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オカルトちゃんねるショート  作者: lpp
2026

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69/85

ガレージ

185:がれーじこわい:20XX/08/08 21:01 ID:FiFFgawCv

 子どもの時の話。

 俺は両親の仕事の都合でアメリカに住んでた。

 この話は5歳か6歳のときで、今思い出しても怖いんだが、

 たぶんもう時効だし大丈夫だと思う。思いたい。

 とっくに日本に帰ってきてて、もう二十年近く経ったので。

 友達の家の話だからずっと悶々としてたんだが外国だし、

 匿名掲示板だと思ってカキコする。


 たぶん俺と一緒のkindergarten(幼稚園)に行ってたか、

 ただ近所に住んでたからだったか、仲の良かった友達の家の話。

 俺はそいつの家でよく遊んでた。

 そいつの家が庭付きプール付きの大きな一軒家だったから。

 アパートとかマンションと違って、少々騒いでも怒られないだろ。

 5歳とか6歳の男子が3人以上集まった日には少々の騒ぎじゃないから、

 そいつの家が集まるのにうってつけだったんだ。

 

 たいていは近所の仲の良い男子3~5人で、

 ゲームしたり漫画読んだりお菓子食べたりまれに宿題したりしてた。

 ある日、またたぶん4人とか5人で集まった日、

 なりゆきは覚えていないがかくれんぼしようって話になった。

 hide-and-seekってやつ。

 雨が降り出して、外で遊べなくなったからだったかも。

 範囲は友達の家の中、庭とかに出たらダメ。

 どんどん鬼を交代したかったから(隠れてるだけのやつは暇だから)、

 見つかったやつはそいつも鬼になる。

 そんな感じだったと思う。

 誰が最初の鬼になったかなぁ、よく覚えていない。

 俺はアメリカに住んでた頃のこと、ぼんやりとしか覚えていないから

 いろんなところあいまいでごめん。

 俺は広い家の中のどこに隠れようか走り回り、

 鬼のいるリビングから一番遠い廊下の端でドアを見つけた。

 開けてみると数段の下りの階段があり、

 真ん中が広く開いていて壁側は物置みたいだった。

 アメリカの戸建てによくあるガレージだ。

 シャッターが閉まっていたから暗くて

 隠れるのに持って来いだと思った。

 これ長すぎるかな、分けます。



186:こわい名無し@平和大好き:20XX/08/08 21:03 ID:hGnjruw4k

 帰国子女かぁーいいなぁ英語ペラペラ?



187:こわい名無し@平和大好き:20XX/08/08 21:05 ID:r+lsoeKJN

 キンダガートン通ってたときだったら

 5歳くらいじゃない?

 そのくらいの歳で暗闇が怖くないってすごい



188:こわい名無し@平和大好き:20XX/08/08 21:06 ID:hKAleoqI5

 アメリカの真っ暗闇のガレージなんてオバケ出るに決まってるw



189:こわい名無し@平和大好き:20XX/08/08 21:07 ID:+++++++++

 アメリカだから…妖怪じゃなくて悪魔とか

 ≫185はずっと友達の“家の”話って書いてるしポルターガイストとか

 エクソシストの登場期待



190:がれーじこわい:20XX/08/08 21:09 ID:FiFFgawCv

 俺はガレージも家の中だと考えて、ガレージに隠れた。

 なかなか見つからず、というか友達の声すら聞こえない。

 誰もこの廊下の辺りを探していないっぽかった。

 外ではまだ雨が降っている音がしていたのを覚えてる。 


 どのくらい時間が経ったか、俺は居眠りしていた。

 ガシャンと音がして、ガタガタガタとガレージのシャッターが

 開いていく音で目が覚めた。

 シャッターが開いて、ガレージが明るくなっていく。

 俺は一瞬、自分がどこにいるのかわからなくて、

 すぐに友達の家でかくれんぼをしていたことを思い出して

 とりあえず見つからないように隠れてじっとしてた。

 友達のお父さんの車がバックで入ってくる。

 しょっちゅう遊んでたから、俺は友達の両親も車もよく知ってたから

 すぐ分かった。

 お父さんは俳優みたいな髪型でなかなかのイケメンだったから。


 バックランプが光って近づいてきてガレージの中で停まり、

 車のエンジンが切られ、

 リモコン式だったのかシャッターがまたゆっくりと下りていった。

 で、ガレージは再び真っ暗になった。


 俺はかくれんぼをしてたから出て行かなかった。

 で、友達のお父さんも車から出てこなかった。

 俺は5歳とかだったからなんだろうなーくらいにしか思わなかった。


 そのまま5分くらい経った、そうしたら突然、

 車の中でものすごい悲鳴のような声が聞こえた。

 俺は驚いて固まってしまった。

 ものすごい声だったんだ。窓も閉め切った車の中にいるのに。

 そのものすごい声は数分は続いて、

 だんだん、悲鳴じゃなくて笑い転げてる声だって分かった。

 あまりにも怖くて、そっと車を見たら、

 友達のお父さんが、ひとりで車がガタガタ動くくらい笑い転げてた。

 お父さんの髪の毛はつるっつるになってて、

 目がなくて、口にものすごい細い牙がみっちり並んでた。

 何で真っ暗なガレージの中でそれが分かったかって、

 車の中でお父さんがぼんやりと青く光ってたから。

 俺はそれ以上見られず、とにかく隠れて震えてた。

 そうしていたら笑い声がピタッと止み、

 車のドアが開いて閉まる音がして、誰かがガレージの階段を上がって

 ドアが開いて、閉まった。

 ドアが開いたとき明るくなったが、

 そのときは間違いなく俺の知っている友達のお父さんだった。

 髪の毛もフサフサだった。


 今思えばうとうとしていたときの夢だったのかも知れないけど、

 未だにふとした瞬間にあの笑い声をはっきりと思い出す。

 俺はあの後どうやって帰ったのかとか覚えてない。

 あのときから、ちょっと記憶があいまいだから

 アレを見たトラウマで忘れっぽくなったとかなのかも。


 アレが何だったのかとか、友達の家族もアレなのかとか、

 何も分からないまま数か月後に俺は日本に帰った。

 いろいろと訳の分からない話ですまん。

 以上です。



191:こわい名無し@平和大好き:20XX/08/08 21:12 ID:r+lsoeKJN

 乙

 いや実際に見聞きしたら怖いだろうな…



192:こわい名無し@平和大好き:20XX/08/08 21:12 ID:hKAleoqI5

 なにわろてんねん


 って言いたい



193:こわい名無し@平和大好き:20XX/08/08 21:13 ID:a9Oae+epA

 いやこっわ!

 アメリカンモンスターホラーストーリーやん!!!

 ≫185見つからなくてよかったなぁ!?



194:こわい名無し@平和大好き:20XX/08/08 21:15 ID:787eIUAjM

 パパさんは最初から化け物だったのか、

 普通の人間だったパパさんに化け物が成り代わったのか、

 笑い声は本当に『笑っていた』のか……


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― 新着の感想 ―
キシャァァァー! って叫びながら立体的に追ってくるバケモンやん…怖
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