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俺ってばぁ、何か知らんけど神超えちゃったみたいなんだけど?えっ?好き勝手しちゃっていいのぉ?  作者: 未だ厨二病な翁(じいじ)
第一章 過去への帰還 ~中学時代~
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本編 第四十話 良江と詩織とメル更に秀美…おまけでルネw

お世話になります。いつもありがとうございます。


今回は良江と、圭子を除いたメンツとの初遭遇です。


連休初日、天気はあいにくの雨。少し肌寒い。

時刻は午前9時45分。今日は良江と詩織、メルの顔合わせの日である。

既に詩織も10分前に雄二が迎えに行って連れて来ており、今は家でメル、ルネと一緒にワイワイやっている。そして何故か秀美も一緒である。

秀美は今日、友達とハイキングに行く予定だったのだが、あいにくの天気の為、中止になったのでヒマだからという事で参加するらしい。

両親は朝から母親の実家へ行っている。祖母の具合が悪いらしい。

秀美も一緒に行くか?と誘ったらしいのだが、こっちの方が面白そうだと言って断ったそうだ。父親が何故か雄二を睨んでいたのだが…。

というわけで、皆に良江を迎えに行く事を伝えて家を出る。

空はどんよりしている。雨は小降りだが冷たい。

家を出た雄二は周囲を確認して物陰に移り、そこから転移する。

雄二の学校と隣り合わせになっており、通い慣れた通学路にもなっている神社。

学校に面した石段を下り、道路を渡るともうそこは中学だ。

授業は無いのだが、部活をしている生徒もいる為、門は開いている。

入口付近で雨宿りをしている良江を見つける。

「おはよー」と声をかけると振り向いてはにかみながらも微笑んで挨拶を返す。

「おはよぉ♪」

「じゃあ、行こっか?」と言って雄二は持ってきた傘を広げ、良江に手招きする。要するに相合傘である。

良江は少し躊躇っていたが、恥ずかしそうにそれでも嬉しそうに傘に入っていく。

歩く歩幅を良江に合わせ、濡れないように気遣ってゆっくり歩く。

「今日ね…雄二君の家に行くって言ったら和也がね…「お義兄さんによろしく」だって!何考えてんだかっ!」実に嬉しそうにしゃべる良江さん。

それを優しく笑いながら聞いている雄二。相合傘の下は桃色空間に変わっていった。

10分ほど畦道を歩くと、建築中の家屋とその隣の大き目の家が見えて来る。

実は隣の以前何かの工場だった所を土地ごと買い取り、工場は取り壊して、新たに雄二んちの家業である縫製工場を建築中なのだ。更に雄二の家自体も改装中である。

玄関のドアを開けて「ただいまー」と雄二が告げると、

「「「「おかえりぃなさぁい~♪」」」」と言いながら全員集合である!

「お、お邪魔しまぁす」と、やや緊張気味に良江が言うと、

「「「「いらっしゃいませっ♬」」」」

「まぁ、とりあえず上がって?」雄二がそう言いながら靴を脱ぐ。

リビングへと(いざな)ってソファーを勧める。

そして改めて雄二がお互いを紹介する。

「んじゃあ、まずは…こちらの方が同じクラスでこないだ、俺の彼女になったばかりの桑原良江さんです。」まずは既存メンバーに新メンバーの良江を紹介する。

「秀美の同級生の和也君のお姉さんなっ!」と、秀美を見やりながら付け加える。

良江はかなり緊張しているようでやや顔色が青くなっている。すかさず【状態改変】でリラックスさせる。

ぺこりとお辞儀しながら、

「はじめましてっ!私は雄二君と同じクラスの桑原良江と言います。あの…新しく皆さんの仲間に入れて頂く事になりました。まだまだなったばかりなので…でも雄二君を好きな気持ちは皆さんにも負けないつもりです。宜しくお願いします。」と、言い終えると再びお辞儀をする。パチパチパチパチと、拍手。

「じゃあ、次は・・・まず妹の秀美からやな。知っとると思うけど、俺の自慢の可愛い妹やっ♪」そう言うと雄二は妹に手のひらを向ける。秀美は雄二の言葉にニマニマしながら、

「えっと…とりあえず今は妹をやってます秀美です。(ぺこり)桑原君、和也君とは4年生の時、同じクラスでした。宜しくお願いしますね♪お義姉さん…でもお兄ちゃんを好きな…いえ愛する気持ちは負けませんからっ♪」

「・・・・はぁ・・・」と、こめかみに手を添えてため息をつく雄二。

一方、良江は「あははは・・・秀美ちゃんもお兄さん大好きなんだね?」乾いた笑いをしながらそう返すのが精いっぱいだった。ここで秀美が極度のブラコンである事が露呈する。

「つ、次はしーちゃん、佐倉詩織さん…俺の幼馴染であり、俺の初恋の人や」と、詩織を紹介する。

「佐倉詩織でぇす♪良江ちゃん、よろしくねぇ♪ゆうくんも私の初恋の相手でぇ…その時から既に将来を誓い合ってたのぉ♡♡♡もちろん良江ちゃんも大歓迎だからねぇ?!お互い協力しながらゆうくんを支えていこうねぇ♪」

「は、はいっ!こちらこそよろしくですっ!(ぺこり)凄くお綺麗なんでびっくりしちゃいました。」

「ええぇ~?w…良江ちゃんも綺麗だよぉ?ねぇ?ゆうくん?」

「そやなっ!良江も十分綺麗やで?ちなみにしーちゃんは俺んたより1個上やから」

「こらぁ!ゆうくん?そこは言わなくてもいいからっ!」

「こわっ!しーちゃん、こわっ!」と茶化す雄二。

「あはははっ!じゃあ、お次はメルやな…彼女、メルシオーネは見かけは外人やけど、日本語はもうペラペラやから普通に会話できるから…とても素直でええ子やから良江とも気が合うと思うわ。ちなみに同い年なっ!」

(わたくし)はメルシオーネと申します。気軽にメルとお呼びください♪…(わたくし)もユージ様を心からお慕いしております。ですので、これからお互い切磋琢磨していってユージ様の良き妻になれるよう頑張って参りましょう♬今後ともよろしくお願いいたします。」と、メルが丁寧に挨拶する。

「こ、こちらこそよろしくお願いします。(ぺこり)…メルさんもすごくお綺麗ですね。日本語もお上手でびっくりです。…お姫様なんですかぁ?言葉もすごい丁寧ですし」

「似たようなもんやな。メルは貴族の娘ってことで♪…けど、普通に話したってなっ?その方がメルも喜ぶやろうし♪」と、良江に言うと、コクリと頷いた。

「・・・以上やな♪」と雄二が言い終えるやいなや、ルネが、

「おいぃぃぃっ!!!!!こらぁっ!ちょっと待たんかいっ!!」

立ち上がってツッコんでくる。

「ああ・・・おったんか?…見えんかったわw・・・」

「ゆ、ユージ様?あんまりです(しくしく)…昨夜はあれ程、愛しあ「してないからっ!!」」

「じゃあ、しゃーないから紹介するわっ!…このちんちくりんはメル専属メイドとしてくっついてきた()()のメイドのルネやっ!適当に仲良ーしたってな!」

「ひ、ひどいですぅ(しくしく)・・・ご紹介にあずかりました…メル様専属メイド兼ユージ様専用愛玩具のルネと申します…以後お見知りおきを頂きますようお願いいたします。」

「あ、あいがん「ちがうからっ!ほんと、ただのメイドやからっ!」・・・あっ!はいっ!こちらこそ宜しくお願いします。ルネさん」

「でも…ユージ様をお慕いしてる気持ちは嘘じゃないですっ!」と、いつになく真面目に訴えるルネ。

「ハイハイ…わかったわかった」と、雄二が適当に流すと、

「ユージ様のい・け・ず♪」どこまで本気なんだか・・・

こうして、お互いの自己紹介&挨拶を無事に済ませてひと息入れる事にした。

女の子同士でお互い、慣れてもらおうと、少し席を外す事にした雄二はリビングから出ていく。

「ちょっと俺、台所に行っとるから、女子で仲良~親睦深めといてくれっ♪」

【マルチタスク】を行使し、まずは【クレヤボヤンス】と【センサー】、【アナライズ】を駆使し、ヴィリュ達の動向を確認する。どうやら幾名かに分散して中国、ソ連、北のかの国、南のあの国、そして日本へ入り込んだようだ。

恐らく中東に潜伏している連中とは別行動をするのだろう。

【アカシック・レコード】によると、中東の連中はそのまま何人かのイス○ム過激派幹部や反欧米派テロリスト幹部と融合するらしい。日本に入った悪魔達もこのままいけば、新興カルト宗教の教祖や過激派組織の幹部などに憑依するだろう。

雄二が事前に排除するのが一番なのだが、あくまでも雄二は今のままの"自然律の流れ"、もっと言えば神々に世界の秩序と管理を丸投げしている関係でむやみに干渉したくないのである。

傍から見れば身勝手な屁理屈なのだが、雄二からすれば、神々の都合で勝手にタイムリープさせられて、途轍もない厄介事をやらされた訳だから、知ったこっちゃないのである。神々から直々に『宇宙【天の川銀河】』を救ってくれたら好き勝手してかまわないと言われたのだ。想定外に全宇宙を救ってしまう程の力を手にしてしまったのだが、それだって雄二が自ら望んだわけではないのだ。よって、雄二にとってはたかがこんなちっぽけな惑星がどうなろうとどうでもいいのだが、ただ、自分は今のところここに人間として生活しており、自分にとって大切な人達も増えてきた。だから直接、自分や自分に所縁のある人達が何らかの影響を受けるか被害を被るので無ければ、静観もしくはやり過ごすつもりでいる。とはいえ、よほど腹に据えかねる事象が起これば、その限りではないが。

と、いう事で悪魔達の動向をチェックしながら、片や異世界ズゾロのヴィトゥルブ王国の様子。もっと言えばルーシェの様子も窺っている。隣国であったワルジン帝国が崩壊してかなり混乱しているようである。いちおうズゾロ世界を管理している女神エウリアネにしっかり監視するように言ってある。

また別の思考で魔界のヴァンパイア族領を確認している。カーミラはちゃんと女王として働いているようである。

これらの事を【マルチタスク】でこなしながら、【クリエイト&フォーム】で食材や調理器具を生成しつつ、【アカシック・レコード】を参考に調理をするのだった。

普段、料理はおろか包丁さえ持った事が無い雄二なのだが、そこは【フィジカル・ブースト】により、料理の鉄人級の腕前になっているのである。

この時の雄二にはもはや自重という言葉が存在してなかったのだ。いつもの如く、後になって後悔するのだが。

なんせ今、雄二の目の前にあるのは当時この世にはまだ存在しなかったり、存在していても日本の一般家庭にはまだ普及していない調理器具や食材なのだ。タッチパネルオーブンレンジとかクレープ専用ホットプレート…etc。食材にしてもまだ日本ではなじみのなかったピザ生地、キウイフルーツ、マスクメロン、マンゴーまで転がっているのだ。

ちなみに雄二の【異空間収納】の中には雄二が空き時間で作ってしまった様々な物が収納されている。

小さいものは素粒子レベルのマイクロチップ、多種多様な原子、分子、バクテリア等。大きなものなら宇宙空間そのものまでもが収納されている。無駄なものが殆んどだが。まだこの時代では開発段階もしくは構想段階だった様々な家電、電子デバイス類まで既に造ってしまっているのだ。無論、スマフォ、タブレット、PC、スパコンもいわずもがなである。

しかもこの【異空間収納】は自動的にカテゴリー毎にフォルダで分類され、リストから選択して出し入れ及びコピー、削除ができるばかりか、有機物、無機物も自動判別される。温かい物、冷たい物全て収納した時の状態を永久持続保存できるのである。容量はもちろん∞(無限大)。

もうむちゃくちゃである(呆)。本当に本人は普通の人間として生きる気があるのか甚だ疑わしい限りである。

閑話休題。こうして雄二は大切な人達の為に、クレープやピザ、フルーツパフェなどを振る舞うのであった。

ルネを呼んで運ぶのを手伝ってもらい、リビングにてお披露目したのだが、全員の目が点になったのは言うまでもない。

「なな…なに?このフルーツパフェっ!知らないフルーツがいっぱい入ってるんだけどぉ?」

「この薄いホットケーキみたいなの…んまっ!甘ぁ~い♪生クリームんまっ!」

「ピザって喫茶店くらいでしか見た事なかったんだけど…美味しいね♪」

「ユージ様はお料理までこなされるのですね♡(わたくし)はもうメロメロですわぁ~♪♡♡♡♡」

「これではメイドである私の立場が・・・フフフッ…これが俗にいう胃袋を掴むってやつですかっ!」

概ね好評なようで何よりである。

良江も他の皆とも随分と打ち解けて、和気あいあいに笑い合っている。

(ふむ…ええ感じになって来たなw)と、雄二がニヤニヤしていると、

「ねぇねぇ、良江お姉ちゃん?実際のところ、学校でのお兄ちゃんはどーなの?」

「あーっ!それ…私も気になるぅ~♪ゆうくんってどんななのかなぁ?良江ちゃん。」

「ものすごぉく、知りたいですぅ~♪ユージ様はやっぱりおモテになられるんですかぁ?」

「フッ!どれ程ユージ様に女性が群がって来ようと、愛玩具の地位は譲りませんっ♪」

(・・・あれ?…おかしいなぁ・・・なんでこないな話に?;;;ってゆぅか、ルネ…ブレないなぁ、お前っ!)

「えっとぉ…雄二君は学校でも凄いのなんのって!!まずは登校時、下駄箱に必ずラブレターが何通か入ってるのっ!」

「うんうん!それ、お兄ちゃんの部屋で何度か見たことあるよっ!!」

「ひとたび教室に入れば、女子がキャーキャー騒ぎ出すし…」

「特に積極的に雄二君にアプローチしてくるのはねぇ…両隣の怜子ちゃんとひろみちゃん、あとは美里ちゃんとかも休み時間の度に雄二君の傍まで寄ってくるし。。。それからあとは・・・」

「ちょっ!「お兄ちゃん?静かにしててっ!ここ重要なとこだしっ!!」・・・はい;;;」

これ以上暴露されてはなんとなくマズいと感じた雄二が遮ろうとしたのだが、妹様によってそれは阻止される。そして何故か正座させられている雄二なのだ。

(ぇっ!?・・・・なんで?・・・)

その後も良江により、学校における雄二の凄まじい武勇伝が暴露されてゆく。

やれ…体育の授業で垣間見える無双ぶりにより、色々大変な状態(部分的に)になる女子が出てくる…だの。

やれ…軽音クラブでギターやピアノで女子を尽く魅了して失神する子もいた…だの。

やれ…具合の悪くなった女子を颯爽とお姫様抱っこで保健室へ運んだ…だの。

極めつけとして、良江は雄二が自分と付き合う事になった時、クラスの前で自分を庇い、守る為にクラス全体と敵対するのも厭わない宣言をしてくれた事を嬉しそうに話した。

それを聞いた女性陣はおめめがピンクの♡マークで夢心地状態に陥っていた。

この時、雄二は外界の音を遮断するかのように無の境地になるのであった。

(あー、このサイダー・・・やけにシュワシュワしみるなぁ・・・まだ雨やんどらんのかなぁ・・・)

更に雄二のギターをまだ直に聴いた事が無い詩織、メル、良江がこれでもかと言うくらいウルウルな瞳でオネダリしてきたので、仕方なくリビングまでアコギを持ってきてつま弾く羽目になった。無論歌唱付きである。

披露したのはおなじみ英国はリヴァプール出身の4人組で史上最高ロックバンドの代表曲の一つ。日本語で直訳すると『昨日』という曲。アンコールがかかったのでまた調子ぶっこいてサ○モン&ガーファ○クルというフォークデュオの代表曲『サウ○ド・オブ・サイレ○ス』を完コピしてしまった。

結果、どうなるかと言うと・・・秀美以外全員もれなく号泣である。ガチ泣きである。

いつもふざけ倒してくるルネでさえも。

やっと泣き止み落ち着いたかに見えたのだが、、間髪入れずに怒涛のキス、キス、キス・・・キスの嵐である。どさくさに紛れて秀美、ルネまでもがChu~♡♡♡してくる始末。

(どうしてこうなった?)あくまでもすっとぼけて自覚しない雄二なのである。

そんなこんなで良江との初顔合わせは大成功のうちに幕を閉じるのであった。

時計を見れば午後5時。良江と詩織を自宅に送っていくつもりだった雄二なのだが、詩織から「まず先に良江ちゃんを送ってあげてっ?」と言われたので、素直に従った。

(魂胆はわかっとるけど…何も知らんふりしとこっ!)

というわけで、とりあえず良江を自宅までしっかり送り届ける雄二なのであった。




ルネはこのままギャグ担当で終わらせるか迷っています。


よろしければ、ご意見など頂ければありがたいです。

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