の質が今までと変わった感じがする。
ナースチャは刀を構えて天草四郎に向かって一気に間合いを詰めた。
天草四郎も刀を抜いて、受けようとするが、ナースチャは刀ごと相手を一刀両断した。
「今までで最高の切れ味だ。」
一歩下がって、ナースチャがつぶやくと、天草四郎が真っ二つになって倒れた。
ナースチャはそのまま僕たちの方に戻ろうとして、『気配』に気付き、さっと振り返った。
「さすがに気づくのが早いね。この『肉体』は確かに終わりだが、先ほどの狼男男と『私自身の肉体の生贄』で、大魔王の一人が間もなく召喚されることになる。
そして…大魔王が君たちを『生贄』にしたら、さらなる魔王たちも召喚可能になる。
ふふふふ、楽しみだろう!!」
真っ二つになり、倒れたまま話をしていた天草四郎の姿が急速に急に膨れ上がり、そのまま膨張を続けている!
「大悪魔ベヒモス!!全てを喰らい尽くせ!!」
異形の者と化しつつある天草四郎は再び立ち上がると吠えた!
「なに!大悪魔ベヒモスだと!?」
タブレットを操作しながらカイザスさんが叫んだ。僕と二人で特訓して使いこなせるようになっていらい、カイザスさんはタブレットをかなり上手に使えるようになっていた。
「知っているの!?カイザスさん!」
桜姫が叫ぶ。
「えーと、知らなかったから今調べたんだけど…。
巨大なカバ、又はサイのような外見をし、あらゆるものを食べつくす巨大な悪魔。
動き出すと何物にも止められない……本当ならえらいことだ!!」
その間にナースチャは『天草四郎だったもの』に斬りつけたが、召喚中の結界がその剣戟を弾き返していた。
結界ごと巨大化していく相手に、ナースチャは素早く下がって構え直していた。
そいつはどんどんその大きさを増し、僕たちが見上げるくらいに巨大になった。
その姿は…目つきが凶暴なムーミ〇トロールような姿であった。
ナースチャがその右足に斬りつけるが、強靭な皮膚にゴムのように弾かれてしまう!
「我は大悪魔、ベヒモス!!全てを喰らい尽くす魔王だ!!
とりあえず、お腹すいたので、いただきまーーーす!!」
ベヒモスは言うなり、その辺に固まっていたわんまげたちをドンドン口に放り込んでいった。わんまげたちはあわてて逃げ出したが、ベヒモスは追いかけてさらに口に放り込んでいる。
「あいつ、ヤバイ!ヤバすぎる!!ねえムー〇ン!あっち向いて!!」
「カイザスさん!言ってる場合じゃないから!とりあえず弱点を探します!!」
名前: ベヒモス
大悪魔
レベル: 判定不能
スキル: 怪力 無敵の皮膚 なんでも食い尽くし、消化する胃袋 魔術 召喚術 他
特徴: 魔王と言われる大悪魔の1柱 基本食べることにしか興味がない
特記事項 ※この物語はフィクションであり、実在の人物、団体、事件、悪魔、〇ーミン谷とは一切無関係です。
だから、最後のムーミ〇谷はいらないから!!
弱点: ピーマンが苦手。目玉が比較的弱い。(アナスタシアの剣なら貫けるかも?)
「…ピーマンが苦手…ピーマンがありますか?」
「ピーマン…て、なんですか?」
僕の問いに桜姫が逆に問い返してくる。…そうですよね、江戸時代にピーマンは…唐辛子ならあったんですよね…。
「ナースチャ!!目玉が弱点だそうだ!!無理でないくらいに狙ってみて!!」
「わかった!!巧人、ありがとう!!」
ナースチャはじっとベヒモスの動きを見て隙を窺っているが、いくら運動神経が神レベルのナースチャでも、20メートルを超える巨体のベヒモスの目を貫くのは並大抵ではない。
「奴に隙を作らせればいいだな?!任せろ!!」
そんな時、家々将軍が僕たちの前に出てきっぱりと言い切られた。




