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第一章 日常

目が覚める。


身体が重く、頭が割れるように痛い。


とてもじゃないがさわやかな朝とは言いがたい。


学校は休もうかなとも思うが時計を見て諦める。


時間は7時58分だ。


後2分でうるさい奴が来る。


僕のことなどお構いなしに引っ張っていく迷惑な腐れ縁の友人




今日も日常が始まる


いつもと変わらない日常が。







ダンダンダン!!


扉を乱暴に叩く音で奴が来たことが分かる。


「おーい文月!! 今日も元気に登校だ。開けるぞ?」


返事をする前に部屋に入る無礼な腐れ縁の友人、上倉 浩司。

ちなみに、ここは学生寮なので浩司とはお隣さんだったりする。

ここで登場 上條かみじょう 浩司こうじ


年齢 18


外見はまぁ、イケメンという奴だろうな。 うん、死ねば良いよ。

性格も明るくお人よし。

外見と性格が合わさってかかなりの人気者なのだ。

しかし、こいつの欠点はあらゆることに鈍感で今ひとつ危機感を感じないことだと思う。


「もしもーし、文月もしかして寝ぼけてるのか?」

「うっさい。 頭痛がすんだよ。ほっとけ。」

「またかよ。いいから学校に行こうぜ? 大好きなあの子が待ってるぜ☆」


うっわ・・・うざすぎるし。

それにあの子って誰だよ・・・。


「わかったから出て行けよ。ちゃんといくから。」


そういうと問答無用で浩司を追い出す。


「ちゃんとこいよぉぉぉぉ!! 先に行ってるからな!!」


毎日僕を起こしにくるなんて面倒な奴だ。

ちゃんと行くと言ったからには用意して行くか。



・・・お昼ぐらいに。



---------------------


僕の通っている学校は私立神間学院


特徴としては人工島の中にある隔離された施設で学生は全寮制で校風は学生の自主性を伸ばす名目で放任主義だ。

島には警備員ガードマンが在住しており大人の殆どは警備員か教員で構成される。



昼休みのチャイムが鳴り、教室は堅苦しい雰囲気から解放された学生達でにぎわっていた。

そんな面倒な場所には行かずに静かな場所を探して、すぐに面倒になってやめた。

とりあえず、保健室に行くことにしたのだ。

屋上という手もあったが、屋上はもう浩司に知られているので多分うるさいはず。

それにこの学校の保健室は保険医が滞在しておらず、かといって生徒がたまっている訳でもないので基本的に放置されている。


問題を起こさなければ自主性に任せるという校風は世の中の学校の中でも特殊なのではないだろうか。



静かな空間は外の喧騒から僕を隔離してくれる。

ちょうど良いのでもう一度寝よう。

そんな事を考えていると来訪者が訪れたようだ。


「わるごわいねがぁ?」

「いません。帰ってください。」

「ひ、ひどっ!! せっかくボケたのにぃ~」


制服のリボンが赤色のところを見ると一年生のようだな。


「って、誰?」


きょとんとして聞いてくる頭のネジが緩い女子生徒


「三年の辰巳だ。」

「さんねんのたつみせんぱい・・・別名イケメソのオマケ!!」


かっちーんときたぞ!!

オマケは酷いと思いません!?


「ひどいな・・・お前こそ誰だよ。 僕は下級生にオマケ呼ばわりされる覚えは無いんだが。」

「あ・・・ははは、先輩でしたか。こりゃまた失礼しました。」

「まぁ、いいけども気をつけるようにな。お前が仮にも性別が女で無いなら殴り飛ばしていたかもしれないし。」


そういうと、頬を引きつらせながら「あは、あははは・・」と乾いた笑い声を上げていた。


「ところで先輩は保健室で何をして・・・もしかして体調でも悪いんですか?」

「いや、ただの休憩のつもり。 お前は体調が悪いわけでもなさそうだが、何しにきたんだ。」

「ぶーっ、そりゃ体調悪いわけじゃないですけど・・・。 友達が怪我したから絆創膏と消毒液を取りに来ただけですよぉ。」


わざとらしく頬を膨らませて「ワタシはフキゲンです。」と自己主張している女子生徒に一言


「なぁ・・・入ってきたときの何?」

「・・・忘れてください。 人がいるなんて思わなかったもので・・・。」

「そう落ち込むな、誰にも言わないし見たこと聞いたことは忘れるから帰れ、な?」


そういうと黙って保健室を出て行く女子生徒

やっとうるさいのがいなくなった。

これで、また安眠できる。



「フミ!! 探したぞ。 さぁ、一緒に飯を食おう。学食がいいな。そうしよう、何してる?

 急ぐぞ、席がなくなっちまう!」

「うっさいわこのボケがぁぁぁっ!!」

「どうした? 行くぞ? 行くからな、早くしろよ。」


言いたい事だけを言うと乱入者こと浩司が学食に向かって走っていった。


今度一発殴っておこう。


それでは、おやすみなさい。















まず、すみませんです。


ぐだぐだで申し訳ないです。


短いのは愛嬌です。・・・嘘です。


妄想のみで出来ているので矛盾などが出ると思いますが、出ないように頑張りたいです。



簡易プロフィール


辰巳たつみ 文月ふみつき


主人公

世の中を冷めた目で見る少年

極度のめんどくさがりで人と関わるのを避けている。

放浪癖があるが本人は治す気がない。

卑怯を好み卑劣を嫌う変わり者。

親友との関係は利害関係なんてないただの腐れ縁





上條かみじょう 浩司こうじ


自称 文月の親友

イケメンであり、お人よしのため男女問わず人気がある。

見ていて腹の立つことには真正面から立ち向かう熱血漢な面を持つ。


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