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0519 プールサイドの君
比喩抜きで全身を焦がす炎天下。
8月某日の天気は雲一つない快晴。
デッキブラシを担いでプールサイドにやってくれば一つの黒い塊が目に入った。
夏の風物詩。死んでいるかどうかわからない蝉。
通称『蝉爆弾』
奴らは人間の認識の外から爆音を響かせこちらへ恐怖を植え付けて来る厄介な敵。
黒い悪魔ほどではないがその効果は絶大。
また低確率ではあるが有害な液体をこちらに放出してくることすらある。
何時起爆するか分からない不発弾を前に頭が選んだ洗濯は『逃走』
俺はその場で躓いて固い固いプールサイドに尻もちをついて、後から来た友人に笑われることになった。




