本編 第018話 三番目にして最後のざまぁ(復讐劇)
お世話様ですm(_ _"m)
じいじです。
この話の後半はなかなかエグい表現がありますのでご注意願います。
イジメの代償を表現したかったんです。
気分を害された方・・・申し訳ありません。
雄二がやって来たのは自分達の通っている高校から南西に2㎞程離れた所にある河川敷の部分的ではあるが一通り整地された空き地。
周りは整地されておらず、雑草が生え放題で藪なんかも存在しており、広さもかなりある。近くには列車が通る鉄橋が架かっており、土日にはここで草野球に興じる者もいるらしい。
しかしウィークデーの夕方は人影は疎ら。
普段は疎らなはずなのだが、何故か今日は約200人集まっている。しかも男子高校生ばかりが200人。
雄二は【認識阻害】を施し、様子を窺う。
本来なら福田とその仲間である山田、大野、安藤、澤田ら20人くらいの一年生ばかりの仲の良いメンバーと強引に連れてきた獲物である○高の男子生徒3人だけのはずだったのだが、これも雄二が誘導して他のグループの悪ガキどもや二年、三年といった上級生のツッパリ連中にも集まってもらったのである。
つまりは○○商業に在籍している大部分の『不良さん』が集まった事になる。
その200人のそうそうたる皆さんに囲まれているのが自校の校門から無理やり連れて来られた○高男子生徒3名。
もはや絶体絶命な蛇に睨まれた蛙状態で立ってることも出来ず、へなへなと座り込んでしまっている。
実際の状況を把握したので雄二は早速SHOW TIMEの準備に取り掛かる。
まずはいつものように一人も逃げられないよう、この河原の空き地一帯に【結界】を張る。
更にはこの群衆に囲まれて項垂れている3人の○高男子生徒を白いスモークで覆う。
いきなり発生した煙に周囲の不良さん達はおったまげて数秒固まる。
その間に雄二は蛙になっている3人を元いた校門付近まで転送させ、【状態改変】と軽い【マインドコントロール】を施し、放課後に起こった事象の記憶を無かった事にする。
ついでに現場周囲に居た○高の関係者全員の記憶も操作しておく。先程 生徒会室へ知らせに来てくれた二人も含めて。
やがて3人の○高男子生徒を覆っていた濃い目のスモークが霧散していく。
スモークが無くなり、視界に入って来た者を見て再びフリーズする不良さん達。
そこに居たのはさっきまでビビッて座り込んでいたガリ勉3人衆ではなく、全く違う人間が居たのだから無理もない。
福田以外は殆どが面識がないわけなので「誰や?こいつっ!」と言うような顔になる。
そんな中やっぱり声を上げたのは、
「お、おまっ!!・・・」
福田だった。あまりの驚きのあまり途中で言葉を詰まらせてしまう。
これに対し雄二はすっとぼけた顔をして、
「あれあれぇ~~?アンタ俺の事、知っとるん?」
などとわざとらしくおちょくるように問いかける。
「っざけんなよぉぉ!!稲村ぁっ!!手品みたいな真似しやがって!!」
逆上して大きな声をはり上げ、雄二を睨みつける福田。
しかし雄二は尚も鼻をほじるような仕草をして福田の神経を逆なでしていく。
「福田っ!こいつ お前の知り合いか?」
「おいおい!舐められとるみたいやぞ?」
「わからんけど…知っとるような知らんような、曖昧やわ」
「なんやそれぇ!?でもこの態度、イライラしね?」
「ムカつくわぁ!」
「ならボコボコにしても問題ないやろ?せっかくのカモを逃がしやがったしよぉ!」
「なんやよーわからんけど、こいつも○高の制服やし…さっきの3人の分を楽しませてもらおうかww」
「この制服見ただけでもムカつくんだよなぁ!ちょっと頭が良いからって俺んたをバカにしやがってよぉ!!」
「そうやなっ!俺らみたいな落ちこぼれの気持ちなんかこいつらには理解できんやろーなぁ!」
「あ゛ぁぁぁっ!そう思うとむっちゃ腹が立ってきたわぁ!!」
「いっそのこと、こいつ ここで殺すべ?wだれも見とらんしなw」
「おいおい!お前らっ!間違って殺すなよ?w俺達、上級生は関係ねぇからなっ!!」
「まぁ、殺そうが何しようが俺んたの知ったこっちゃねぇがなww」
「おもしろそうやなぁww俺達も混ぜろやっ!」
不良さん達は一斉に頭の悪いセリフを喚き散らす。
周囲にいる先輩の不良さん達も煽るわ煽るわ。中には参戦したがる輩もいる。
(┐(´д`)┌・・・どんだけコンプレックスあんねんっ!)
雄二は盛大にため息を吐き、憐みの視線さえ向ける。
そんな雄二の反応に尚更ぎゃーすか騒ぐ不良さん達。
(気持ちはわからんでもないが、だからといって非力な者達を対象に理不尽な鬱憤の捌け口にするのはどーしても許せんわな!てか、こういうとこも前のまんまなんやね。)
雄二は自らが『前・世界』で受けてきた壮絶なイジメ体験を回想しながらふつふつと復讐の炎を燃え上がらせるのであった。
『前・世界』でかつて○○商業の生徒だった雄二は入学して早々イジメの恰好のターゲットにされた。
当時 視力も悪かった雄二は前の方の席に座っていたのだが、授業中だろうが昼休みだろうが後ろの方から丸められて堅くなったアルミ箔の塊は飛んでくるは。
脳性まひの後遺症で醜く歪んだ顔や言語障害で耳障りなしゃべり方を真似して揶揄ったり、詰り侮蔑の言葉で口撃してくるは。
何の脈絡もなく蹴飛ばされたり、後ろからどつかれたり。
下敷きで耳を削ぐような事もされて血が出た事さえあった。
仲の良い友達も居るには居たが、誰一人庇ったり、文句を言うなんてあり得ない。皆見て見ぬフリ。
堪りかねて担任や親に相談してみても全く何も変わらなかった。それどころか父親などは、
「イジメられるおまえにも原因があるんとちゃうんか?」
などと言う始末。
こういう連中にイジメる真っ当な理由など存在する訳が無いと言うのに…だ。
結局、雄二は高校を卒業するまで耐える事しか出来なかった。
そんな地獄のような日々を思い返しながら意識を今の状況に戻す。
確かに雄二が『タイムリープ』してきたこの世界は基本『前・世界』をそのままトレースしているのだから多くの事柄や個人個人の性格や思考、行動パターンもそのまま踏襲しているのだから当たり前なのだが、今 雄二の目の前にいる面々があまりにも過去のまんまだったので思わず「クスッ」と笑ってしまう。
それを目にした福田らは完全にブチ切れて一層喚きながら今にも襲い掛かってきそうな勢いだ。
そこで雄二はまず自分との因縁が決して浅くない者とその他に分別する事にした。
学年の違う不良さん達やさほど面識の無い連中はサクッと意識を刈ってとりあえずは大人しくオネンネしててもらう事にする。
周囲の多くがバタバタとその場に倒れていくのを垣間見た福田らは唖然と立ち尽くしている。
「っ!!な、な、なななな、なんやこれぇ!!何が起こってる??;;;」
一番ビビリのくせに一番やかましいお調子者の山田がウルサイ。
「・・・何しやがった?」
威嚇するような低い声で福田が雄二に問いただして来る。
「ん?ああ、あんま関りがない奴らは はじいとこう思ぉてなww」
「はあ?どういう意味や?」
「んな事より・・・俺をボコボコにするんやなかったんか?ww」
現在立っている不良さんは全員が雄二と同級生である一年生の40人ぐらい。そして全員が『前・世界』において雄二を集団で執拗なまでにこっぴどくイジメぬいた連中に他ならない。
福田を筆頭に大野、安藤、鈴木、澤田、山田、外園、中嶋・・・他。
中には名前も知らなかったがイジメに加担してきた奴らもいた。
雄二にとって忘れたくても忘れられない苦々しい思い出をくれた張本人たちであるのだ。
「調子ぶっこいてんじゃねぇぞ!?ごるるるるぁっ!!」
頭に血が上って冷静さを完全に失っている福田らは目の前にいる雄二をボコる事しか考えられなくなってきているようだった。
雄二が既に百数十人の不良さん達を一瞬で無力化しているというのに・・・。
それさえ失念するほど怒り心頭だったのだろう。だから彼らは雄二の力量を見誤ってしまっていた。
即ち単細胞でお花畑な連中なだけなのだ。
おまけに雄二ひとりに対し自分達は40人。自分達が負ける事など露ほどにも思っていないのである。
(こいつらはいっつもそう!集団でないと何もできないくせにイキがるのだけは一人前やったなw)
呆れ返りながら雄二は右の手の平を上にしながら前方に出して、人差し指と中指をチョイチョイして、
「かも~ん♪」とお道化て見せる。
ついでにお尻を相手に向けて突き出し自分の左手でパンパンと叩くポーズで更に挑発する。
同時に効果音として「カーン!」とゴングの音を響かせる。
すると、まずはお調子者の山田が全速力で突進してきた。
まさに猪突猛進である。
しかし雄二は難なくぶつかるすんでの所でヒョイと躱す。
山田はスピードを落とすことなくそのまま藪を突き抜けて遥か後方にある川の中にダイブしていった。
(相変わらずアホやなぁwこいつ。。。)
間を置かず、数人が一斉に雄二に向かってきた。
当時 流行っていた『ブ○ース・リー』よろしく奇声を上げながらカンフーアクションを真似ていた。
普通の人間ならとてもじゃないが対処できないだろうが、雄二には【フィジカル・ブースト】がある。
雄二は常日頃から『身体能力』を一般的男性の5~20倍にした状態で過ごしている。なのでこういった場合も全ての攻撃を容易く回避できるのである。
次から次へと繰り出して来るパンチや蹴りを尽く躱しきる。
「「「「「っ!!!!えっ!!!!・・・・」」」」」
自分らの攻撃が一向に当たらないので呆然とする不良さん達。
それでも連中もまだまだ元気なようで、すぐに次の者が突進してくる。
両手で突き押しを繰り返しながらドスドスと向かってくる輩がいた。
(そういやぁ こいつ相撲部やったなw)
その巨体に物を言わせて突っ込んできたのは鈴木である。
この鈴木は中学も同じ中学であった。クラスが別々だったので中学時代はあんまり接点は無かったのだが、『前・世界』において高校で雄二と同じクラスになると福田らと一緒になって雄二をしつこくイジメていたのだ。
鈴木渾身の張り手も雄二に当たる寸前の所で空振りする。
躱された鈴木も驚いた表情になっていく。
そんな鈴木が雄二の姿を確認しようと横を向いた瞬間、鈴木の巨体が宙に舞った。
雄二のローリングソバットが鈴木の横っ腹にヒットしたのだ。
そのまま5m程すっ飛んで口から泡を吹いて気を失ったようだ。
それを目の当たりにした福田らは驚きと戦慄のあまりしばし固まってしまった。
「おらっ!どーした?俺を殺すんやろ?かかって来いやっ!!」
もはやどちらが不良さんなのかわからない口調で福田らを挑発し続ける雄二。
すると中嶋がその辺に転がっていた鉄の棒を拾うと中段の構えで雄二の前に進み出る。
どうやら素手では分が悪いとでも思ったのだろう。
すり足で徐々に間を詰めて来る。
(中嶋は剣道部やったなぁ。イジメなんてせんと真面目に部活やっとけばよかったものを。)
「セイッ!!」と掛け声をあげ、一気に詰めて刹那、雄二の脳天めがけて鉄の棒を振り下ろして来る。
鋭く振りぬかれた鉄の棒は普通の一般的な人間であれば間違いなく頭をかち割っていただろう。
しかし相手が悪かった。雄二はわざとギリギリのところで躱すのだった。
中嶋も間髪入れず何度も何度も振り回して来る。だが、一度たりとも雄二の身体を捉える事は叶わず、空しく空を斬る音が響くだけ。
「ハアハア…ハアハア・・・クソォ何で当たらんっ!?」
段々 中嶋の息が上がってくる。そこに加勢とばかりに福田らがやはりその辺にころがっている棒切れを持って雄二に向かってくる。更に石ころを投げつけてくる始末。
『相手を倒す為には手段を選ばない』らしい。
(元々こいつらはこんな卑怯な事、平気でやる連中やもんなw)
そんな事を思い出しながら雄二は全ての攻撃を躱し切る。
いつの間にか川から戻ってきた山田がガタガタ震えながら怯えるように、
「ば、ば、バケモノ・・・うわぁーっ!!」
と、叫んで一目散に街方向へ駆け出し始める。…が、目に見えない壁か何かにぶつかってしまい、そのまま卒倒して意識を失う。
(やっぱビビリの山田が一番最初に逃げ出したかww)
鼻で嗤いながら雄二は山田を一目し、すぐさま福田達に視線を戻す。
棒による攻撃も投石も全て見切られ、成す術も無く、疲弊し始めた連中に向かい、
「ざーんねんっ!お前らはここから逃げられんで?」
雄二が絶望を与えるように宣告する。
すると福田が咄嗟に雄二に向かって走り込んでくると捨て身のライ○ーキックをかましてくる。
これも横に動いて難なく躱すと、
「お疲れぇ♪」
と一言添え、雄二はそのまま福田の首筋にラリアットをお見舞いする。
福田はふわりと空中で半回転して顔が真下になる。間髪入れずに雄二は福田の後頭部めがけてエルボーをかます。福田は顔面から地面に叩きつけられるのであった。
その後、少しピクピクしていたが大人しくなった。まだ死んではいないだろうが、鼻血?で地面を赤く染める部分ができたみたいだ。
他の連中のうち幾人かは慌ててその場から離れようと全速力で駆け出す。
先程、山田がどうなったかを既に忘れてるかのように。
そして尽くぶつかる。
「お前らもアホやろ?wさっき言うたばっかやん!」
疲れてへたり込んでいた中嶋、澤田、安藤は恐怖に顔が引きつってガクガク震え、座ったまま後ずさりし始める。
「おいおい…これで終わりなん?物足りんわぁ~!もっと遊ぼうや?」
悪魔の如き笑顔で不良さん達に詰め寄る雄二。
雄二にしてみれば『前・世界』でこいつらに心が折られる程のイジメを受け続けてきたのだ。
執拗に何度も何度も。好きで障がいを持ったわけでもないのに…単純に他人と違って醜く気持ち悪いという理由で。人より何をやってものろくてトロいという理由で。
そんなくだらない理由でこいつらは雄二を嘲り、蔑み、詰り、言葉と物理的による二つの暴力でとことんイジメぬいたのだ。
理不尽である。あまりにも理不尽だった。
過去に想いを馳せ、はらわたが煮えくり返る程の黒い感情が湧き上がってきた雄二はこの程度で赦そうとは考えていないようだ。
(どのみち こいつらの事やから、こっちの方でも誰かをイジメとるやろうしな。)
“理不尽には理不尽で対応する”を敢行するべきだ。
雄二が一帯に施した【結界】内部はもちろん時間調整されているし、【結界】の外側からは内部を見る事は不可能なのだ。
というか、【結界】内部は完全に外側の世界と隔離され、いわば別次元?の空間になっている。
過去に遊んでもらった40人限定で鈴木、山田、福田を含む気絶している連中、そしてヘタレこんでいる連中の怪我を治してやり、体力も回復させる。
更に雄二はここに来て全員に雄二をイジメた記憶を蘇らせる。
「っ!!い、稲村っ!?・・・えっえええ~~っ!!!」
「おっ!やっと思い出してくれたん?忘れとったなんて薄情やなぁww」
イジメてきた記憶を鮮明に取り戻した不良さん達は一斉にパニクる。
{尤もこちらの世界に於いては身に覚えがない『前・世界』での自分達がしでかした事なのだが。}
雄二に言わせれば「そんなん知ったこっちゃないっ!!」のだ。
体力を取り戻し、怪我も治っているのに気が付いた何人かは懲りもせず再び雄二に向かってくる。
どうやらこの連中は物忘れがひどい様だ。
中にはまたしても走り出して障壁にぶつかり、沈黙する者もいる。山田を筆頭に。
「やれやれ…どいつもこいつもホンマ学習せんやっちゃのぉ~ww」
自分に向かってくる連中には丁寧に応戦する。
野郎どもに直に触れるのは嫌な雄二は不可視のオープンフィンガーグローブとレッグプロテクターを創って装着する。
やがて雄二に向かっていった不良さん達はズタボロにされて行く。
ある者は腕や足をへし折られ、ある者は顎を砕かれ、またある者は内臓の一部が破裂している。
せっかく復活した福田も顔面がパンパンに腫れあがり、目がまともに開かない状態であり、両手コブシ両膝も砕かれている。
鈴木は首があらぬ方向に捻じ曲げられ、痙攣している。
中嶋はやはり両腕が潰され、膝も砕かれている。
大野は右半分の顔面が陥没してしまって原形をとどめていない。
澤田はあばら骨が何本も折られ、その一部が皮膚を突き破って露出している。
安藤は顎と両肩を砕かれ、血をダラダラ流している。
山田は障壁に強かぶつかったせいで鼻と歯が折れ、血だらけで仰向けに倒れている。
立っているのは雄二のみである。
周囲を見渡すと死んではいないが、全員虫の息である。
そこで雄二は再び【ヒール】と極弱【ホーリー・ライト】を行使し、奴らの怪我を治癒し、体力を回復させる。
ただし痛みの感覚と記憶はそのままにしておく。
そしてまたおちょくって挑発し、向かって来るように仕向け、完膚なきまでに叩きのめす。
このルーチンを数回繰り返し、連中の心を完全にへし折る。
鬼畜である。鬼である。彼等にとって雄二はまさに悪魔に見えただろう。
「う゛ァぁぁ;;;も、もぉゆるぢでぇ~~~っ!!!」
とうとう泣きわめいてしまった。
土下座をして赦しを乞う福田らを見下ろし雄二は、
「俺がそうやってやめてくれるよう頼んで…お前らやめてくれたっけ?」
そう問われ、答えられずに黙り込む不良さん達。
雄二もそろそろ飽きて来たので、
「じゃ、そゆことでwwお前らはずっとこの中で生きていく事になるからっ!あっ…心配せんでも食べ物とかはちゃんと置いておくからww」
と言って踵を返す。
すると今まで土下座していた福田が飛びかかってくる。
しかし雄二に触れる事もできず、地面に縫い付けられる。
「お前は最後までそういう奴やもんなぁw」
捨てゼリフを吐いた雄二は転移して自宅へ戻って行くのだった。
そのままうつぶせになっている福田には更に加重がかけられ、ミチミチと変な音さえし始める。
他の連中は成す術も無く、呆然と見てる事しかできない。
「ふぐぅぅぅ~~!!・・・ふがっ・・・・・・・・・・・」
しばらくは呻いていた福田だが、間を置かず意識がなくなり静かになる。
加重は収まっているので死んではいないが、恐らくもう一生自力で起き上がれないだろう。
身体全体の筋肉が弛緩してしまい、力が全く入らないのだ。
おまけに顔面がかなり麻痺していて瞬きさえできない状態に成り果ててしまった。
ただし、脳自体は正常であり、今までの生い立ちや所業の記憶はしっかり残っている。
雄二は既にいなくなっているのでもう治療も出来ないまま。
こうして雄二の最後の“ざまぁ”は完遂するのであった。
次回は再び日常?になるかもしれないし、ならないかもしれないww
いつものように日曜夜9時に投稿予定です。




