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俺ってばぁ、何か知らんけど神超えちゃったみたいなんだけど?えっ?好き勝手しちゃっていいのぉ?  作者: 未だ厨二病な翁(じいじ)
第一章 過去への帰還 ~中学時代~
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本編 第四話 いきなりな展開。からの~

お世話になります。


前半はあわやノクターン対象案件かも?…ま、まあ,,,この程度ならセーフですよね?ね?

こんな具合に徐々に砕けていきます。

「・・・稲村くん?・・・起きてるぅ?」

(この声は確か…俺が意識を取り戻した時、色々と残念な姿を晒してくれた看護婦さん。名前は斎藤桃代さんだっけ?)

黙って寝たふりを続けていると、すぐ傍まで近寄って来たかと思いきや、

「寝てるよね?・・・大丈夫だよね?」と、言いながら、覆いかぶさって。

「んちゅっ」

いきなり唇が柔らかく温かいもので塞がれた。

続けざまに口がこじ開けられ。にゅるっとした何かが入り込んできたため、思わず、

「っ!んん?ん~~!」と呻き声を漏らしながら、両目を大きく見開く。

すると、漸く唇から離れてくれた。

が、色っぽい目つきで見つめながら、

「ありゃ、起こしちゃったぁ?ごめんね・・うふふ・・でももぉ我慢できないのぉ~♡」

そう言いながら、行動がドンドン大胆にエスカレートしていき、とうとう・・・雄二は着ている衣服をひん剥かれ、斎藤さん本人もナース服を脱いでしまった。

いきなりの出来事でびっくりして抵抗する事さえ忘れてしまい・・・なすがまま。。。

(やべ…)と思った時には既に・・・


()()()()()()しまった・・・(〃ノωノ))


こうして雄二はタイムリープしてから数日、14歳にして学校とは違うものを卒業してしまい、大人の階段を昇ってしまった。

まさか14歳で大人になるとは思ってもみなかった雄二なのであった。



翌朝、目が覚めると、すぐ傍で斎藤さんは既に起きて身だしなみを整え始めていた。

色々と見えてて眼福ではある。

いわゆる『朝チュン』である。

雄二が見ている事に気付いた斎藤さんは照れながらも、

「ゴメンね。君の初めてがこんな年上で・・・でもどーしても我慢できなっかたのっ!だって君は近いうちに退院しちゃうし。。」

そう言いつつ、視線を逸らす。

「最初はいきなりだったんでかなりびっくりしちゃいましたけど、斎藤さんみたいな綺麗なお姉さんが初めてで良かったです。」と、答えておく。

途端、「もぉ~~!!バカァ~~♪(//////…大人をからかうなぁ~~!!」と、のたまいながら身支度を整え終えると速攻で部屋から出て行ってしまった。

残された雄二は唖然とドアを見つめながら、

「どうしてこうなった?・・・・」と呟くのがやっとだった。

同時に(なかなかのモノ(おっぱい)をお持ちで)という感想を心の中に刻んだ。

どうやら早朝だったため、誰にも気づかれることなく、いつもと同じようにお互い何食わぬ顔で過ごすことができたのであった。

しかし、雄二本人はまだ気が付いてはいない。自分で設定した《常識改変》が自分に対する周囲の好感度を大きく影響させていることに。それはもうごく自然に。当たり前のように。



閑話休題

既に時刻は夜。

(・・・どうすっかなぁ?・・・天使様達)

そう。まだミカエル達の件が解決されていないのである。

徐に【アカシック・レコード】に接続して最善策を見出す為の助言を求めてみる。

余談だが、この頃はいちいち権能を選ばなくても瞬時に【アカシック・レコード】にアクセスできるようになっていた。{これもご都合主義なのか?}

そんな感じで【アカシック・レコード】から導きだした最善策は、

この【アカシック・レコード】、そして第三の権能と第七の権能の合わせ技で、雄二自身に吸収されて消滅した者たちを全て再生、というより復元すれば良いというもの。

(うーーん、それを実行しちゃうと俺、元に戻っちまうんじゃ?)

てな事を心の中で呟いてみると、

〔全く問題ございません。そもそも吸収した者達の力を全て100%にして合算しても、それらを復元させた後のマスターの残存神力の100 (128)分の1にもはるか遠く及びません。〕

(えっと…それって、俺の『魂の器』ってのがあるからこそ、そんなとんでもない数字に?)

〔はい。仰せの通りでございます。〕

(・・・もうなんかね…何でもありって感じ。。。何も言えねぇ。。。)

(ま、まあ   それならその方法でいくか。)

〔畏まりました。〕

というわけで方針は決まった。

(よしっ、寝よう!そうしよう!それが良いに決まってる!)

雄二は自分がとうに人間じゃなくなっているという今更ながらの現実から逃れる為に強引に意識を手放した。

翌朝、いつものように主治医の回診があったのだが、その時、

「問題なさそうですね。。昼からご両親と一緒に最終確認を行なって、明日めでたく退院。という段取りにしますので。」という話をされた。

病院から自宅へ連絡してくれるみたいである。

(ここにきて、やっと退院かぁ。)

この時代にタイムリープして来て、一度目とは全然違う人生を歩み始めているんだ!と、改めて実感する雄二であった。

(今更やけど、入院生活って暇で死にそうやったわ。スマフォとかネットはおろか、携帯電話さえ無いし、不便な時代やわなぁ。。)

初期の携帯が出回るのはあと10年後になるわけであるので仕方ないと言えば、それまでである。

朝食を摂り、一息付いてから、リハビリを兼ねて屋上まで散歩をする事にした。

既に11月末で暦の上では冬に差し掛かっている。屋上に出ると風が冷たい。

看護婦さんが何人かで洗濯物を干している。

そんなたわいもない風景を眺めながら、

「こういうのが平和なんやろうなぁ。」としみじみと呟く。

更に、つい数日前まで宇宙が大変な危機に瀕していた。なんて(誰も信じないやろうな)などと考えていると見知った顔が近づいてきた。

言わずもがな、斎藤さんである。

「稲村くん?こんなとこまで来て、どーしたのかな?寒いから戻りなさい?風邪ひいちゃうよ?」

注意されてしまった。「ちょっと散歩」と、返すと、

「ダメだよ?油断しちゃ。さあ、お姉さんと部屋に戻ろ?」

斎藤さんはそう言いながら左腕に抱き着いてくる。

他の看護婦さん達は離れた場所から「ニヤニヤ」しながら生温かい目で見ている。

(腕に柔らかいものが当たってるんですけど?いや、当ててますよね?一昨日の晩、随分と揉ま…自粛)

仕方ないので黙って斎藤さんに連れられていく。

歩きながら斎藤さんがポツンと

「明日、退院するんでしょ?寂しくなるわ~」と、囁く。

「はい。色々とお世話になりました。」と返事をすると、ナニを思い出したのか真っ赤になり、

「バカァ。。。」と一言呟いたあと、黙って先に歩いていく。

確か斎藤さんは今年で22歳らしい。(流石に8歳上の人では、今の俺にはなかなか厳しい。)

何と言っても意識が戻った時に見てしまった色々残念な様相が頭から離れないのだ。

(ゴメンナサイ。。斎藤さん・・・)

心の中でそう謝罪して、そのまま部屋に戻ったのであった。

そんなこんなであっという間に午後2時半、来てくれた両親を伴って、主治医との面談に臨む。

「リハビリも頑張って取り組んでましたし、検査の結果及び経過も問題なさそうです。明日、退院しても大丈夫ですよ。」

微笑みながら主治医に言われて、両親も弾んだ声でお礼を口にする。

無論、雄二も真摯に感謝の言葉を伝えた。

面談も終わり、両親と共に病室に戻る。

明日、お昼前11時頃、迎えに来てもらう事になった。

こうして、あれこれ今後の事を話しながら過ごす。

やがて夕食の時間が近づいてきたので、両親も帰宅していった。



この病室で過ごす最後の晩。感慨にふけっているうちにいつの間にか消灯時間になっていた。

部屋の灯りが消えてしばらくは大人しくしておく。

静まり返った病室。どこからか低い機械か何かの音がごく小さく聞こえてくる。

夜もかなり深まってきた頃、いよいよ最後の大仕事に取り掛かる。

まずはこの部屋に【シールド】と【認識阻害】を施しておく。

それから【アカシック・レコード】の情報に基づいて、ある場所に転移する。

突然現れた雄二に、そこにいた者達は皆、唖然とする。

その中の一人、大天使『ミカエル』がいち早く復帰して雄二の前に跪きながら、

「わざわざお越し下さらなくとも、こちらから出向きましたのに。。誠に申し訳ございません。」

と宣う。

それに対し、雄二は笑いながら

「いやいや、あの部屋のままでは都合が悪いから」と、返事をする。

ミカエル達が意味が理解できずに佇んでいる中、雄二はこの場所。。。即ち神界に赴いたのだった。

最後の締めとなる作業を行う為に。

早速仕事に取り掛かる為、雄二は右手を翳すと権能を行使する。段取りは既に整っている。

訳が分からず、ミカエルが尋ねようとした矢先、突然少々離れた場所が神々しい輝きに包まれてゆく。

輝きが収まったと、同時にそこに顕われたのはもう幾ばくか前に消滅したはずの最高神の姿であった。

その後も次から次へと神々が復活して行ったのである。『ゼウス』を含めた“主神12柱”=オリュンポス12神…中にはアフロディーテやアテナといった女神も何柱か含まれていた。そして数えきれない程の数多の上級神、下級神、更に更に彼らの部下たる従属神や熾天使、主天使達…等。かつて雄二に吸収されて消滅したはずの神々が1柱残らず復活したのである。又、この時、時期を同じくして別神界、冥界、魔界…等などでも消滅してしまったはずの本来そこに存在するべき管理者、主達が尽く復活していたのである。具合的にはオーディーンやロキといった別系統の神々、ティタン神族、冥王ハーデス、魔界に君臨するサタン、グリムリーパー等々。中には日本のいわゆる八百万の神や如来も含まれている。

ここ【天の川銀河】以外の他天体に於いても然り。

尚、他天体の神々もしくはそれに近しい存在は全て先の‘極暗黒大星雲’に取り込まれる前の健全な姿で復活している。その数は正に天文学的に夥しい数なのは言うまでもない。

さておき…やがて『ゼウス』をはじめとする"主神12神"が雄二の前まで近づくと揃って跪くのであった。

これを見て周囲の者すべてが驚き、戸惑いながらも同じように跪いていた。

(なんかむっちゃ壮観やなぁ…)なんて思っていると神々を代表して『ゼウス』が仰々しく口を開く。

「此度は我々を再びこの場に顕現させて頂き、誠に有難き幸せで御座います。」

雄二はそれに耳にして、(んん?初めて話した時とえらい話し方がちゃうやん!)

と、思いながらも少しばかり威圧を込めて言い放つ。

「うん。。まあ神様稼業なんて面倒やし。そういうのは全部そっちに任せるから、今まで通りでお願いするわ。ただし、俺の物差しで決めた事には文句は言わさんし、わかっとるとは思うけど逆らったらもう一度消すから!こんな風になっ!。。。そのつもりでな!」

そう告げると同時に、パチンっ!と指を鳴らした。

すると、その場の群衆の中で、ただ()()()、跪かず突っ立って雄二を睨んでいた使徒の者が、一瞬光に包まれたかと思いきや、その場から音もたてずに消滅した。

雄二は自分の中に取り込まれていた神々等を全て抽出した状態ではあるのだが、『全権能』はそのままで、神力も100%完全な形で保持している訳だ。

その唐突な光景を呆然と見ていた『ゼウス』一同は、冷や汗を流しながら、姿勢を正してより深く首を垂れて、

「は・はいー、しかと心得まして御座いまする。」と震えながら宣うのであった。

雄二は付け加えるように次のように宣言するのであった。

「あー、それから俺は当面は普通の人間として地球で生活するから。邪魔せんといてな?多少の問題が出たとしても出来るだけそっちで対処してな?まあ事後報告はしといてや。んで自分らではどうにもならんようになったらいつでも知らせたらええわ。」

その場にいる者が一斉に「御意っ!」と更に首を垂れたところで、

「んじゃ、そゆことで。俺は帰るから♪」そう言い残すと、一瞬で転移して病室に戻っていった。

誰にも気づかれることなく、こっそり万遍なく各箇所に監視するモノを解き放って。

病室に戻った雄二は施しを解いてベッドに潜り込んだ。

こうして入院生活最後の夜は更けていった。

懸念事項が一応片付いた為か、ぐっすりと眠る事ができた。



翌朝、気持ち良く目覚める事ができた雄二は起き上がると、窓の外を眺めて、

(さあ!いよいよ今日から本格稼働やっ!)

とばかりに、気合を入れる。

朝食後、回診を終え、一段落ついたところで私物をまとめたり、寝具を綺麗に整理したりと、忙しく動き回っているうちに、両親が迎えに来た。

母親が事務的な手続きをしてくれてる間に、父親とナースステーションや主治医等に挨拶回りを済ませておく。

そしてやっと、退院である。

雄二の意識の中ではほんの数日間の入院生活であったわけだが、この時、この場の雄二の身体にしてみれば、4か月ぶりの病院外である。やはり感慨深いものがある。

この頃の父親が乗っていた車、見覚えあるクラ〇ンの後部座席に乗り込んでいよいよ我が家に向け、出発である。

(そういえば、親父はこの頃、割と頻繁に車を買い替えとったなぁ~)などと思い出しながら。





てなわけで、いよいよ次回から本格的に日常になっていきます。

今後の予定としては日常(ラブコメ要素含む)をメインにたまにバトル(のようなもの?)展開になっていきます。

ひょっとすると閑話をたまに入れるかもです。


引き続き宜しくお願い致します。m(_ _"m)


P,S,残念ながら斎藤さんはヒロインになり損ねましたw単なる筆おろし?(ぁ

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[気になる点] 初めての女がハーレムに入らないのは残念ですね。
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