表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
51/65

0701 小さな傷口

花岡麗奈は高校に上がってから友達が増えた。

一人しかいなかった友達があっという間に5人に増えた。

しかしながら友達付き合いはまだまだ改善の余地アリ。特に朝出会ってどう話しかけて良いか分からない。


特に有坂日向に話しかけるのが難しい。


彼女は、一卵性の双子なのである。

隣のクラスにいる有坂日葵に間違えて話しかけてしまい日葵さんから睨まれてしまったのは記憶に新しい。


喋り出せば声のトーンでどちらか区別がつくのだが黙っていたら本当に分からないのが困る。


だから登校時に目の前で歩いている女の子がどちらなのか考えかれこれ五分程…。


「おっはよー!日向」


同じクラスであり、友達でもある女の子。井口かりんが日向さんに抱き着いた。


「うぉ!」


驚いて叫ぶ彼女の声からしてもどうやら本当に日向さんだ。

私も今来たのかの様に装って会話に合流。


「おはよう、日向さん、かりんさん」

「お、おはよかりん。

それにレナも」

「おはよ!-ってそれどうしたの?」


日向さんが振り向くと彼女は左頬に絆創膏を付けていた。


「あー…、これね」


彼女は絆創膏を剝がし中を見せてくれる。

直線で1センチほど。横一文字に刻まれた赤黒い線。


「昨日ガラス片で切っちゃったんだ。

傷は小さいけど顔に飛んできたのはマジ最悪」

「ガラス片!?

大丈夫ったの?」

「大丈夫だったら絆創膏つけてないよ。顔だからしばらく後残るかもってさ」


日向さんは絆創膏を張り直してため息。


「顔に傷残ったらどうしよう…」

「傷が残ったら日葵と区別がつきやすくなるね」

「…確かに。

日葵に間違われずに済むなら良いかも」


納得している日向さん。

区別だけの為なら日葵さん側に傷がついてても同じだったのでは…と考えたがそれが言える程私のコミュ力は高くなかった。




皆さんの知人。友人に双子はいますか?

どう見分けてますか?

ちなみに自分は声のトーンで見分けていたのですが、この花岡と同じような状況になっておりました。

だからあの友達に関しては未だに名前で呼んでおりません。苗字呼びです。


このアルアル共有出来たらいいなぁ…


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ