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俺ってばぁ、何か知らんけど神超えちゃったみたいなんだけど?えっ?好き勝手しちゃっていいのぉ?  作者: 未だ厨二病な翁(じいじ)
第二章 未来の為に… ~高校時代そしてテイクオフ~
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本編 第039話 あーっ!夏休み⑦ ネオアースにて その三

おばんです^^

菜摘は未だ祖母に抱きつき、これでもかっ!というぐらい号泣していた。

彼女にとってはたった一人の肉親だったのだから、それも仕方のない事だろう。

菜摘にしてみれば死んだはずの祖母が何故()()で生きているのか?、などはどうでもいい事であり、再び巡り逢えた事の方がずっと重要であり、全てなのだ。

ナミさんの方も唯一の心残りだった(菜摘)との再会が叶い、もう二度と離さぬようひしっと抱きしめている。

雄二も彼女らが落ち着くまで、少し離れた位置から何も言わずそのまま見守ることにした。

二人は再会を喜び合い、泣きながらも今までの想いをお互い語り合っている。

数十分程経過した頃、ようやく落ち着いて来ただろう菜摘は一旦 ナミさんから身体を離し、泣きはらした目をゴシゴシしながら雄二の方へ向き直った。

「雄二君♡♡♡♡君って本当に神様なんだね!!ううん...神様以上の存在なのかも♪色々と君には驚かせっぱなしだったけど、今日はほんとその最たるものだよー;;でも・・・」

ここで一旦言葉を止めて雄二の胸元へ飛び込むと感謝の気持ちを紡いだ。

「本当にありがとうね♡♡♡♡いくら感謝しても…し足りないよ^^やっぱり君を好きになってよかったぁ♡♡♡♡」

そう言うとまた泪。

(そない感謝されても(-_-;)・・・)

菜摘に心からの感謝の言葉を言われた雄二は結構気まずく感じていた。

そもそもの話、いくら将来的な高齢化社会対策とはいえ かなりの数の高齢者(65歳前後以降)を文字通り強引に天に召したのは紛れもなく雄二なのだ!

尤もその多くは救済措置として異世界やパラレルワールド、そしてここトゥルリバパラピア帝国に転生もしくは転送されてはいる。

なので全ての元凶が雄二であるとは断定し難い案件ではあるのだが。

それでもやはりナミさんも雄二により地球における人生を強制終了させられたのだ。

元々ナミさんが身体が衰弱していてどのみちそう長くはなかったにせよ…だ。

今の雄二にしてみれば菜摘に対し、申し訳ない気持ちが大半であって まともに菜摘の顔を見る事ができずにいる状態なのだ。

抱きついてきている菜摘の両肩にはたして触れる資格が己にあるのか?

そんな葛藤が先立ってしまい触れるのを躊躇い、指先だけがワキワキしている。

そんな雄二の仕草に気付いた菜摘は顔を上げて雄二を見つめて、

「結果的にこうしておばあちゃんに再び逢う事が叶った。私はそれで十分なの♪それを叶えてくれたのが雄二君、君である事も事実なんだよねぇ?だったら私にはそれが全てなの♪経緯がどうとかなんて取るに足らない事。雄二君 本当にありがとう♡♡♡♡大好きっ!♡♡♡♡愛してるっ!!♡♡♡♡♡」

祖母に再会できたことが重要であって他の事なんてどうでもいいとまで言ってのけ、更に彼女には珍しく雄二に対する素直な気持ちを大胆かつ直情的に告白して来る菜摘。

雄二はそんな彼女に少々たじろぎつつもようやくその小さな身体を抱きしめるのだった。

〔菜摘様の仰る通りですよ♪マスターは結局は多くの魂達を救い、見捨てるはずの地球をも修復し 死の淵から復活させた訳ですので。〕

【アカシックレコード】からも自身の取った行動は決して間違ってはいなかったと諭される。

〔それにマスター?お忘れでしょうけどマスターは地球はおろか【天の川銀河】を含む数多無数の銀河、更にはそれらをも遥かに超越する全天宇宙たる『マキシマム・ユニヴァース』を瀕死の状態から本来のあるべき姿に修復・復元されたのですよ?マスターがいらっしゃらなかったら塵にも満たない『地球』でさえ間違いなく死滅していたはずです。ですからマスターはこれからもご自身の判断でお好きにされて宜しいかと愚考致します。〕

(うん...わかっちゃあおるんやけどな;;ほら^^やっぱ俺ってまだまだちっぽけな人間やし(^_^;))

いくら数多の神々を跪かせ、それら超越した存在を遥かに凌駕しようとも、いくら無数の銀河を全て完全網羅する全天たる『マキシマム・ユニヴァース』を全消去させ、更には正しい状態に完全復元させようとも、雄二の根本・本質は21世紀の日本からやって来たほんの小さな人間=くたびれたおっさんだったのである。

あくまでも自分をまだ()()()()だと言い張って主張している雄二にとって身近な人達を悲しませた罪悪感は半端ないのである。

(でも、まぁ…こうなる事は承知の上やったはずやし全天から見れば微々たるほんの些細な事やって思うしか無いべ^^;)

しかしやってしまった事は事実だし、多少後悔はあれど判断に間違いはない。全宇宙を救った事に比べれば極小さな出来事に過ぎない、と自分に言い聞かせ、切り替える事にした雄二なのである。

(それにいつまでもウジウジしとっても何も始まらんわけやしな^^)

そして前を向いて生きて行こう。目の前にいる人を絶対これ以上悲しませないよう、護り幸せにして行こうと改めて心になお一層強く誓う雄二は菜摘を更にぎゅっと抱きしめるのだった。

そんな二人の様子をニマニマしながら見つめている老婆がひとり。

ナミさんはそれはもうこの上ない笑顔を綻ばせながら、絶賛ラブラブモード全開中の孫娘におじゃま虫が如く声をかける。

「なっちゃん?乳繰り合うのはいいけど、そろそろお祖母ちゃんにもちゃんとその方を紹介してくれる?(・∀・)ニヤニヤ」

祖母の声にハッと我に返り、菜摘は自分の状況を漸く把握する。

「っ!!!ハッ∑(゜◇゜///)ドキュ→ン・・・・ぁ、あわわわ;;;;...」

把握できたは良いが、テンパって狼狽えてしまっている菜摘に代わり雄二は自分から自己紹介をする事にした。

「ご挨拶が遅れて申し訳ありません。ペコリ(o_ _)o))僕は菜摘先生の教え子の一人で氷室了というものです。宜しくお願い致します。」

丁寧に礼節を持って挨拶をする雄二に感心したようにナミさんは、

「これはこれはご丁寧に、有難うございます。でも貴方様の事はこちらのヘルパーの方々や職員の皆さんから聞き及んでおります。それと…先程の光景を目の当たりにしまして孫娘=菜摘にとってとても大切な方とお見受けいたしました。どうかこんな婆さんにそんなに畏まらないでください^^;;」

ナミさんの方も低く頭を下げて凄く丁寧に返してきた。

「いえいえ...僕と菜摘さんの関係がお分かりなのであれば、なおさらぶしつけな態度など取るわけにはいけません。菜摘さんにとって大切な家族なのであれば僕にとっても大切な家族なのですから(^^」

いつもの無遠慮な言葉遣いは鳴りを潜め、あくまでも礼節を持った喋り方をする雄二に対して菜摘は、

((へぇ~^^ちゃんとした言葉遣いもできるんだぁ?・・・んん~?あれぇ?私と接し方が違う?ぅぅぅ...私、副担なのにぃ~~;;年上なのにぃ~~(-_-;))

などと、どーでもいい事を考えていた。

「菜摘さんとも募る話がおありでしょうし、僕からもお話しておきたい事があるんで場所を変えましょうか。ここを引き払って移動して頂きますので申し訳ありませんが、ご同行願えますか?」

雄二はそう告げるとこの施設の責任者を呼んで手続きをパッパッと進めていく。

同時に【テレパシー】で宮殿にいる嫁ら、サリエル、ライラに菜摘の祖母であるナミさんを連れて帰る事と受け入れ準備を指示する旨の連絡を入れた。

処理を終え、ナミさんの持ち物は菜摘のはめている指輪に付与した【アイテムボックス】へ収納してもらう。

初めて実際に【アイテムボックス】なる機能を使ってみた菜摘は、

「ほぇ~~っ!ホントに物が消えていってるぅ~~!!話には聞いてたけどぉ~~;;」

相変わらずのリアクションである。

しばらくして...施設職員が全員見送りに勢ぞろいしてる中、三人は玄関を出る事にした。

雄二の姿を見るなり、全職員が跪こうとしたので雄二が制止した。

この施設の責任者は雄二と面識があり、雄二の正体を知っていたのだ。

職員の一人がナミさんに花束を贈る。

「ナミおばあちゃん...お元気で♪^^」

「有難うございます。(o_ _)o))お世話になりました^^」

ナミさんも職員全員にお礼の言葉を述べる。

玄関前には迎えの車が待機していた。

サリエルの指示で雄二らを迎えに来たのは宮殿で仕えている天使の一人で名前はレミエルという。

{無論、人間の姿である。}

仕事着であるメイド服に身を包んでいる。

乗って来た車はロール○ロイスのリムジン。

英○製超高級乗用車がまさかの出現に菜摘はややビビる。

「お足元、お気をつけてご乗車ください^^」

レミエルが後部まで出向いてドアを開けて乗車を誘導する。

菜摘とナミさんは呆気にとられながらも後部対面シートの片側座席に乗り込む。

二人のあとに続くように雄二も反対側シートに乗り込む。

内装もかなり豪華である。

この座席もふかふかな座り心地である。

シートに落ち着いたのを確認して運転席に戻ったレミエルは徐にエンジンをかける。

やがて車体がゆっくりと静かに動き出す。

エンジン音も振動も殆ど感じさせない素晴らしい防音とサスペンションである。

窓から見える街並みは日本では普通の都市部のように見える。

建造物も地球のそれとさほど変わりはない。

しかしここは明らかに日本でも、ましてや地球のどこでも無いのだ。

その証拠に電線・電柱の類いは一切無いし、走行している自動車はみな静かで排気ガス独特の匂いも殆ど無いのだ。

極めつけは整然と綺麗に舗装されたアスファルト道路の上方30m程の空中をまるで不可視の道の上を走行しているかの如く規則正しく行き交う貨物用大型ボックス?の数々・・・説明しよう。これらは流通、特に都市部周辺における多種多様な物資の流れが迅速かつ安全に機能するように一定の規則性と制御性を備えて稼働するように雄二がほぼ力技で開発したLTS=ロジスティックス・トラフィック・システムである。

これらは国土交通省が一元管理しているコンピュータにより完全制御されているので決して衝突したり、渋滞にはならず安全確実に目的地まで物資を届けられるようになっている。

こんなのは当時の先進国はおろか21世紀の前半でさえも実現されていない。

「な、なんかコンテナ?みたいな物がさっきから空中を飛び交ってるんだけどぉ?;;」

菜摘が安定のリアクションである。

ナミさんもあり得ない光景に目を丸くしている。

「まあ!まあ!やっぱりココは地球じゃあないのねぇ。」

だが、やはり人生経験が豊富なナミさんは至って冷静にコメントしている。

祖母と孫の対照的な反応に思わず雄二は吹き出しそうになる。



そうこうしているうちにこの国の中枢を担う官公庁本庁舎ビル群が見えて来る。

ビルと言っても景観が考慮されているようで超高層と言う訳では無く、せいぜい20階前後 高さ100m程度である。

尤もこれらも全て雄二が手掛けた代物なので外見からは想像がつかない床面積や機能性などに於いて非常に高いポテンシャルを有しているのだ。

見た目は20階程度であってもその実際の床面積は100階建ての超高層ビルを遥かに凌駕しているのである。

驚くべきはその広さだけではない。この区画にある全建造物は空調も照度もセキュリティもすべて自動制御で管理されているインテリジェンス・オフィスビル群なのだ。

───話を元に戻そう。

雄二らを乗せた高級車は官公庁ビル群を横切って更にアスファルトを進んでいく。

やがて眼前に見えてくるのは地球で言うところの中世ヨーロッパを彷彿させるお城。

そしてその後方約1㎞先には果てしなく広がる途轍もなく大きな森林地帯?幻想的で霧に深く覆われており、非現実的な雰囲気が漂っている。

周囲は晴れ渡って太陽が燦燦と輝いているのにだ。

ナミさんはもちろんだが菜摘も『ネオアース』を訪れたのは初めてであり、雄二の私有地から外に出るのも今回が初めての体験なのだ。

地球では到底お目にかかれないその光景に唖然と見つめるだけである。

「この帝城が一応カムフラージュではあるけれど、我々の居城という事になってます。」

帝城を指さして雄二が説明して行く。

「本当の居住地はその奥に見える幻影の中ですけどね^^」

ナミさんがいる為か、相変わらず敬語で喋る雄二に違和感しか感じない菜摘はついに、

「雄二君?君が敬語を使ってるから調子狂うんだけど?」

普段から雄二の砕けた、一歩間違えれば失礼極まりないしゃべくり方に慣れ親しんできた菜摘にとってはやはり気色悪いのだろう。我慢できずに苦言を呈してきた。

更にナミさんまでもが、

「どうか普段の喋り方でお願いします。」

と頭まで下げてきた。

「・・・・・ほな、今まで通りで^^;;」

そんな会話を続けているうちに車は帝城正門前で停車する。

そこで運転席のレミエルがぼそぼそと呟きながらあるレバーを引くと突然 車体前方10m辺りのアスファルトの部分が光りだし、薄い半透明なカーテンのような幕が出来上がる。更に幅3m奥行き15mに渡りガタンッと下り坂を形作って窪んだのだ。

それを眺めていた菜摘とナミさんは目がテン。

雄二はその二人に【ヒール】をかける。

レミエルは程なく車を再び前進させると、車体が下り坂にさしかかったところでガクンと沈み込む。

尚も車が進むと…「トンネルぅ?」──菜摘がボソッ。

そうなのだ!3人を乗せた車が進んでいるのは紛れもなく完全舗装され、内部照明も行き届いたトンネルだったのだ。

数分かけてゆっくりゆっくり進んでいくと、だんだんと前方が明るく開けてきた。どうやら地上に出たらしい。

そこに見えてきたのはこれまただだっ広い草原?遠くに山も見える。

やはりここも地球で、日本で見られる風景と何ら変わりがない。

しかし進行方向を目で追っていくと、デーンとまたまた途轍もなく大きい白亜の土台。そしてその上に鎮座しているどデカイ四角い箱のような建造物。

「ああ、療養施設に行く時は『転移』を使ったからわからんかったかw・・・・なっちゅ、あの大きな建物がなっちゅが出るまでおったとこ…即ち俺んたの住処=宮殿やな^^」

どんどん大きく視界に迫ってくるそれを指さしながら雄二が菜摘に説明する。

更に数分走り続けてその()殿()が見上げる程の圧倒的な大きさが伝わる位置に辿り着く。

すると今度は緩やかな登り坂?しかも不可視の。

見えない坂をどんどん上がっていく。

気が付けば建物の正門、大層豪華で大きな門前エントランスで漸く車が停車する。

レミエルが運転席から降りて後部ドアを開放する。

門の入り口前にはサリエル、ライラを含む使用人が数人 お辞儀をしたまま並んで立っている。

「おかえりなさいませっ!ご主人様、菜摘様」

サリエルがそう告げるとなお一層 頭を低くする。他の使用人もそれに倣う。

「ようこそおいでくださいました^^ナミ様」

間髪入れずナミさんにも挨拶をする。

ここまで来るとナミさんも色々と慣れてきたようで、

「お世話になります(o*。_。)oペコッ」

どうやら孫よりも順応性があるようだ。

サリエルに先導され、とりあえず3人で最寄りの応接室へ向かう。

他の嫁らには隣の部屋で待機してもらうよう伝えてある。

まずは3人でじっくり話をしようという訳である。

メイドによって飲み物が配膳される。

ここで出されたのはなんと日本茶、玉露だ。

まさか日本以外、もっと言えば地球から遠く離れた異世界である『ネオアース』で日本茶が出て来るとは思っても見なかったナミさんは目を丸くする。

しかし、そこは年の功。すぐに切り替えて雄二のさりげない心遣いに感謝の言葉を紡ぐ。

「こんな婆さんに気を遣って頂きありがとうございます。」

雄二は少し気恥ずかしそうに頬をポリポリ。

一息入れ落ち着いたところで雄二から話を切り出す。

「実は・・・俺、中二の頃、突然意識不明のなってしまいまして。。。その時に神様と遭遇しちゃいましてですね^^;;」

これまで詩織、マリア、そしてオリュンポスの三女神+天使ら以外の嫁に対して説明してきた内容をナミさんにも話す。

加えて菜摘の唯一の肉親であり、かけがえのない存在だったナミさんが余命幾ばくも無い状態だった事。

菜摘の為にこちらの世界に来てもらった事。

その際、身体を健康体に戻した事。

今後は菜摘と逢いたいときにいつでも逢える事を伝えた。

もちろん、タウニールらによる地球襲来やそれに合わせて雄二が行なった人口調整については伏せてある。

真実を知っているのは前述の詩織らのみである。

雄二の話を静かに聞いていたナミさんがここで口を開く。

「やはり貴方様は神様の御使い様…いえ、神様そのものであらせられましたかっ!孫から聞いた話ですとつい先だっても孫の命をお救い下さったとか。更に今回、こんなおばばまで生き返らせて頂いて・・・唯一の心残りであった孫の元気で幸せそうな顔を拝むことも叶いました。」

雄二としてはかなり心苦しくなるナミさんの感謝の言葉だったが、どうにかやり過ごす事に成功した。

それからは菜摘により雄二にとってはほぼ黒歴史な武勇伝をまるで自慢話の様に暴露されてしまい、雄二の精神的ダメージが浅からずあったのは言うまでもない。

小一時間近く続いたおしゃべりもひと通り落ち着いたところで雄二はナミさんに他の嫁を呼んでそれぞれ紹介したのだが、嫁の人数の多さもさることながら、異世界のお姫様をはじめ女神や天使、果てはヴァンパイアのお姫様やいわゆる人外まで含まれてると言うバラエティ豊か過ぎるのにももはや驚きを通り越して苦笑いを浮かべるナミお祖母ちゃんであった。

驚きはするものの何故だか納得し、他の嫁らと速攻で仲良くなるナミさんを見てその高い順応性に却って慄く(菜摘)

「な、なんで納得しちゃってるのよ?お祖母ちゃん;;」

菜摘にそんなツッコミを受けても逆に、

「ん?…そんなことより、ほらほら^^なっちゃん?もっと頑張らないとw他の方達に負けないように雄二さんにもっと積極的にアピールしないと?!なっちゃんは昔から肝心な時に限って引っ込み思案だったからねぇ^^」

などと菜摘をけしかけていた。

「うがぁぁ~~!!お祖母ちゃん?余計な事言わなくてもいいからぁ!!;;」

ついさっき、雄二の黒歴史をあっさり祖母に暴露した菜摘だったのだが、その祖母から逆に暴露されてしまった菜摘。

実に“因果応報”である。




















そろそろ新しいイベントを入れなくては・・・

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