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俺ってばぁ、何か知らんけど神超えちゃったみたいなんだけど?えっ?好き勝手しちゃっていいのぉ?  作者: 未だ厨二病な翁(じいじ)
第一章 過去への帰還 ~中学時代~
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本編 第二十八話 し、新学年なんだなw&メルちゃん奮闘ちぅ

お世話になります。

いよいよ新学年スタートです。

しばらくは学校生活とメルがいる日常が中心になるかと。

明けて4月7日。

昨晩、日本での初めての夜を迎えたメルとルネはどうやら今日、秀美と衣服とか生活用品などを買いに行くらしい。付き添いとして、はるみちゃんが付いていく事になった。

メルには【異空間収納】付きの指輪を贈っており、その中にはエドワード国王から渡された結婚資金やら嫁入り道具やら衣装やら何やら、ごっそり保管されているのだが、今更取り出すわけにもいかず、そのままになっている。まさか居候する事になろうとは…あまりの急展開である。

いずれは活用できる時が来るであろうからそれまではそのまま大切に保管しておいてもらう。

雄二はというと、父親と母親に連れられて不動産屋やら役所やら銀行やら回っていた。

メル達の立場、処遇、長期滞在、国籍等ややこしい問題は雄二が【アカシック・レコード】に最善解を求めてあとは力技で強引に片づけた。

自宅の隣にある何かの工場(こうば)の土地を建屋ごと買い上げ、建屋は取り壊し、新たに自分達の仕事場を建て直す事にしたらしい。

ついでに今の仕事場を改装して居住スペースとするらしい。

細かい仕様は今後、何度か打ち合わせをして決める事になった。

お次は父親お待ちかねの車選びのようだ。

テンションMAXの父親を母親と共に冷めたジト目で諫めるのだが、本人はびくともしないようだ。

(ガキかよっ!このオヤジは。。。)

この年、丁度日本ではスーパーカーブームに差し掛かっていた。

フェ〇ーリーやポル〇ェ、ランボ〇ギーニ等…ウン千万もする車が一斉に注目を浴び始めていた。

この親父は年甲斐もなく強請ってきやがりました。

無論、母親は「却下っ!」である。

(おいおい・・・この親父、こんなにぶっ壊れてたっけ?)

さておき、今後の事を考えて日本が誇る世界のTO●OTAのラン○クルーザーで落ち着いたみたいだ。

今の車も同じメーカーのク○ウンということで同じ業者で下取りしてもらえるらしい。

この流れももちろんタイムループ以前には無かった事象である。

明日から雄二も秀美も学校である。メル達にはまず日本の事とか日本語とかをより実践的に覚えた方が良いだろうという事でその教材も買ってから帰宅した。

女子組は既に帰宅していた。

「おかえりぃ~♪お兄ちゃん」

「おかえりなさいましぃ♪ユージ様ぁ♡」

「おかえりなさいませ♪ユージ様」

「おっ!ただいま」

(どうやらはるみちゃんは帰ったようやな)

「メルとルネは明日から少しずつ、日本について勉強やな。知識は俺からある程度は与えてるから、それを踏まえて実際見て聞いて確認するような感じでええやろ」

「畏まりました♪ユージ様ぁ」

「承知いたしました♪ユージ様」

こうして結構バタバタした一日が過ぎて行った。


4月8日。いよいよ今日から中学校最終学年である3年生の1学期が始まる。

秀美も小学校5年生になり、気合が入っているようである。

成り行きで居候する事になったメルとルネは既に起きており、母親の手伝いをしていた。

花嫁修業もやりたいと意気込んでいる。何処から教わったのだろうか?その単語。

タイムリープ前の記憶では確か今度の担任は荒河先生だったはずだ。【アカシック・レコード】で確認したところ、教師の顔ぶれは同じらしいが、クラスメイトはどうやらご都合主義補正というべきか、雄二にとって都合の良いようになっているらしく、タイムリープ前と若干異なっているらしい。

【プレコグニション】や【クレヤボヤンス】を使えばわかってしまうのだが、あえてわからない状態のまま登校する事にした。

「いってきまーす!」と声をかけながら玄関を出た。

まだ少しヒンヤリとする通い慣れた道を進んでいく。まだまだこの頃の通学路は畑が残っており、草や土の匂いが割ときつい。たまに飼料の匂いまで漂ってくる。

歩いて約10分程で中学に到着する。

(確か9組だったよな。。。)そう思いながら中央ホールに貼りだされているクラス編成を確認する。

まだ時間が早かったのかそんなに生徒は集まっていない。

(えっと・・・・あっ!あった…やっぱ9組やし、担任も記憶通り荒河先生やわ。)

ということで、9組の下駄箱で自分の靴箱を見つけて、真新しい上履きに履き替えて、教室に向かう。

『ガラガラッ』と、引き戸を開けて中に入った途端、黄色い悲鳴が聞こえてくる。

「きゃぁ~♪ほんとに同じクラスなんだぁ~♡」

「わーい!やったぁ~♪」

まだ教室にいる生徒は10人に満たないはずなんだが、姦しい。

そんな中、雄二の傍に近寄って、

「稲村君、おはよー♪やっぱり同じクラスになれたね♡嬉しいなぁ♪これから宜しくねっ!…それと、こないだは助けてくれてありがとねっ!」

話しかけて来たのは澤村美里。春休み中に姉妹揃ってチャラい連中に絡まれていたのを助けたのだ。

するとそこにもう一人加わる。

「私もお礼を言わせて?弟が色々お世話になったみたいで。稲村君に助けてもらっただけじゃなく、勇気と力を貰ったって言ってたよん?あれから弟、和也って言うんだけどね。全然雰囲気が変わっちゃって…本当にありがとう♡また同じクラスになれて嬉しいよ♪これからも宜しくねっ!」

秀美の同級生でいじめられっ子だった眼鏡少年こと、桑原君のお姉さんである桑原良江である。

(確か1年の時、同じクラスだったのは間違いないのだが、3年では別クラスだったはず…)

恐らくこれがご都合補正なのだろう。。この世界は雄二を中心に回っていると言っても過言ではないのだ。もっとも、当の本人にはその自覚はあまり無いのだが。

「おうっ!二人ともこれからよろしくなっ♪」

その後も教室に入ってくる生徒は雄二がそこにいる事を確認するとそれぞれ反応する。

女子の多くはおめめキラキラ。ごく一部は俯き加減。男子は半数羨望の眼差し。残り半分は驚愕そして嫉妬の眼差し。

ガヤガヤといつもの喧騒とした雰囲気になってきた頃、校内放送でグラウンドに集合指示がかかる。

「おうっ!モテマンよろしくなっ!」教室から出ようとすると、後ろから肩をポンと叩かれた。振り返るとそこにはスポーツ刈りで「ニカッ」と笑う杉山幸雄の姿があった。

「こちらこそよろしくなっ!幸っつぁ♪」と返しておく。

この杉山幸雄がゆくゆくは雄二の親友になっていくのである。

毎回恒例の校長のさしてありがたくもない長話にどうにか耐えて再び教室へ。

担任である荒河先生が教壇に立って話を始める。ちなみにこの先生の担当教科は保健体育である。

「え・・・今年は受験を控えている大事な年になる。悔いのない1年にするように…っと、このクラスはすげぇな!!学年常勝トップの稲村をはじめ、ベスト10が4人もおるし。。ええクラス受け持ったなぁ♪」

テンション爆上がりのクラス担任殿であった。

明日の予定など連絡事項を伝え終え、この日は午前中で解散になった。

(しっかしなぁ…これほどまでとはw)

帰り支度をしながら軽くため息を漏らす。

実はこのクラス、女子のレベルが他クラスと比べると、明らかに高いのである。今朝話しかけてきた澤村さん、桑原さん、更には早矢仕さん、松原さん、杉原さん、北川さん…美少女が集中しすぎている。

特に澤村さんと北川さんは先程、荒河先生が話していたベスト10に入っている正に才色兼備なのである。

意図的?というか雄二自身の『権能』もしくは"ご都合主義"の影響なのだが、そんな事は露とも思っていない無頓着主人公である。

どちらにせよこの1年もイベント盛り沢山、フラグ立てまくりの1年になる事に違いない。

今日は早めに引き上げた方が良さげな雰囲気が教室内に漂っていたのと、メル達が心配な為、速攻で帰る事にした。背中に悲鳴のような落胆する声を受けながら。

(聞こえない…何も聞こえない…うん。)

家に着くと、メルがエプロン姿で出迎えてくれた。

(っ!!かぁいぃぃぃ~~っ♡♡♡)

今日の昼食はメルとルネが作るらしい。(大丈夫かいな?・・・)

雄二の不安を尻目にメルは楽しそうにキャベツを刻んでいる。

生まれた時から王城で生活していたメルは家事どころか、自分の身の回りの事もいつもメイドにやってもらっていたので、こちらの世界に来て、自分でする事が増えて楽しくて仕方がない様子だ。

(まあ、本人が楽しそうやしな…ルネも付いとるし、大丈夫か。)

そして出てきたのは"焼きそば"だった。

「うんっ!美味い♪…初めてでこんなけできれば十分やわっ!ええ嫁さんになるでっ!」

この雄二の一言でメルは天にも昇る夢心地に。。

「ユージ様のお嫁さんっ♡♡♡えへへへっ♪(ニマニマ)お嫁さん~~~♪♡♡♡♡」

もはや制御不能な暴走モード突入である。ここから元のメルに戻るまでけっこうな時間を要した。

この時、雄二は悟った。褒めるのもTPOが必要だという事を。

食後、何とか正常に戻ったメルを連れて雄二は出かける事にした。

ルネも誘ったのだが、メルに気を遣ったのか、「私はあくまでもメイドの仕事が本分でございます。まだまだこちらに来て覚えるべき事がたくさんありますので。」と言って家に残るらしい。

「ほんなら今日は近場を案内するわ。」

「はいっ♪宜しくお願いします♡♡ユージ様ぁ~♡♡」

念のため【認識阻害】を施しておく。この時代、この街にこんな外人のしかも超絶美少女が歩いていたら目立ってしょうがないのだ。

というわけで、チャリで繰り出す事にした。

確か雄二が中学、高校の頃はまだ自転車の二人乗りに関してはうるさくなかったはずだ。

メルを荷台へ女の子座りをさせ、

「俺の腰に手を回して!そうそう、しっかり捕まってろよ?」

「はいっ♪わかりましたぁ♡♡♡」メルはとても嬉しそうにガシッと雄二の腰をホールドする。

何気に雄二の背中を襲うメルの凶悪なウェポンに対し、反応するのを必死に堪えながら雄二はペダルを漕ぐ。

(最近また一段と大きくなってきたなぁ…やっぱ揉みすぎかなぁ・・・)

煩悩の塊である。

「ユージ様ぁ!ユージ様ぁ!このジテンシャという乗り物は馬より難しいものなのでしょうか?」

「ん?乗りたいんか?馬よりずっと簡単やぞ?バランス感覚が掴めれば、誰でも乗れるでぇ?」

「ば、ばらんすかんかく?」

「あー、馬に乗る時とかも何とか真っすぐ体を保とうとするやろ?そういうこっちゃ!」

「ああ!なるほど…なんとなくわかります♪」

「乗りたいんならメル用に創ったるし、練習も付き合うで?」

「本当ですかぁ⁉ありがとうございますぅ~♡♡♡♡♪」

そう言いながらメルはなおいっそう強く抱き着いて、頬をスリスリ。

(うぉっ!!やばいってっ!!)

何だかんだ言いながらとても幸せな圧迫感を堪能する見た目は中学生、中身はエロおやぢ。

こうして雄二はメルを連れて、スーパーや洋品店、駄菓子屋、薬屋などを見て回った。

まだファ○マもロー○ンもセブン○レブンもない時代。こじんまりとした店がいくつも点在していた。

(この頃はこれで不便はあんま感じんかったけどなぁ…)

休憩がてら立ち寄った喫茶店。

「わわわぁ~♪可愛いお店ですねぇ~♡」

「向こうの世界にもあったやろ?お茶を飲む店」

「ありましたけどぉ…こんな感じのお店はありませんよぉ?…なんか音楽も聞こえてきますしぃ・・・あと、でんき?ですかぁ?魔道具でもないのに光がキラキラ♪」

興奮気味に鼻息荒く話すお姫様・・・色々残念である。

「お、落ち着けって!電気やら音楽はうちにもあったやろ?」

色んな店を回りながらその都度、興奮なさる・・・やはり残念なお姫様である。

しかしメルの興奮は()()()の登場で更に天元突破してしまう。

その名を"フルーツパフェ"!

「ななな、なんですかぁ?!こ、これはぁぁぁ~~!!!」

「頼むから落ち着いてくれっ!;;;・・・ほらっ!皆こっち見てる…見てるからぁぁっ!!」

またもや暴走モード突入である…雄二は秘かに後悔する。メルを喫茶店に連れてきた事を。

「ご、ごめんなさいぃぃぃ~!!ユージ様っ!!」

どうにかこうにか落ち着きを取り戻したメルは雄二に謝っていた。

「まあ…向こうの世界には無いものばっかやしな。…気持ちはわかるわ・・・俺も向こうでドラゴンとかケモミミを見た瞬間、テンションMAXやったもんな♪せやから気にせんでええよ(笑)」

こうやって優しくフォローするところも実にマメなのである。この男と言ったら…。

すっかりフルーツパフェの魔力に取り憑かれたメルを引っ張って喫茶店を後にする。

(あっちゅー間にフルーツパフェ3個っ!!・・・恐るべし、メルの胃袋。)

少しチャリを走らせて人が来なそうな古いトタンの小屋を見つけると、チャリから降りて周囲に【結界】を張る。更に【認識阻害】も施しておく。

乗って来たチャリを【異空間収納】に仕舞うと、メルに話しかける。

「メル用の部屋創ったから見てくれ」

そう言いながら【異空間部屋】を開くと、メルが使いやすいようにカスタマイズする。

「ここはメル専用やからメル、俺、それとメルが許可した奴しか入れんようになっとる。そうやな…Mルームって名付けようか。メルに渡してある指輪に「Mルームオープン!」と念じれば開くようにしたから」

「わああ~~っ!!広くて綺麗ですぅ~~♡♡」

周りをキョロキョロ見渡しながらまたもや興奮し始めるメル姫様。

「メルの希望通りに創れるから何でも言ってええからなっ♪」

その言葉を聞いたメルはおめめをキラキラさせて、雄二にあれが欲しい、これをこう変えて…などなど我が儘言い放題であるのだが、それを尽く叶えてしまう雄二も雄二だ。

おかげでとんでもない部屋が完成したのは言うまでもない。

メル専用の自転車もその練習するスペースまで創ってしまった。

更に雄二は、

「こっちではまだ友達もおらんやろうし、何よりも国王も寂しがっとるやろうしな♪」

なんと異世界であるズゾロ世界、ヴィトゥルブ王国王城にあるメルの私室へ通じる扉まで創ってしまったのである。

「これでいつでも国王や王妃、皇太子、あとルーシェにも会えるやろ?いちおうこの扉を行き来できるのはメルとルネと・・・ルーシェも通れるようにしとくか♪ふむ、これでルーシェもこっちに来れるな♬」

身内…というか自分の大切な人達に関してはとことん甘く、これっぽちも自重しない。ここまで来ると却って清々しささえ感じる雄二なのであった。

感激のあまり雄二にひしっと抱き着いたメル。もうこうなってくると雄二も「辛抱たまらんっ」とばかりに先程から燻ぶっていた煩悩(リビドー)が制御不能になり、こさえたばかりのベッドルームにて♡♡♡…以下自粛。。。本能に極めて忠実な雄二を止められる者は誰もいない。

「あ…んっ♡♡♡♡ユージ様ぁ~♡♡♡♡」

甘々なひとときを過ごした二人は身支度を整え、一切合切を綺麗にしてから異空間部屋から外界へと戻る。

【異空間部屋】では時間進行を容易に調整できるので通常の現空間では時刻は午後5時15分。

【異空間収納】からチャリを戻して【結界】&【認識阻害】を解除すると、再び後ろにメルを乗せて、帰宅する為、ペダルを漕ぎ出す。

こうしてメルにとっては初めての異世界でのデートはとても幸せなうちに幕を閉じたのだった。





煩悩に忠実過ぎる気がするw

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