4 悪祓士のキヨシくんが面白い話
悪祓士のキヨシくんの話します。
一応、ネタバレあるのですが、ストーリーのネタバレはあまりしないように気を付けます。
私はジャンプ定期購読してるんですけど、めったに月曜日に読まないんです。
でも、今日の表紙にでっかくキヨシ君がいて、つい読んじゃいましたね。
巻頭カラーですね、その理由はなんと一周年。もう一年たったみたいです……
早すぎますね、ほんと最近は時間が流れるのが早いです。
それはさておき、めでたいですね!
一話、読んだ時からこれは続くぞと思ったんですけど、ほんとうに続いてくれると嬉しいです。
面白いと思ったものでも普通に打ち切りになることありますからね。
この感想を書くにあったって、1~3話を読み返してきたんですけど、内容かなり忘れてました。あるあるですけど。
最初はかなりギャグよりでした。分かりやすいギャグですね。今もギャグはあるんですけど、キャラの行動やセリフの中にサラッと入ってきて、ツッコミも大ゴマでやっていません。
路線変更なのか、最初に読者を獲得する戦略だったのかはわかりませんが、個人的には今の方が好きです。
最初のオムライスとかも好きなんですけどね。
まあ、単純に敵が強くなってきたので、強さの演出に大ゴマツッコミは邪魔なだけの可能性も全然あるとおもいます。
今日の話では、キヨシくんが深呼吸してたのが一話とつながって、うれしかったです。
それはさておき、キヨシくんで書きたいことは戦闘描写なんですよ。
私は漫画書いたことないですし、詳しいとは言えないので単純に思ったことなんですが、戦闘の説明がないんですよ。
もちろん、「避けなければ死ぬ」とか「傷をつけたのはお前で何人目だ」とか強さの演出や強さ関係のセリフはあるんです。
しかし、ストーリー上必要な、最低限なんですよ!
戒力という力を使うのですが、私はいまだによく分かっていません。読み込みが足りない可能性はもちろんあります。
何が言いたいかと言いますと、わざと力の説明してない気がしてるんです。
ここ一年、面白いからなんとなく読んできただけなんですけど、修行編で「そういえば最初から強いから受け入れてたけど、詳しい説明なくね?」となりました。
戦いでは技名を言うんですけど、言葉の説明なしで、次のコマで絵だけでどういう技なのか説明する。中々、かっこいいですよね。
修行編でも圧縮とか力を無駄使いしてるとか、もう皆こう言っとけば分かるよねって感じで本当に最低限なんですよ。でも、実際他の作品で似たようなこと説明されまくってるから分かっちゃうんですよね。
それで、どんな効果があるかというと、圧倒的に文字量を減らせるから、かなりテンポよく読めるようになる。そして話に集中できます。
力の説明は最低限だし、建物が壊れる描写もあるんですけど、どのくらい壊れてるかもわかりずらい。攻撃が突き抜けたりしてるから、実際どのくらいの威力なのかわかりずらい。考察もしずらいと思います。
私は戦闘の考察をやらないし好きでもないので気付くのに一年かかりましたね。
ハンターハンターくらい面白い戦闘をされると話は別なんですけど……
でも何が起きてるのか、どんな技なのかは絵で見せているのでストーリー上は問題ないですし、逆に読みやすい。
重くない、テンポのいい作風にあっていると思いますね。
どうしても力の説明をすると読者の思考はストーリーよりも、バトルによって行く気がします。
それを考えるのが楽しいのは分かるし、作者も読者が自分の考えた戦闘システムの中で色々考えてくれるのは嬉しいと思うんです。
でも、それで本当に伝えたかった内容やテーマに目を向けられなくなるのは個人的には悲しいですね。
まあ、自分の考えた面白い戦闘システムに見合うだけの話を作れなかった、書く側の責任だとは思います。
もちろん、色んな作品があっていいと思います。バトルシステムや特殊なスキルがメインの作品だって面白いし、私もこれまで読んできましたし見てきました。
ただ、面白いバトルに面白いストーリーだったら最高という話ですね。
改めて文章でまとめると、そりゃそうだろうってなりますね。
なにはともあれ、今回はかなり創作論っぽくなった気がします。
バトルとテーマ、ストーリーのバランスという内容でした。
私の作品は主人公のスキルが特殊なので、ストーリーとスキル描写のバランス気を付けなければと、これ書いてて思いました。
まあ、漫画と小説でまた色々変わってくると思いますが、その話はまたいずれしましょう。
キヨシくん読んでない人は、ぜひ読んでください!
今回ただの感想の予定だったんですけど、書いてるうちに熱くなってしまいました。