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序章 業火の中に
視界が真っ赤に染め上げられる。
狂ったように猛る業火の中で、それでも、東城大輝は笑みを浮かべていた。
それは彼の持つ能力。
何者もその上に立つことを許さず、ただ焼き尽くすだけの異例の力。
全てを燼滅に導く業火を手に、少年はただ笑っていた。
「俺が、終わらせるんだ」
瞼の裏に焼きついた、黄金のように美しい髪の少女へ誓いを立てるように。
紅蓮の眷属を付き従えたまま、彼は拳を握り締める。
「俺が全部焼き尽くして、お前を護ってみせるから」
視界が真っ赤に染め上げられる。
狂ったように猛る業火の中で、それでも、東城大輝は笑みを浮かべていた。
それは彼の持つ能力。
何者もその上に立つことを許さず、ただ焼き尽くすだけの異例の力。
全てを燼滅に導く業火を手に、少年はただ笑っていた。
「俺が、終わらせるんだ」
瞼の裏に焼きついた、黄金のように美しい髪の少女へ誓いを立てるように。
紅蓮の眷属を付き従えたまま、彼は拳を握り締める。
「俺が全部焼き尽くして、お前を護ってみせるから」
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