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0524 白い恋人
手にお菓子を摘まんだそいつが言う。
「これなんだ」
「白い恋人」
彼はテーブルの上にそれを置いて近くにあった文鎮で丁寧に白い恋人を撲殺する。
「これなんだ」
「もしかしたら赤い恋人」
パッケージを開け、バラバラの恋人を皿の上に。
小枝を開け、その場でボキボキ。
「これなんだ」
「一人殺すよりも十人殺した方が良いの典型例」
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文字数が少なく投稿できなかった為、あとがきと今後の展望を少し。
今まで自分はずっと小説を書いてきました。
しかし、過去何年も完成にまで至らず、挫折してきました。
20を過ぎ、否応なく子供ではなくなりました。
ですが未だに大人になれずにいます。
だからこそ私は憧れた物語の主人公たちのようになるべく本気で本を書こうと決めました。
まずは5月中、毎日投稿でこのフォームを訪れてくれる人たちが興味を持ってくれる場を作ります。
6月からなけなしの自分の力で読者を集めます。
そして7月から長編『純銀の絆』を投稿します。
初ての挑戦に不安はあります。しかし、どうか応援して頂ければ幸いです。