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第一話 謎の女性と100万円

更新頻度(1~3日間隔) ※現実世界による

2XXX年 東京某所 夏


俺はブラック企業で働く23歳の社畜だ。

23時間労働の内、10時間は炎天下の外回り。

もちろん経費をケチっている会社なので公共交通機関なんて使わさせてもらえない。己の足を使うのだ。


俺は中高共に陸上部で持久走はとても得意だった。

だから移動に関するストレスは同期よりマシだったはず。


「あ〜あ、今日も暑いなぁ。しっかり水分と塩分を摂取しないと、熱中症になっちゃうよ...。...ねっ、ちゅうしよう?なんつってwwwwぐふふふ」


暑さで頭がおかしくなる前にキンッキンに冷えた銀行へ涼むために入ることにした。


「ふぅ〜涼しいわ〜」


涼んで心を落ち着けていると、突然窓口が騒がしくなった。

なんだろうと思い首をグルっとしてみると、窓口で若い女性がヒステリックに叫んでいるではないか。


「なんでよ!どうして口座が凍結してるのよ!今すぐお金が必要なのよ!」


窓口の銀行員は困った顔で


「お客様、大変申し訳ございません。」


をずっと繰り返している。謝罪botのように。


この様子を見かねた俺は、女性に近付いて落ち着かせようと試みた。


俺「アッ...ドモ...すみません、なにかお困りですか?」


女性「見ての通りよ!私の口座が本国によって凍結されてしまったの!今までの努力が全部パーよ!!」


俺「...いくら必要なんだ?(あー!俺のお人好しスキルが発動してしまった!!これまでにも何人もの連帯保証人になって、ことごとく裏切られたじゃないか!学んでくれ自分!!だが言ってしまったものはしょうがない...)」


女性「1万...」


俺「1万?ほら、どうぞ。(1万円で助かった〜)」


女性「1万ドルよ、ドル。円じゃないわ。まあ1万ドルを日本円に換金して使う必要があるけれど。」


俺「おっと、こいつは失敬。(イッイイイイイイイチマンドルゥゥゥゥゥ!?!?!?!?それって100万円じゃないですかやだー!!!!!持ってないよ!薄給だもんね!)」


俺「ほらここに100万円があるじゃろ?こいつを君にポンッとくれてやるぜ!(どうしよう、そんな100万円なんて持ってないよ。貯金すらカツカツなのに...。そういえば今日社長から札束を預かっていたな。たしか100万円くらいだったはず。いやいや会社の金だぞ?いくらクソブラック企業だからってそんな許されるわけ...)」


しかし俺はお人好しスキルにより自分の意思とは関係なく、営業鞄から会社の金を何処の誰かも分からない女性に渡してしまった。


この後、相手企業へ我がクソブラック企業から"寿色のお菓子"として使うはずだった100万円を...だ。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

※横領は犯罪です。絶対マネしないでね!

ここまで読んで頂きありがとうございました。

文才は無いけど、読みやすくして楽しく書いていくつもりです。

面白かった場合、高評価お願いします!

それじゃあまた次回!!!!!

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