《輪廻の再会④》 すもも
後から聞いたのだけど、突然!あたしが白いチワワが入ったショーケースの前で号泣しだしたものだから、颯太、琴葉、そしてペットショップの店員さんが大慌てだったらしいのよ!
その事については、頭が上がらなかった。
なにわともあれ、こうして、無事に?我が家にお迎えしたチワワの赤ちゃん。
来た当初は、怖がっていたと思われていたが、そんな事はあったっけ? みたいに、直ぐに我が家に馴染んだ。
「早っ!」
お迎えした次の日には、既にリビングでかけっこして無邪気に遊びまくっていたわ。
「さてと! 一式、必要な用品も揃った事だし、いよいよ、メインイベントのこの子にお名前をつけなきゃね! 琴葉ちゃんが名前をつけてあげようね~」
「えっえっえっ!待ってよ~ お母さん!」
(あたしが付けたら、また『もも』ってつけちゃいそうだから、、、)
そう思いあたしは、琴葉にその権利を譲ったのだ。
『名前付け』は一世一大事の大仕事である。
5年、10年、いや、15年! もしくは20年!
この子は、その名前で呼ばれ続けるのである。
だから、ちゃんと、可愛い名前をつけてあげてね、琴葉♪
「う~ん、、、」
基本、天真爛漫風な性格の琴葉が、その時は珍しく悩んでいたわ!
「う~~~ん!」
まだ悩んでいるwww
悩んで悩んで、悩み続けた結果!
閉ざされていた愛娘の口がやっと、開いたのだった。
「候補は何個かあったんだけど、、、やっぱり!!!」
「『すもも』がいい♪」
なんでっ!!!
あたしは、その名前に驚愕した!!!
琴葉には、まだ『もも』の事は話していない! だけど、、、
偶然なのか?
必然なのか?
あたしは、琴葉が名ずけた『すもも』っていう名に、何か未知なる運命を感じたのだった。




