表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺ってばぁ、何か知らんけど神超えちゃったみたいなんだけど?えっ?好き勝手しちゃっていいのぉ?  作者: 未だ厨二病な翁(じいじ)
第二章 未来の為に… ~高校時代そしてテイクオフ~
188/216

本編 第058話 んん?もうこれ以上はww(滝汗・・・・へっ?落成式?

そろそろホントに地球に帰らないと^^;;

雄二による長老への施しはすぐさま効力を発揮し始める。

黒く澱んでいた瘴気は霧散して若干光を帯びている様な清廉な空気が長老の身体全体を包み込んでいく。

みるみるうちに額に刻まれていたはずの『呪いの紋』も綺麗さっぱり消え去り、他の闇魔法も一緒に完全消滅された。

生ける屍状態に陥り、生気を失っていた顔色も瞬く間に本来のものに戻っていった。

雄二の後ろに控えて固唾を飲んで見守っていたノアルをはじめとしたダークエルフ達はその光景を驚愕の眼差しで見つめていた。

そりゃそうだろう!

自分達が色々手を尽くしても全く改善は見込めず、東西南北駆けずり回っても有効な手立てを見いだせなかった【エターナル・ダークネス】がいとも簡単に解術されてしまったのだから。

やがて長老は、「ぅぅぅ.........」と微かなうめき声をあげ閉じたままだった瞼をゆっくり開けるのであった。

雄二の言いつけに従い、‟里”の住民をかき集めて戻って来ていたシエルらも待ち望んでいた奇跡をその目に焼き付けて感動のあまりじっと動けずにいる。

仕上げとばかりに雄二は長老に対して【リペアー】と極弱【ホーリー・ライト】を行使して長老のあるべき姿に修復して、更に失った体力と魔力も回復させた。

長老本人も自分の中に力が蘇り、どんどん漲ってくるのを感じて驚きを隠せない様だ。

しばらくは神聖な温かき光に包まれていたが、それが収まったタイミングで雄二は長老を囲っていた【結界】をも解除した。

「これでもう大丈夫やと思います^^長老?ゆっくり身体を起こしてみてください」

と雄二が声を掛けてみた。

その言葉に従い長老はゆっくりと自分の身体を起こしてみた。

起き上がると辺りをキョロキョロ見渡し、更に自分を見守っていたシエルやノアル達を視界にとらえると、

「おおっ!皆無事であったか^^」

満面の笑みを浮かべた。

「っ!!!ちょ、ちょ~ろぉ~さまぁ~~っ!!!!(号泣)」×里の住民全員。

それまで雄二の後ろに控えていた‟里”の衆達が居てもたってもいられず、先を争う様に長老の周りに集結していき、互いが生きている事の喜びを分かち合って大いに沸いた。

それから雄二はそこにいる者達が落ち着くのを待って、しばし空気と化すのである。

,:*~*:,_,:*~*:,_,:*~*:,_,:*~*:,_

「本当になんとお礼を申し上げたらいいのやら。。。」

感動の生還そして再会を果たし、泪と歓喜に溢れかえっていたダークエルフ達もようやく落ち着きを取り戻し、全員が雄二に対して平伏し、頭を深々と下げている。

彼等が喜び合っているのは長老の復活によるものばかりではないのだっ!

雄二は彼らが再会の感動に浸っている最中、「ついでやっ!w」とばかりにそこに集まっている長老以外のダークエルフ全員を対象に【リペアー】や【リストア】、【状態改変】で身体の修復、再生を。

【ヒール】、極弱【ホーリー・ライト】並びに【記憶改変】などで心を癒し、忌まわしい記憶が徐々に薄まるようにした。

ノアルも本来のあるべき美しい容姿に戻り、失った片腕、片眼も元通り。

シエルら若い娘らも衣服で隠されていたが、嬲りモノにされた傷跡が生々しく残っている者が多数いた。

これらも全て心身ともに癒えるようにした。

お互い元に戻った母娘が再び号泣して抱き合ったのは言うまでもない。

他にも両手両足を切断されていた年端もいかない幼子。

酷い拷問を受け、両眼はくり抜かれ特徴的な両耳を引きちぎられた屈強な戦士風の男。

目が虚ろで感情を無くした老婆。・・・・・等々。

ワルジンによって奪われ、踏み躙られた全てをあるべき姿に戻していったのである。

かなりの大盤振る舞いである。大出血サービスである。

雄二は未だ平伏している長老らに何とか普段通りにしてもらうよう頼み込んだ。

「ああ、それからついでにワルジン共に踏み荒らされていた『世界樹』もココの土壌も侵攻以前の状態に戻しておきましたから後で確認してください(⌒∇⌒)」

「っ!!!な、なんとそこまで・・・・・・・・(唖然」

「同じ人族として申し訳ない気持ちで一杯だったんで・・・・せめてものお詫びです!」

「いえいえ・・・・勇者様がそこまで気に病む必要などありませんよ?」

「俺の自己満足だと思ってください^^」

「し、しかしこのような大恩を賜り、如何にお返しすれば・・・・」

「見返りが欲しくてやったわけでもありませんから。。。。っと!では家族が待ってますのでそろそろお暇させて頂きたく・・・・・」

長老らに何度も何度もお礼を言われ、色々話しこんでいるうちに結構な時間になっていた。

なので雄二は話を適当に切り上げてそろそろ帰らせて欲しい旨を伝えた。

「ああ、これは申し訳ございません。。。必要以上にお引止めしてしまいましたなぁ;;しかしながらこのまま何もお返しできず仕舞いでは我らの気持ちが休まりませぬ故・・・・」

「いえいえ(^_^;)・・・・本当にお気持ちだけで十分ですので。」

このままではまた面倒な状況になる事が解っている雄二は何とか早急な撤退を試みるのだが。。。

長老もなかなか退かない。周囲を見渡しながら思考を巡らせている。

〔マスター?抗おうとしても無駄ですよ?‟宇宙の大いなる意思”からは逃れられません~♪〕

(うぐぅ!・・・・)

それから少し間を置いて、雄二は漸く『ダークエルフの里』から離れる事が叶った。

但し()()という名の同行者(シエル)を伴ってである。

あれから長老が、

「ならば・・・・・そうですなぁ。。。ふむ......如何でしょうか?ちょうど年頃の我が孫娘を連れて行ってやっては頂けないでしょうか?」

と言ってシエルを近くに呼び寄せた。

途端シエルは顔を真っ赤にして俯いてしまう。その心情は周りからもモロわかりである。

だからこそ雄二は一刻も早くこの場を退散したかったのだが。

その気になれば『権能』を駆使して事なきを得ることもできたのだが、ワルジンのクズ共によって全てを蹂躙されたこのダークエルフ達の心をこれ以上弄ぶなんて出来るはずが無かったのだ。

なんせシエルは出逢った時からその瞳にピンク色のハートマークを宿していたのだから。

‟里”から離れ道すがら、無駄な抵抗とは知りつつ雄二は隣に居るシエルに尋ねた。

「あのぉ~・・・・・俺には既に愛する人が居るねんで?しかもたくさんっ!見たらびっくりするし幻滅する思うでぇ?」

しかしシエルは微笑みながら、

「貴方様は私達=ダークエルフをもお救い下さった勇者様であらせられます。それに・・・・貴方様のお噂は旅の途中でも様々に伝わっております。この世界では一夫多妻など珍しくありません。貴方様に奥方様が幾人居られようが、それでも私は最初から貴方様と共に生きようと心に決めておりました♡♡♡♡」

もはやここまで言われて何が言えよう?

(はぁ。。。。。やっぱこうなるんやね(諦念))

とは言え、控えめなシエルは、

「決して奥方様の皆様と同列など望んでいる訳ではございません。。。貴方様のお傍で貴方様の為に生きたいと切に願っている次第でございます♡♡♡♡」

「わかった!そないまで言われたら俺も腹を括るわっ!でも腹を括るからにはこっちの言うた通りにしてもらうっ!!他の嫁とおんなじに扱うからそのつもりでおってくれ!!」

{かくして・・・・雄二の無自覚スキル【女たらし】別名【♀ホイホイ】がここでまたしても炸裂したのであった。}

別に後ろめたい事をしている訳でも無く、わざわざそうなるよう仕向けた訳でも無い。

気付いた時には()()()()()しまっているのだ!

(防ぎようがねぇし・・・・_| ̄|○)

それでも何となく小心者な雄二は歩きながら【テレパシー】で詩織、メル、ルネそして純に事情を説明した。

詩織から他の嫁には『嫁ネットワーク』で即座に伝えられるはずである。

そして雄二は王城付近までシエルを連れ立って転移するとトボトボと歩き出すのであった。

まるで浮気がバレてオドオドしながら帰宅するどこかの国の亭主のような心境で。


───で、今 雄二は王城にて雄二にあてがわれた部屋で正座をしている。無論 床に。

正面には功、京子そして純とメルが座っている。こちらは普通にソファーだ。

近くではルネ、ルーシェが彩華と大樹の相手をしている。

功は腕を組み、眉間に皺を寄せている。

その横で京子はこめかみに手を添えて目を閉じたまま、頭を小さく左右に動かしている。

「もうなぁ・・・・・今更やしな。お前らがそれでええんやったらとやかく言うつもりは無いけどな。。。」

「せやね^^;;もう嫁が一人増えようがホンマ今更やしな。。。そやけど・・・・お前;;;」

「「なんでそない簡単に拾ってくるかなぁ・・・・・(ーー:)」」

「だいたいお前はなぁ・・・・」

そこから両親にコンコンと説教されること30分。左右からのステレオ説教である。

あれからシエルを伴って王城に帰還した雄二はまず王様達にシエルを紹介した。

メルから話が行ってるからだろう、特に混乱もなくスムーズに済まされた。

その後、雄二自身の家族にも引き合わせた訳だ。

こちらも前もって純が功と京子に説明してあった様なのだが、功が、

「緊急家族会議を行なうっ!」と宣言してツープラトンによる‟公開説教”が断行されたのだ。

雄二も自分の甘さが原因なのは理解できているのでそれを甘んじて受けるしかなかった。

その姿はまるで捨て猫を拾ってきたのを叱られている子供のようである。

純は何も言わずニコニコしている。ニコニコはしているが、目は笑っていない。

さっきから【テレパシー】で雄二による釈明…言い訳を聞かされていた。

((これが雄さんなんだし・・・・仕方ないよね;;それを百も承知で嫁ぐって決めたんだしっ!!....でも;;))

雄二の異常なまでのモテぶり、嫁の多さなどは理解しているし納得もしている。

納得はしているのだが…雄二の嫁の仲間入りしてからまだ半年余りであり、他の嫁と比べれば雄二と過ごしてきた時間がやや少ない。

しかも元教師であり、一度結婚に失敗している純からすればやはり思う処があるのだ。

ただし雄二も何の考え無しに無節操に増やしている訳でも、誰でもかれでも…という訳でも無い事も理解はしている。

よって結局のところ、

((はあ・・・・・先に惚れちゃった方の負けよねぇ。。。。))

となるのだ。

確かに雄二にとって都合の良い風に書き換えられてはいるものの、基本はあくまでも70年代=昭和の考えなのだろう。

一方、一夫多妻が当たり前である異世界組のメル、ルーシェ、ルネは特には何も感じてはいない様だ。

むしろ異種族であろうが分け隔てなく救いの手を差し伸べる雄二に対する敬愛の念をなお一層強めるのであった。

エドワード国王はじめ王族らもシエルの紹介を受けた際、これと言って戸惑いを感じる事も無く、

「『神の御使い様』であるのだから」と当たり前に受け入れている。

むしろメル同様、異種族であろうが差別のない雄二を余計崇め奉っているぐらいであった。

そのシエルには別途客室が用意され、丁重に扱われた。

シエル自身も雄二と共に生きると決意はしたが、すぐに結ばれるとは思っておらず、あくまでも控えめに接していくつもりらしい。

夜になると精神的に疲弊して荒んだ心を癒す為、雄二は純を求めた。

純も何だかんだでそんな雄二を受け入れ、抱き留めるのであった。

そして翌日。

この日もヴィトゥルブ王国挙げての一大イベントが雄二ら家族を容赦なく巻き込むのである。

王城のすぐ隣に王国の威信をかけて建設中だった『神の御使い様の居城(サンクチュアリ)』がついに完成し、落成式が執り行われる事に相成ったのだ。

これも出来る事なら避けたかった。いや、雄二が『権能』を行使すれば容易に避けられただろう。

だがエドワード国王はじめヴィトゥルブ王国の人間にとって雄二は度重なる国難から王族を、国を救って下さった勇者様であり神の使徒様なのだ。

それだけではないっ!!

それまでエドワード国王との御子を授からず、不妊に悩んでいたファナ王妃を懐妊に導いて、無事に出産させたり。

食文化、生活水準、医療、教育、各種産業・・・・etc 様々な分野において地球のモノを持ち込んで文明水準を著しく向上してくれたのも雄二なのだ。

それはヴィトゥルブ王国だけに留まらず、『ズゾロ世界』全体に多大な影響を及ぼしてしまったのだ。

まさにこの世界の常識を一掃してしまう大革命をもたらしたのだ。

そんな雄二に対する大恩はとても姫の一人や二人を捧げるだけでは返しきれないのである。

このままではヴィトゥルブ王国内外において笑いものになり、後ろ指をさされる。

国家の沽券に関わるとさえ思っているのである。

だからこそ、国家事業として雄二の居城を建設する事で雄二への大恩に少しでも報いると共にそれを内外にアピールする狙いもあったのだ。

その旨をメルから聞かされた雄二は「はぁぁぁ~~」と深いため息をつく事しかできなかった。

元はといえば全て雄二が原因であるし、雄二本人もヴィトゥルブ王国全体の厚意を無碍にしてこれらを踏み躙るような人でなしでは無いのだ。

ましてやメル、ルーシェの親 つまり義理の父母&親戚になる人達なのだっ!そんな人達を蔑ろに出来るはずが無いのだ!!

結局、雄二は大人しく式典に出席してこの居城を受け取る事にした。

式典はまず王城の謁見の間にて王族や国の重臣並びに主要貴族が集まる中、厳かに行なわれた。

ただ、通常の褒章の授与式などとは大きく異なり、雄二は王様の前で跪かず、普通に王様と対峙する形で行なわれた。

待機している時も王族と並んで椅子に腰かけていた。一緒に出席した雄二の家族も同じように椅子に座って成り行きを見守っていた。

実は家族も雄二が強引に?式典に付き合わせたのだ。

雄二曰く「俺だけこないな目に遭うんは納得いかんわっ!道連れやっ!!w」

{親に対してもこれっぽっちも容赦ない男であるっ!}

目録を手渡す際はエドワード国王の方が雄二に頭を下げる。

だが誰も何も言わない。

ヴィトゥルブ王国に於ける雄二の立場は『救国の勇者』であり『神々の御使い様』=国王より更に崇高な存在になっているのだ。そしてこの件は既に全国民に通達されているらしい。

面倒くさいやらかったるいやらで逃げ出したいのは山々なのだが、可愛い嫁達の為、ジッと我慢の雄二であった。

式典は一時間足らずで終了した。

その後は王城前に集まった国民への顔見せである。

ヴィトゥルブ王国を救った勇者の披露なので、仇成す輩は皆無ではあるが、念のため雄二はいつものようにセキュリティ対策を講じている。

王国騎士団も万全を期している。

なのでそういった意味での不測の事態はなり得なかったのだ・・・・が。

特設バルコニーから雄二が見下ろせば、夥しい数の国民が『救国の勇者様』の顔を一目見ようと集まっていた。

国旗があちらこちらで振られたり、両手を掲げて歓声を上げたりで大盛り上がりである。

するとここで突然、それまで晴れ渡っていた空が霞がかってきたかと思いきや、一点だけが「ピカーッ」と神々しいまでの光を放つ。

やがてはその光がある程度の大きさになると、何やら巨大な人の形に変わっていく。

段々とはっきりとした形になって行き、この世界に生まれ、この世界で暮らしている者なら誰しも教会などで一度は見かけた事があるであろう女性の姿に変わっていく。

その周囲にはキラッキラの星が散りばめられており、眩いばかりの輝きである。

もちろんそれはあくまでも幻影であろう。

雄二以外のそこに居る者全ては唖然となり、あれほど喧騒に包まれていた空気が一瞬にして静寂に包まれる。

予めこのような事態になる事もこの状態を齎した張本人も判っている雄二は、

「はぁぁぁぁぁ~~・・・・・・・・・・・」

とばかりに、それはそれは深いため息をついた。

もうこれ以上大袈裟に祀り上げられるのも、煩わしい事に巻き込まれるのも避けたかったのだが、

(こないしょーもない事にいちいち『神の力』使うのもなぁ;;・・・・)

と思い至り、結局は何もせずスルーする事にしたのだ。

(・・・・にしても・・・いくら出番が少ないとはいえ、ド派手な登場やなぁ^^女神さんw)

そうなのだっ!このタイミングで顕現したのはこの『ズゾロ世界』を管理する女神‟エウリアネ”様であった!

はっきりと女神様だと知るや否や、雄二と家族以外はもれなく全員一斉に跪き首を垂れる。

一泊置いて幻影のエウリアネが口を開く。

≪我が名はエウリアネ!この世界を見守る者なり!≫

功ら雄二の家族は目が点になりお口ポカーン。

















それよりもまた増えてね?w

ええかげんにしなさいっ!ww

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ