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俺ってばぁ、何か知らんけど神超えちゃったみたいなんだけど?えっ?好き勝手しちゃっていいのぉ?  作者: 未だ厨二病な翁(じいじ)
第二章 未来の為に… ~高校時代そしてテイクオフ~
168/216

唐突に閑話その二 カーミラの里帰りデート♫

す、すみません;;;m(__)m

なかなか更新できてませんでした。

誠に申し訳ございません。

時系列で言えば前回ネオアースに渡った際、現地妻一人一人とのデートを敢行した時期まで遡る。

そして今回はガブリエルの次として控えていたカーミラとの逢瀬の話にあたる。

ヴァンパイア族の姫であるカーミラの希望は魔界への里帰りデートであった。

カーミラとしては母親であるヴァンパイア族女王エリザベートや里のみんなに雄二の嫁となった自分を見てもらいたいのだ。

雄二にしてみれば一年以上前にヴィリュに唆され、地球に来て魔界に帰れなくなっていたカーミラを送っていって以来の魔界訪問である。

まずはエリザベートへ近況報告する為、二人は城へ向かう事にした。

以前 訪れた時と同じく城付近まで転移し、そこから徒歩で城へと移動する。

カーミラの方から事前にエリザベートに連絡が行ってるので前回のような騒ぎにはならない。

城門へ近づくと、既に出迎えの者達が門前に集まっているのが視認できた。

エリザベートを中央に家臣、騎士、侍女達がズラリと並んでいる。

雄二達がエリザベートの前へ辿り着くと、エリザベートをはじめ家臣、侍女、騎士達 そこに居合わせた全員が跪き、首を垂れた。

「主様 ようこそおいでくださいました。」

「お久しぃ~^^エリザベートさん。お元気そうで何よりやわ♪」

「はい♪おかげさまで憂いも無く暮らせております。これも主様の御加護のお陰でございます^^」

「ふむ^^そら結構なっこっちゃww」

こうして挨拶を済ませた雄二はカーミラ共々城内の応接室へ案内された。

普段から雄二が【テレパシー】を付与したイヤリングによりエリザベートは娘のカーミラと頻繁に連絡を取り合っている様なので、雄二としても安心である。

雄二自身もたまに【クレヤボヤンス】で魔界の様子をチェックしているので問題があればすぐ動ける。

こうして雄二とカーミラはお茶を飲みながらしばらくはエリザベートと談笑する事にした。

カーミラはとても幸せそうに雄二の許での生活ぶりや雄二の武勇伝などを母親に話すものだから雄二としては非常にこっ恥ずかしく居心地がよろしくない。

とはいえ、あまりにも嬉しそうに話すカーミラを諫めるのも憚れるのでここは耐えるしかなかった。

そんな娘の話をこれまた満足そうに聞いているエリザベートの顔も女王の顔ではなく、母親としての顔だったのは言うまでもない。

ひと通り 母娘の語らいを終えたところで雄二はカーミラの案内で魔界を巡る事にした。

「主様、今宵は主様の歓迎会を盛大に行ないたいと存じますのでごゆるりとして頂ければ幸いでございます♪」

出がけにエリザベートから声がかかった。

(ふむ...やっぱそうなるかぁ(-_-;)前もって【時間操作】しとって正解やったな^^)

────────────

城から外に出て空を見上げると、そこは明らかにココに来る前に見ていたネオアースや地球のそれとは違う空気だ。

赤黒く澱んだ空が広がっている。魔界は年中こんな感じらしい。

「いちおう【結界】とかかけておいた方がええやろなぁ。。。」

「主様なら大丈夫だと思われますが、人間がこの魔界にいるとどうしてもわかってしまうのでその方がいいでしょうねぇ。。」

魔界の住人は感覚も人間を遥かに超越している。

たとえ上手く隠れていようが僅かな匂いなどで見つけ出してしまうのだ。

居るはずの無い人間がココにいると、それはそれで厄介な事になりかねない。

そこで雄二は自分自身とカーミラに匂いも視認も不可能な【結界】を施した。

只の【認識阻害】のみでは魔の者らには通用しないのだ。

カーミラも既に人間として生活している為、匂いが染みついているだろう。更には『ヴァンパイアの姫』という立場からも面倒事を避ける意味で施しておく。

ちなみに地球の表裏一体として存在しているこの魔界には様々な種族や魔物、魑魅魍魎、怪異と言ったモノが存在している。

魔王サタンを頂点にした悪魔(デモン)族。

エリザベートやカーミラ達のようなヴァンパイア族。

強靭な体躯を持った人狼族やオーガ(鬼)族。

水の中でも生きられるマーフォーク族。

他にもいくつかの種族がそれぞれの自治区を持ってまとまって生活している。

更にはこういった自治区、並びに非自治区には数多の種類の魔族、獣人、夢魔、妖精、妖怪、怪異が生息している。

尚、自治区は種族でまとまっているので割と治安は良いが、非自治区は正に無法地帯=殺るか?殺られるか?或いは食うか?食われるか?なのである。

以前、カーミラを送るために魔界を訪れた時はヴァンパイア領のみだったので各地を見て廻る事ができなかった。

なので雄二は今回の訪問を密かに楽しみにしてたりする。

「まずはどこを廻りましょうか?・・・と言っても妾もほとんど城から出た事などなかったのですが;;」

歩きながらカーミラが雄二に話しかけて来た。

「ん?そっか^^適当にあっちこっち巡ってみるべ♪」

二人が転移で最初に訪れたのはヴァンパイア領から遠く離れた場所に位置するいくつかある『非自治区』の一つで広大な森と隣接した所だった。

“怖いもの見たさ”或いはよりアグレッシブな光景を期待しての来訪だ。

その地域はヴァンパイア領などの自治区と比べても一段と空気が澱んでいる。

森の方から強烈な瘴気が漂ってきている。

あちらこちらで文字通り、弱肉強食の構図がリアルタイムで絶賛展開中なのだ。

あり得ない大きさのスズメバチの大群がサイクロプスを襲っていたり。

そのスズメバチを美味しそうに咀嚼しているこれまた巨大なグリズリーがいる。

他方ではヘルハウンドと妖狐が戦っている。

夥しい数のおどろおどろしい姿の魑魅魍魎がこれまた醜悪な容姿のギガースに纏わりつき、自らのテリトリーである泥沼に引きずり込もうとしている。

中には束縛を嫌い、自治区から流れてきているであろう人狼、オーガの類いもいる。

同種族同士での殺し合いも見受けられる。

まさしく“混沌”である。

「うわぁ~!色んな形態のヤツがおるねんなぁ^^;;」

「見た事が無い魔物がいっぱい!!」

様々な生物がうようよ蠢いているのだが、そのほとんどがヴィジュアル的にNGなので雄二は、

「もうええかな?;;気色悪ぅなってきたわ(-_-;)」

と言いながら自分とカーミラに極弱【ホーリー・ライト】を施し、精神面を癒す。

次に二人が訪れたのはさっきとは別の非自治区。

こちらは先程までの魑魅魍魎は影を潜め、人型に近い者達が多く見られる。

ちゃんとした区画整地もされているいるようだ。

サキュバス、インキュバス、悪魔といったある程度知性がある連中が集まっている。

とは言っても非自治区なので治安はやはり良くは無い様で、縄張り争いなどが日常茶飯事みたいである。

何故かサキュバスとインキュバスが取っ組み合いしてたり、ヴァンパイアとウィッチが言い争っている。

ここも同じくカオスなようだ。

(ああ...インキュバスと言えば確か・・・)

丁度一年ほど前、この魔界から表世界であるいわゆる人間が住まう世界に渡って来た悪魔=ヴィリュ。

その仲間である3体の悪魔が当時の日本の反社会的集団であった暴走族、暴力団、過激派グループ それぞれの幹部に取り憑き暴れていた。

過激派の方はアリーに任せ、暴走族の(ヘッド)並びに暴力団幹部は雄二が処理したのだった。

取り憑いた悪魔を【ホーリー・ライト】で消滅させた後、その宿主だった外道二人をここ、インキュバスの溜り場に転送させた事を思い起こしたが、即座に頭から除外したのだった。

そいつらがどうなっていようが知ったこっちゃないし、ハッキリ言って悍ましくて考えたくもないのだ。

そして速攻で移動を決めた。

その後も雄二とカーミラは不可視のままであちらこちらを巡った。

サタン(ルシファー)が治めている所では堕天使達が前世の悪行で堕ちて来た元人間を嬲りモノにしている。

(そういえば常軌を逸すほどの悪行をしでかした人間は輪廻の理から外されてココか地獄に送られるんやったなぁ。。。)

雄二はその光景を眺めながら、ふと そんな事も思い出していた。

激しく自業自得なので同情も湧いてこない。

マーフォック達が生息している海辺にはセイレーンやクラーケン、リヴァイアサンまでいた。

日本の妖怪・怪異の類いとして名前が知られている海坊主(海入道)はこのクラーケンの亜種だったりする。

ついでに言えば河童もここにいるマーフォックの一種であり、天狗はハービーの仲間と言っていいだろう。

こうして雄二は魔界の各地をカーミラと共に巡った。



ヴァンパイア領の城に戻るとすぐさまエリザベートに湯浴みを勧められた。

案内されるまま浴場に向かった雄二は足を止めて固まってしまった。

浴場の入り口には幾人もの侍女が控えていたのだ。。。しかも素っ裸でっ!

彼女ら全員は漏れなくヴァンパイア族なので外見は人間とほぼ同じなので、思春期真っ盛りな今の年齢の雄二には教育上?非常に宜しくない。

しかも選りすぐりの麗しい女性ばかりなのだから堪ったもんじゃない!

(エリザベートさん...過剰接待やで(-_-;)・・・ハア)

雄二はため息をつきながら丁重に彼女らを説得しご退散頂いた。

浴場自体は総大理石の豪華な造りになっており、広々としていた。

無駄に大きい湯船に浸かりながら雄二はしばし頭を空っぽにした。

ついでにお腹も空っぽである。

風呂から上がり用意されていた着替えに袖を通したのだが、、、

「・・・・エライ派手やなぁ;;;」

何とそこに置かれていたのは金ぴかのシルク製ローブだった。

【異空間収納】には雄二の好みの衣服、着替えがよりどりみどりごっそり入ってはいる。

だがせっかく雄二の為にエリザベートが用意してくれたのだ。安易に無碍にするのもどうかと思う雄二には選択の余地は無い。

仕方なくそのままそれを着衣して入り口付近に控えていた侍女に案内されるがまま歩を進めた。

侍女は雄二の姿を見るなり、思い切り目を逸らした。見事なまで露骨にだ。

雄二は少なからず精神的ダメージ負いながらもこの罰ゲーム?に耐える他ない。

羞恥に耐えながら連れて来られたのはこれまただだっ広い食堂。

既に着席していたエリザベートやカーミラ、更には仕えている臣下達が一斉に立ち上がり、雄二を出迎えてくれる。

指定された席に雄二が座るのを確認すると立っていた全員も腰を下ろす。

エリザメートもカーミラも煌びやかなドレス姿。臣下らも正装である。

一方の雄二は金きらローブ。

幸いそこにいた者達は今の雄二を見ても特におかしな態度は取らない。むしろその姿を憧憬の眼差しで見つめている程である。

(そないな目で見んといてぇ~!(哀願)

雄二にすればこちらの仕打ちの方が堪える。

そんな雄二をよそにエリザベートは徐に再び立ち上がり一礼したのち、

「主様、本日はわたくし共ヴァンパイア領においでいただき誠に有難うございます。おかげさまで娘もとても幸せそうに暮らしているようで親としましても至極安堵しております。今宵は身内のみのささやかなものではございますが、歓迎の(うたげ)を催したいと存じます。」

(ちょ、ちょい大げさとちゃうかぁ?;;)

エリザベートの合図で控えていたメイドが一斉に動き出す。

「それではまずお飲み物をお持ちくださいませ・・・・・宜しいですか?。。。親愛なる主様と我がヴァンパイア族に栄光あれっ!乾杯っ!!」

そして始まった雄二歓待の宴。

振る舞われる料理は地球で人間が食す物と何ら変わりのない豪勢なものばかりだった。

・・・のだが、雄二に出される物には他の者とは若干異なっていた。

スッポンの生き血、牡蠣、ニンニク…等 明らかに精を付ける為の代物が混ざっていたのだ。

それを垣間見た雄二は苦笑するしかなかった。

横目でエリザベートを見やればニマニマ。カーミラに至っては落ち着きがなく、ソワソワなさっておられる。

(うん...俺にはこんなもん必要無いんやけどな;;;)

そうなのだっ!何もかもがほぼ∞な雄二は精力も当たり前の様に無尽蔵なのである。

と言うかだっ!既にこの後の展開は把握できている雄二は今日 何度目かの苦笑いを漏らすのであった。

しばらくして宴もつつがなく終焉を迎え、お開きとなった。

臣下達もそれぞれの居を構える処へ散っていった。

残ったエリザベート母娘と雄二は場所を変えてゆっくりお茶を飲みながら歓談する事にした。

「如何でしょうか?主様・・・この()はちゃんとお役になってますでしょうか?ご迷惑などおかけしてないでしょうか?;;」

エリザベートが隣に座る(カーミラ)の頭をポンポンと小突きながら尋ねてくる。

カーミラはそんな母親を鬱陶しそうに半目で睨んでいる。

(しかし…ホンマ母娘っちゅーより、どう見ても姉妹にしか見えんわなぁ(笑)」

どちらも長命種族である純粋なヴァンパイアなので既に千年は優に生きているはずなのだが、誰がどう見ても十代半ばにしか見えないのだ。

「いえいえ^^エリザベートさんの教育の賜物でしょうネ。非常に助かってますよ(^^♪」

雄二がカーミラがキチンと『トゥルリバパラピア帝国』で頑張ってる事を伝えると、エリザベートはいかにも嬉しそうに満面の笑顔を綻ばせる。

カーミラ本人も褒められているのが嬉しいのか照れくさそうに笑っている。

(か、可愛ェやないかぃっ!w♡♡♡)

そんな表情を見せるカーミラにキュン♪としてしまう節操なしの雄二。

このように穏やかな雰囲気のうちにまったりと寛いだ三人だったが、タイミングを見計らったようにエリザベートはふいに跪き頭を下げながら、

「主様?誠に申し訳ございませんが、わたくしは先に休ませていただきます。嬉しさのあまり、ついつい飲み過ぎてしまいました;;あとはカーミラにお世話させますので・・・何分(なにぶん)にもこの子は初めてですので、行き届かないところがあるかと存じます。どうか寛大な御心でお願い致します。」

そう宣って三つ指を付くのだった。

(やっぱこうなるんやなぁwwわかっちゃいたけどな(^_^;))

更にはカーミラに、

「ちゃんと()()()()()()()()のですよっ!」

とか、

「教えた通りに・・・ごにょごにょ…」

などと告げ終えた後、エリザベートは部屋から出て行ってしまった。

先程まではしゃいで母親とおしゃべりしていたカーミラだったが、雄二と二人きりになり更には母親から色々吹き込まれていたからだろう 黙り込んで俯いてしまう。

シーンと静まり返る室内。雄二から声をかけるでも無く、幾ばくかそのまま時間が過ぎて行く。

数分後、沈黙を破ったのはカーミラだった。

「ぁ...あのぉ 主様?」

「ん?」

雄二はカーミラへ視線を移し、返答する。

「ゎ、妾はこ、これより湯浴みをし、身を清めてまいります。お部屋でお待ち頂けますか?」

小さい声ながらも覚悟を決めた眼差しでそう告げて来た。

雄二はそんなカーミラを優しく抱き寄せて額に口づけると、

「わかった。。。でも無理はせんでええからな?」

そう一言返し、自分にあてがわれた部屋へ戻って行った。

それからどれぐらい時間が経っただろうか?

雄二が『権能』を使えばカーミラが今、どういう状況なのか等全てが解るのだが、無粋な事をするのもどうかと思うので敢えて何もせずにしておく。

雄二はこれまでも二十人前後いる嫁の半数近くを既に抱いているので女性の扱いなど諸々も超人レベル…いや神レベルなのだが、初めてをもらう女性はやはり気を遣うし緊張もするのだ。

そんな自分が可笑しくなり、「フッ…」と自嘲気味に笑う。

やがて…この部屋の扉を控えめにノックする音が聞こえてくる。

「どうぞ^^」

雄二が返事をすると、扉が開いた。

無論 入って来たのはカーミラなのだが、その姿たるや何とも扇情的なものであった。

恥ずかしいのだろう、顔は下にむけたまま。しかし首から下はシースルーになっている薄い紫のネグリジェである。

これも恐らく母親であるエリザベートの入れ知恵なのだろう。

そしてネグリジェの下には何も着けておらず、羞恥心で心なしか顔が赤く染められている。

(ん?ヴァンパイアって普段から顔色が悪いはずなんやけどw)

こんな時でもしょーもない事を思い浮かべる雄二である。

「ぅぅぅ...」

微かに漏れる声を耳にして雄二はカーミラに近寄り抱きしめると、

「綺麗や♡♡♡」と耳元で囁き、そのまま抱き上げてベッドへ(いざな)う。

改めてカーミラの身体を見つめる。

やや痩せ型ではあるが女性らしいしっかり丸みを帯びた艶やかな体つきだ。決して大きくはないが形のいい胸、スラリと伸びた脚…等。

何よりもクビレが半端ない。

雄二がその美しい肢体に見入ってしまっていると、

「ぁ...あのぉ、ぁ主様?」

カーミラはいかにも恥ずかしそうにモジモジ。

「ああ、、すまんwあんまカーミラが綺麗やったから見蕩れてもた^^;;」

雄二も照れ隠しにそんなセリフを紡ぐと、彼女の頬を撫でる。

ピクッと震えるカーミラに【ヒール】と【状態改変】のコンボを施し、

「大丈夫か?別に今晩や無ぉても…」

と彼女を気遣うのだが、カーミラは小さく微笑みながら首を横に振ると、

「いえ、大丈夫です。ですので妾を今すぐ貴方様のモノにして下さい。♡♡♡♡お願いでございます(ウルウル)」

覚悟の籠ったキラキラな瞳で真っすぐ見つめながらそこまで言われたらもうこちらも腹を括るしかないと悟った雄二は、

「わかった^^今からカーミラをオレの女にするっ!なるべく優しくするけど辛くなったら言うてな?」

そう告げると同時に【状態改変】と極弱【ホーリー・ライト】をカーミラへ施し、落ち着きと癒しを与えると共に痛覚を鈍化させ、代わりに快感をより強く感じるようにした。

「ああ、漸く…漸く妾も主様のご寵愛を賜る事ができるのですね♡♡♡♡嬉しゅうございます♪…ぅぅぅ」

雄二と出逢っておよそ1年。その人柄、器の大きさに心を打ちぬかれ、徐々に恋慕を募らせていった。

無論 カーミラにとっては初恋である。

そしてここにきて遂に温めてきた想いを遂げる事が出来るのである。歓喜の泪を溢れさせるのも無理もないだろう。

雄二はそんなカーミラの頬を伝う泪を指で優しく拭うとそのまま頬、唇へとキスを繰返し、カーミラを徐々に包み込むように極力 身体を気遣いながらもじっくりゆっくり愛でてゆく。

こうして雄二と一つになれたカーミラは雄二の腕の中で幸せの寝息を立てるのだった。

それから数日間を魔界で過ごした二人はエリザベートらに見送られながら『トゥルリバパラピア帝国』へと戻って行くのであった。

その際、カーミラが腰を抑えながら、

「主様・・・激しすぎですぅ;;;」と文句を言っていたのはご愛敬。。。










閑話ですが、ようやく更新できました。

今後は不定期更新(できれば二週間に一回更新したいなぁw)になるかと存じます。

決してエタらないようにだけはしますので気長に待って頂ければ幸いです。

またご感想、ご意見などお寄せ頂ければ 励みになり嬉しいです。


今後とも拙作ではございますが、本作品を何卒宜しくお願い申し上げます。

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