《学生編⑤》愛情の在り方が変われど、、、
それから、1週間が経った頃、彼は都内へと帰って来た。
「おかえりなさい、颯太」
「ただいま、加奈!」
彼のその時の表情は、元気に満ちた顔つきではなかったけど、何かを決心した様に見えた。
おそらくは、彼は彼なりに、『あき』とのこれからの在り方を、決意したんだろうと思った。
姿はもう見えないけど、きっとどこかで、魂で繋がっているんだって!
そしてまたいつの日か、再会出来る日があるって信じた時から、『あき』との絆は消える事は決してないんだって事を、、、
それから、あたしは颯太のメンタルを支えながら、学生生活を続けた。
そして数年後、、、
あたし達二人は無事に、大学を卒業し、颯太は関西の企業に就職し、あたしは地元の関東の企業に務めながら、遠距離恋愛を経て、あたし達は、結婚する事になった。
長かった様で短かった颯太との出会い。
あたしは、信じてみたかったの!
あの初めて大学のキャンバスで、颯太と出会った時のあの犬の鳴き声は、きっと『もも』だったんだって事を、、、
そして、『もも』が、虹の橋からあたしと颯太を出会わしてくれたんだって!
ももは、一生、一緒にあたしの心の中で生きていてくれるんだって!
今までも、そして、これからも、この絆は決して途切れる事はないんだって事を!!!
それから更に数年後、
あたし達の間に、元気な女の子を授かる事が出来たのだった。




