表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/16

待ち合わせ

凛子◇◇◇◇◇◇◇◇




今日は、仕事が終わってこの隣町のイ〇ンモール街へ時間つぶししながらもついた時はまだ30分もあった。待ち合わせはイ〇ンモール前にある花々が植えてある一角である。だいぶ前だが買い物に来たことがある場所なのですぐわかった。


すぐ近くにあるベンチに腰掛けて色とりどりの花々をみながら待つことにした




思えば、つうてん様とメールを交わすようになって2年半が経つ。


最初は、私は自分に自信がないハンバーガーショップの店員だった。それでも、ハンバーガー愛だけはあったので、急なシフトが入っても大半の仕事は受けていた。でも自分は、仕事ができないダメな奴だとわかっていた。周りからも煙たがられているって…。そんな時に、つうてん様が友達申請をしてくれた。


彼自身も、ハンバーガー店で働いていると言っていた。そういう共通点もあって、次第に愚痴とか悩みごとを聞いてもらうようになっていき彼の存在は次第に大きくなっていった。私が店を辞めないで頑張れたのも、つうてん様と店長のおかげだとしみじみ思う。




それでも彼とのよかったら今度会ってみないかと、送られて来たメールを読んだときは少し躊躇した。


単純にうれしい思いと、犯罪に巻き込まれたりしたらどうしようとか、私に失望したらとか思いあぐねる。それでも今までのメールでの彼の気遣いや言葉のやさしさを信じることにした。




今日は、今までで一番おしゃれをしている。押し入れから久しぶりに出した服は流石にはずかしいので、会う日が決まってから買い物に出掛けた。白を基調にしたブラウスと、水色ベースの花柄のスカートに合わせる白のバック、安い買い物だけど今風である。それと最低限の化粧品。久しぶりの買い物を十分楽しめた。誰かのためにおしゃれをしたいとか、少しでも綺麗になりたいとかっていう感覚が少しわかった気がする

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ