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俺ってばぁ、何か知らんけど神超えちゃったみたいなんだけど?えっ?好き勝手しちゃっていいのぉ?  作者: 未だ厨二病な翁(じいじ)
第二章 未来の為に… ~高校時代そしてテイクオフ~
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本編 第066話 下級生たち・・・・①

年下もお好きですかぁ?ww

生徒会室の隣に設けられている会議室。広さは普通の教室よりやや広い。

前方にはホワイトボード。

それを背にして長机があり、着席しているのは生徒会役員執行部の面々。

本年度生徒会長である雄二が真ん中に座る。

それを挟む様に副会長である圭子と良江が陣取っている。更には彼女等の横には書記である恵、会計であるまどかが控えている。

更に更に名ばかり役職である詩織らもちゃっかり座っているし、何故か本日編入してきたばかりのメルとルネまで居る。

席の端っこには生徒会顧問として菜摘が居るのは定番ではある。

その生徒会役員達の席と対面する形で長机が横に三つほどくっつけて並べられており、それが数列 等間隔で設置されている。

1列目、2列目には各専門部委員長と副委員長がずらり。

そして3列目より後方には各クラスから選任されたクラス委員がこれまたずらり。

雄二ら錚々たる顔ぶれと対面している面々はザワザワ。若干緊張している者もちらほら。

・・・ここまでならごくありふれた光景であるのだが。。。

県立○○高校は男女共学である。

ここしばらくは女子の方が優秀であり、全校生徒の約6割を占めてはいるが、間違いなく男女共学である。

共学のはずなのだが・・・この会議室に今 集まっている生徒は雄二を除いて全てが女子!!

見渡す限り女子生徒のみっ!しかも何れも整った顔立ち=いわゆる美少女に分類されている女子ばかり。

(しっかし・・・・見事なまでに偏っとるなぁ^^;;)

雄二は全体を見渡しながら苦笑いするしかなかった。

 ともあれ、雄二が立ち上がり、生徒会長としての挨拶と定例執行委員会の開催を宣言する。

「ええ~皆さん、お忙しい中ご足労頂き感謝いたします。(ぺこり)

 僕が今年度の生徒会長を務めさせて頂く2年S組の稲村雄二です。

 どうぞよろしくお願いします。

 それではこれより本年度最初の生徒会定例執行委員会を開催したいと思います。」

雄二のこの言葉で場の空気が一変する。何故か全体的に薄~い桃色?w

別に意識して『権能』を行使している訳では無いのだが、これまでの立ち振る舞いor【天然スキル】が効力を持続しているのか、はたまた『ご都合主義』の影響か。

おまけに在校生はおろか新入生の間でも雄二の武勇伝がすっかり知れ渡っている様だ。

やれ高校入試以降すべての定期考査、模擬試験等で満点首位を堅持しているだの。

スポーツ万能で何をやらせても超高校級もしくはプロ級だの。

学校一の美少女をはじめ、主だった美少女を尽く虜にして、手を付けてるだの。

それどころか受け持ちの女教師を手籠めにし、果ては留学生まで毒牙に掛けただの。

実は秘密結社を率いて日本を牛耳っているだの。

実は大富豪の隠し子で裏から経済を操っているだの。

中には随分と辛辣な半分やっかみ染みたものも。

多分に事実は含まれてはいるが、変な尾びれも付きまくっている。

妙な緊張感と桃色空気が交差する中、続けて雄二が、

「じゃあ圭子?進行役宜しく(⌒∇⌒)」

と言って着席する。

((きゅん♡♡♡♡))

自分に向けられた笑顔に一瞬蕩けそうになるのをどうにか踏みとどまった圭子は立ち上がり、挨拶をする。

「こほん.....えーっ 進行役を仰せつかりました私は副会長で2年S組、尾崎圭子です☆彡宜しくお願いします。(ぺこり)

 それではまず各々自己紹介をして頂きましょうか。」

この言葉を受けて始めに良江が立ち上がり、自己紹介をして行く。

引き続き他の生徒会メンバーもひと通り自己紹介を行なう。

次に各専門部委員会の委員長、副委員長が、更に上級生である2年生&3年生のクラス委員が続けて自己紹介を熟していく。

そして最後は新入生クラスのクラス委員の番である。

新入生に限らず雄二を目の前にした女生徒たちの中にはハニカミもじもじ、あるいは目を逸らしキョドキョドする者が多く見られた。

そんな光景に居合わせている嫁らは揃って深いため息。

そんな中、

「1年C組の時任里緒奈でぇす♪稲村先輩に憧れて必死に勉強して頑張ってこの高校に入りましたぁ^^もち先輩LOVEですっ!♡♡♡♡私もハーレムに入りたいですっ!♡♡♡♡」

途端、さっき以上にザワザワガヤガヤ・・・・

「あ・・・・えっと、そういうのは後回しにしてネッ。。。ハイ!次っ!!」

一瞬呆気にとられた圭子だったが、直ぐに持ち直し適当に流して進行役を続行していく。

この圭子の反応に対し里緒奈は大げさに如何にもショックを受けた素振りで、

「ガーンっ!!Σ( ̄ロ ̄lll)」と小さく叫んだ。

それ以外は特に何もなく、ひとまず自己紹介は完了した。

「はい、それでは次に移りたいと思います。

 現在それぞれの専門部で懸案事項や要望があれば挙げていってくださいっ!」

司会進行役の圭子が次の議題に移す。

すると前から2列目の席に座っていた銀縁眼鏡女子が挙手してきた。

彼女の名前は加藤陽子。風紀委員長である。

「同じクラスに高坂さんという子がいるんですけど・・・オカルト研究同好会?などという変な同好会を作ってるんですよねぇ(呆)」

(ん?・・・)((えっ?・・・))×3

聞き覚えのある名前や同好会名を出されて雄二とその傍に控えている3年生三人娘が反応する。

高坂さん&オカ研の事は忘れていた訳では無いが、基本 雄二や嫁に直接関係して来ない「どーでもええ事」はスルー&放置するのがデフォルトな雄二なのだ。

雄二は久々のゲ○ドウポーズをとって発言者である加藤さんに注目する。

雄二の視線に頬を染めドギマギしながらも加藤さんは言葉を続ける。

「(//////♡♡・・・・え、えっと;;そ、それでですね・・・メンバーの子達といわゆる‟心霊スポット”とか噂されている廃墟とかトンネルとかに行こうと計画しているみたいなんですけど。伝統ある我が校の生徒がそんなくだらない事に時間を割いて、もし何らかの問題を起こしたらそれこそ忌々しき事態かと考えます。」

銀縁眼鏡をクイッとさせ更に、

「いくら私が注意しても聞き入れてもらえません。まったく何を考えているのやらっ!(ぷんすか)何かが起こってからでは取り返しのつかない事になるかと思いますし、他の生徒にも悪い影響を及ぼしかねません。風紀委員としても放っておくわけにいきません!!生徒会としてバカな真似はしない様働きかけて頂けないでしょうか?」

眉を寄せて心底忌み嫌うような表情を浮かべて辛辣なセリフで捲し立ててきた。

しかし雄二には、言葉とは真逆な意味に感じられた。

そこで軽く【アナライズ】を使ってみた。

すると次のような情報が得られた。

・加藤さんと高坂さんは小学校からの知り合い…というか幼馴染らしい。

・性格は正反対で加藤さんは勤勉で生真面目。

・一方高坂さんは好奇心旺盛で探求心は強いが、かなりお調子者で粗放。

・それでも仲が良く、一緒の高校を目指していた。

・微妙な成績だった高坂さんが本校に合格できたのは加藤さんのお陰である。

・ところが高校に入った途端、オカルト同好会を立ち上げてのめり込んでいってしまう。

・加藤さんも勉学に勤しむあまり、お互い少し距離ができてやや疎遠になりがちになる。

・とは言っても喧嘩をした訳では無いので加藤さんは何かと気には懸けていた。

・ところが新年度になり、同好会にとある新入生が入って来た事で事態が思わぬ方向に。

・高坂さんの話によるとこの新入生には霊感があるらしい。

・彼女が同好会に入って来てから高坂さんはじめメンバーが更に活動に夢中に。

・まるで()()()()()()()()()()になっていったという。

・そして今回、新入生の強い勧めで心霊スポットといわれる廃墟かトンネルを探索する事を計画した。

・次の休みに実行されるらしい。

(ふむふむ・・・・その高坂さんは?・・・っと、おった!)

雄二は直ちに【サーチ】で高坂さんを探し当てリモートで同じく【アナライズ】と【サイコメトリー】にて詳細を探る。

高坂さん自身はまだ学校内にいる様だ。

近くには件の新入生もいたのでついでに走査してみたのだが・・・・

(・・・・マジか^^;;)

「わかりました。生徒会として注視しておきましょう。」

さしずめ、この場に於いては加藤さんへはこう答えるのみに留める。

これ以外は特に問題点は挙がってこなかったのでとりあえず、会議は終了して解散させた。

,:*~*:,_,:*~*:,_,:*~*:,_,:*~*:,_

隣の生徒会室に戻った一行は柚姫が淹れたアールグレイで一息入れる。

お茶請けは桜餅。

雄二は特に何を言う訳でも無く、ティーカップの中を見つめている。

嫁らは基本 雄二から何か言って来るまでは問うては来ないのだ。

そんな彼女達もいつも通りに和気藹々おしゃべりを楽しんでいる。

(フム....とりま様子見やな)

お茶を飲み干し立ち上がると、雄二はさっきまで美少女で溢れかえっていた会議室へ再度入室する。

甘い女の子の残り香がまだ少し残っている中、雄二は【コーリング】を行使して使い魔を召喚した。

この【コーリング】には2つの用途があり、文字通り新たに召喚する【コーリング】と過去に召喚して従属契約を結んだモノを再度呼び出す【サモン】がある。

そして今回は、

「サモンッ!アントワネット」

幾何学模様の魔方陣みたいなものがいつの間にか描かれ、煙がモクモク。

姿を現したのは女王アリ型使い魔『アントワネット』である。

これは以前 雄二最後のざまぁの対象であった福田とユカイな仲間達を監視する為に召喚したモノである。

役目を終えた後は送還しておいたのだが、今回再び斥候として働いてもらう為呼び出したのだ。

更に対峙する相手はどうやら普通の人間では無さそうである。

かなりの霊能力、つまり異能の持ち主である。

念の為、アントワネットの隠匿能力を強化しておく。

これでアントワネットが放つであろう実際斥候をする働きアリも神だろうが悪魔であろうがバレずに活動できる。

ついでにこれ以上高坂さんら他のオカ研メンバーの精神が脅かされない様に対策を打っておく。

実は高坂さんらはこの新入生により【洗脳】されてるぽいのだ。

しかしもっと厄介なのはこの異能新入生の後ろに海外から派遣されたある組織が存在している事だった。

(あとは出方を見てからやなw)

本来なら予見して事前に片付けることも出来たのだが、雄二の悪い癖がまた顔を出したようである。

こうして雄二は日曜日が来るまでは放置して泳がせる事にした。

それまでの数日間は特にこれと言って事件も起きなかったし、学校も概ね平穏無事であった。

ただ・・・とある一人の1年生女子が連日S組の教室や生徒会室、果ては登下校の出待ちを仕掛けてきたのを除いて。

この1年生女子とはもちろん里緒奈である。

S組が誕生してからの取り決めとして本来は3年生の嫁三人娘以外の他クラスの生徒はS組の教室への立ち寄りは余程の急用でも無い限りは許可されていないはずだ。

にも拘らず里緒奈はこうして足繁くS組の教室を訪れている。

実は入学式の翌日、登校して来て早々に根回しとしてまず3年生の教室まで出向き、正妻である詩織への直談判を行なっていたりする。

それでは何故入学して間もない新入生が詩織を”正妻”と判断できたか?

生徒会定例執行委員会の席上にて自らが発言した通り、里緒奈は雄二らの1年後輩で同じ中学の出身である。

つまり中学校の時から雄二を知っている…というか雄二が中三時に所属していた課内クラブ『軽音クラブ』に居て最初から♡マークで雄二を見つめていた下級生女子の一人であった。

さらに言えば雄二が中学時代に強制的に発足させられたファンクラブの会員でもある。

だから詩織をはじめとする複数の嫁の情報は知り得たのだ。

但し、当時は上級生らに遠慮してか 言動も控えめだったし、その想いも周りに圧倒されて諦め半分で秘めたる想いになってしまった様だ。

それでも里緒奈は諦めきれなかった。

逆に雄二が中学生最後の文化祭で魅せた超絶ギグで改めて心を鷲掴みにされ、諦めかけていた恋心に再び火が灯ってしまった。

雄二が中学を卒業していなくなって尚更募る恋慕の念。

日に日に大きくなる雄二への想い。

ついには自分の学力では到底無理だと周りから言われていた雄二の進学した○○高校を志望するという無謀な行為をするまでに至った。

そもそも里緒奈が雄二に惹かれたきっかけは他の女子とは少し異なっている。

嫁の多くはある程度の時間を共に過ごして徐々に愛情を育んできたりとか本人や家族の窮地を救ってもらったりで直接的な関わり合いによるものである。

神様・天使関係の嫁も間接的ではあるが長い年月をかけ神界から覗いていたりとかである。

恵&まどかの場合は伏線がそれぞれあるものの、インパクト的には1年生の時の雄二の新入生代表挨拶がトドメであった。

同時に同じクラスになった事で日々の何気ないふれあいにより愛情が大きく育ったのだ。

だが里緒奈はある光景を目撃して一瞬で恋に落ちたのである。

それは里緒奈が父親の転勤で雄二らの住むこの街に越してきて間もない頃まで遡る。

2年生に進級して新たに通う中学への転入手続きも終え、気晴らしに繁華街を探索していた春休み真っただ中の時。

里緒奈が目にしたのはごくありふれた?光景。

自分と同年代ぐらいの男の子が小学生ぐらいの女の子を連れて歩いていた。

恐らくは兄妹だろう。

女の子はいかにも嬉しそうにお兄ちゃんを見上げながら手をしっかり繋いでいる。

もう片方の手にはビニールに包まれた何かのぬいぐるみをギュッと抱きかかえている。

男の子の方もそんな妹が可愛くて可愛くて仕方ないっ!という優しい眼差しで見つめている。

眺めていた里緒奈の方も心がポカポカになるのだった。

((あの女の子、本当にお兄ちゃんが大好きなんだぁ♪))

((あれぐらいの歳になると男兄弟とか毛嫌いして嫌がるのが普通だよねぇ?w))

((あんなに幸せそうにお兄ちゃんと(^^♪))

などと微笑ましくも少し羨ましげに感じていた。

実は里緒奈にも年の離れた兄がいた。既に独立して家を出ている。

小さい頃は兄の後を付いて回り、兄も可愛がってくれていた。

そんな昔の自分と重ね合わせてるうちに里緒奈までもなんとなく幸せ気分になっていった。

そして更に、

((あの男の子もあんなに優しい目で♡♡・・・普通は妹とか邪険に扱うかうっとおしがるよね?))

刹那、雷に打たれたかのような衝撃が身体を突き抜けた。

((ほわぁ~っ!♡♡♡オチちゃったぁ?♡♡♡こんな気持ち初めてかもぉ♡♡♡))

この時、生まれて初めて里緒奈は家族以外の異性に対し強烈な感情を抱く事になった。

文字通り一目惚れ、瞬殺であった。

自分がこんな風になるなんて・・・と里緒奈自身も戸惑いを隠しきれない。

何の変哲も無いありふれた光景をなんとなく眺めていた。

ただそれだけなのに。。。何かに導かれるように瞬時に恋オチしてしまったのだ。

((どこの中学かなぁ?・・・・どおしよぉ?ドキドキが収まらないよぉ;;))

それ以来、あの少年が頭から離れず悶々とした日々が続いたのだが、

転校先の中学への登校第一日目で事態は大きく動き出す。

学校へ入るなり、玄関中央ホールでいきなり二度目の遭遇である。胸の鼓動は高鳴る一方。

だが、そんな状況になっているのはどうやら自分だけでは無いみたいだ。

周りの女子生徒も多くは件の少年を見るや頬を染めてモジモジしていたのである。

クラスにて転校の挨拶を経て休み時間などで同じクラスの女子達との会話から思いの外 多くの情報が得られた。

かの少年=稲村雄二はこの学校一の超有名人らしい。

里緒奈の生まれたての恋心を打ち砕くに十分な凄い情報が次々と齎された。

既に将来を誓い合った恋人が他の学校にいるとか。しかも物凄い美少女の。

それとは別にヨーロッパ系美少女と腕を組んで歩いていたとか。

更に同じクラスにも可愛いカノジョがいるとか。

お決まりではあるが、他にも万年満点首席の天才だとか、スポーツ万能で性格も穏やかで幾人もの女子の窮地を救っただとか、とにかく女子には優しいだとか・・・etc。

普通ならこの時点で雄二がトンデモナイ女たらしのクズ野郎に認定され、里緒奈も一気に目が覚めて忘れてしまえただろう。

しかし残念ながら雄二の‟ご都合主義”が有効な世界なのだ。

里緒奈は雄二の凄まじいモテぶりにドン引きして即諦めの境地に陥るも嫌いにはなれなかったのである。

だからこそファンクラブにも入り、ずっと雄二を追いかけ続けた。

((やっぱり諦めきれないよぉ;;それに複数のカノジョが居るのに修羅場とか無いみたいだし。。。もしかしたら私もカノジョになれるかも♪))

などとポジティブに考えが至り、雄二に釣り合うよう自分磨きに励み始めるのだった。

その結果、周囲の予想を見事に覆し、雄二の居る○○高校への入学を勝ち取ったのである。

{ココでも見えない力が作用したのかもしれない}

そして高校入学時の雄二の『言霊』により里緒奈の意思が更に確固たるものになってしまった。

こうした経緯から里緒奈による猛プッシュが開始された訳である。

また増やすのかよっ!!(┐(´д`)┌ヤレヤレ)

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