本編 第013話 非日常が日常?の高校生活④
お暑ぅございますが如何お過ごしでしょうか?
じいじですw
脳汁が蒸発してしまいますぅ;;;
この日の夕飯は正式に嫁に加わった純、そして同様に新しい家族になった大樹の歓迎パーティになった。
ちなみに瞳も誘ったが、
「いえいえいえ…今日はあくまで姉についてきただけですし、まだまだ私はスタートラインにようやく立てたばかりです。それにこれ以上は本当に抜け駆けになるので今日のところはご遠慮させて頂きます。」
という事らしい。
「そろそろお暇します。姉と甥を宜しくお願いします。」
そう告げて頭を下げた瞳をまず送っていく事にした雄二は瞳を伴って納屋に入ってそこから転移した。
「お姉に色々聞いてたけど、ホント凄いのねぇ…君って。私も早く雄二君に気に入ってもらえるようにがんばらなきゃねっ!じゃあ、今日はありがとう♪」
言葉とは裏腹にやや名残惜しそうに瞳は自宅へ入って行った。
それを見届けて雄二もとんぼ返りして戻った。
料理は全て雄二が用意した。
高級食材をふんだんに使ってお造りやら肉料理やらサラダやらお酒が飲める京子、アリー、そして純の為にオードブルまで用意する。文乃も最近お酒の味を覚えてきたようだ。
大樹には特製お子様ランチを作ってやる。何故か秀美もおねだりしてきたので仕方なく秀美にも作ってやる。
手品のようにポンポンと次から次へと食材が出てきてあっという間に料理になって行くのをまざまざと見せられた純はお口アングリ。功と京子も慣れてきたとはいえ、相変わらず非常識な息子に呆れ返っている。
「カンパーイ♪」を合図に宴が始まった。皆、それぞれ好きな物をドンドン頬張っていた。
[ゆうくんっ!ゆうくんっ!]
突然、詩織から【テレパシー】で話しかけられる。その詩織は今、京子にお酌をしている。
(ん?しーちゃん?どしたん?)
[今晩、純さんも私達と同様に愛してあげるんでしょ?]
(うーん・・・今日はまだ純は抱かんと思う。)
[ええぇ~~!?なんでぇ~~?純さんは既に大人だし問題ないでしょ?それとも…]
(いやいや…特に純がどうこうとかとちゃうよ?純の前にホラッ、先に何とかせんとアカンお方達がおるやろ?あちらに)
[っ‼・・・あーっ!デュオンさん達とかマリアちゃん?]
(そゆことっ!別に順番とか拘らんけどなっ…それでも彼女らも嫁にするって決めたんやしな(^_^;)意思表示とかもちゃんとしてやらんとそろそろ不安になるやろうしな。。。あー、ここにおる文乃も含めてやなっ!)
[そっかぁ!さすがゆうくんだぁ♪うんうん、そうだよねぇw私達だけがゆうくんに愛してもらって可愛がってもらうのは不公平だもんねぇ…同じお嫁さんなんだからキチンと公平に愛してあげないとだよね♡♡♡♡]
嫁のうち、現在一緒に暮らしている詩織、圭子、メル、ルネ、良江、アリーとは既に結ばれ、ほぼ毎日ローテーションワークとしてちちくりあっている。しかし同じく同居している嫁の中では文乃とはまだ結ばれていない。ついこの前ようやく口づけを交わしたところだ。秀美も一応嫁枠だがあくまでもまだ今は妹扱いだ。
そして新世界『ネオアース』にも嫁にする事を純より先に決心しながら未だ結ばれず、ひたすら待っているデュオン、ガブリエル、カーミラ、ヘスティアがいるし、『ネイティブ・コア』にはマリアもいる。
更に異世界『ズゾロ』には“リトルプリンセス”ルーシェもいる。まあ、ルーシェは秀美より幼いのでこちらも後回しでかまわないだろう。
純と大樹を迎え入れ、共に生きていく事を決めた雄二だが、ここに居ない嫁ら&文乃の事もそろそろ進展させようと考えるのであった。
パーティそのものは大盛況のうちに幕を閉じた。
まだ飲み足りない京子はアリー、文乃、そして純を巻き込んで応接間に場所を移し、二次会を断行するようである。
一方、未成年組は明日からまた学校もあるわけなのでそれぞれの部屋へ散って行った。
途中でオネムになった大樹は秀美にだいぶん懐いてきたようで、秀美が自分の部屋に寝かせたらしい。
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4月26日(月)。今日からまた一週間が始まる。
今日はLHRがあり、週末に開催される球技大会のメンバー割り振りがクラス委員の杉田さん、吉川さん主導で決められていった。
雄二は生徒会副会長ではあるが、クラス内ではクラス委員が中心になるよう仕向けている。
雄二はどうやらソフトボールのメンバーに組み込まれたようだ。
他には特に何もなくいつものように淡々と授業が進んでいった。
その日の授業も終わり、放課後。
雄二はいつものように生徒会室へ向かった。
ここでも主に球技大会に関する事案について生徒会メンバーで話し合いをして取り決めていく。
そんな中、来客があった。
文化委員長である2年生女子(二宮さんという名前らしい)と、もう一人の女子生徒が生徒会室に入って来た。
「会長さん…ご相談したい事があるんですけど。。。」
「えっ?なあに?何か問題でも起こったのぉ?」
「あっ、いえそう言う訳ではないんですが・・・実はこの子、私の従姉妹なんですけど。」
そこまで言うと二宮さんは一緒に連れてきたもう一人の女子生徒を自分の前に押し出し、
「ほらっ!弥生、こっからは自分で言わないと?」
「ん・・・わかったよ。あのー!私は1年J組の高坂弥生といいます。宜しくお願いします。」
高坂さんはそこまで言うと、生徒会役員である詩織達にお辞儀をする。
「実は私、子供の頃から超常現象とかオカルトが好きなんですよぉ!それでですね?せっかく高校生になれたんで勉強の為に今まで我慢してきた好きな事をやろうかと。オカルト研究同好会を作りたいんですよねぇ♪」
「お、オカルト研究ぅ~~?」
柚姫が珍しく狼狽えるように大きな声を上げる。
(わかりやすっ!ww)
どうやら柚姫は霊的なモノとか非科学的な類の話が苦手らしい。
「そっ!オカルトですっ!!」
[ゆうくんっ!これって・・・]
(ああ…そやな。でもたぶん単に興味があるだけやし、大丈夫やろw)
詩織がすぐさま【テレパシー】で雄二がらみの事象も興味の対象になっている事を懸念してくるが、雄二が【アナライズ】で高坂さんを走査した結果、純粋にオカルトが好きなだけで雄二がらみの件も興味本位である事を伝える。
しかし何故か焦っている人が一人。 瞳である。
「ぐ、具体的にど、どうゆう事を?」
「瞳ちゃん?落ち着いて♪・・・ネッ(^_-)-☆」
「??・・・えっと、そうですね。E・S・Pとか心霊にも興味はあるんですけど。。。」
瞳に問われて高坂さんはここまで告げると一旦考えるそぶりをしたのち、
「私が今最も興味があるのは…昨年の夏以降に日本で起きた摩訶不思議未解決事件ですねぇ。」
「摩訶不思議未解決事件?」柚姫が尚も問う。
「そうですっ!ほらっあったじゃないですかぁ!!横浜だったか?で起きたアカ○ンジャーによる暴走族殲滅事件。あれって未だア○レンジャーさんの正体が掴めていないらしいですし、状況から見ても人間業とはとても思えないそうなんですよねぇ。。。気になりません?あっ!それから九州で起きた北○鮮の工作員による拉致未遂事件とその後に北朝○で起きた謎の地震…一連の事件が妙に繋がりがあるようにみえるんですよねぇ。。。」
思わず雄二は前につんのめって脱力した。
「ぐはっ!!!」
忘れ去りたい黒歴史がまさかここで穿り返されようとは・・・。
[ゆ、ゆうくん?だいじょぶぅ?…やっぱりそこにくいついてくるよねぇ・・・]
(あっ;;;ああ大丈夫や、問題ない。。。ふぅ~~!!!)
「ああーっそれからこれも昨年の夏休みでしたっけ?突如琵琶湖上空に現れた謎の飛行物体っ!猛スピードで移動したかと思った瞬間、忽然と姿を消した。。。」
笑うしかなかった。雄二と詩織は笑うことしかできずにいた。
ある程度は雄二関連であるとわかっている瞳も苦笑いである。
微妙な空気になりつつあったのだが、雄二が何とか歯を食いしばって、
「危ない事をせんのやったら構へんとは思うけど、最低5人の人員と顧問になってくれる先生の確保が必要やし、あくまでも同好会なんで予算は出せんけど、それでええん?」
と、高坂さんに確認を取る。
「はいーっ!メンバーは5人確保できてますし、顧問になってくれる先生にもちゃんとOKはもらってます。専用部屋さえ提供して頂ければ、あとは自分達でやって行きます。」
「うんっ!問題無さそうだねぇ♪多分大丈夫だと思うけど、規定により次回の執行委員会にて執行部役員の前でもう一度説明してもらうねっ?それでそこで多数決を取るから。正式に発足できるのはそれ以降って事になるから。」
詩織が段取りを説明すると高坂さんもそれに従う旨の返答をした。
心に些かダメージを負った雄二ではあったが、嫁らに慰めてもらい何とか復調するのであった。
翌日、火曜日。この日は朝から中央掲示板に人垣が幾重もできていた。
「うわぁーっ!ぎょーさんおるなぁ‼」
少し早く登校してきた雄二はいつも通り抜ける廊下があまりの混みように思わず声を上げる。
すると、そんな雄二に気が付き、今までごった返していた人波が綺麗に二手に分かれて雄二の目の前には道が出来ていた。まるで『モーセの海割り』である。
せっかく道を開けてくれたのだからという事で雄二は前に進んだ。
すぐさま聞こえてくるヒソヒソ話。
「お、おい・・・稲村だぞ!」
「今回の学力テストでも全科目満点でダントツのトップだった奴だろ?」
「それどころか前回の難易度が高かった学力テストでもオール満点やったらしいぞっ!」
「というか、入試も満点だったって話だぞ!」
「俺達とは住む世界が違うんだよなぁ」
「おまけに彼女が何人も居て、その中の一人が生徒会長の佐倉先輩だろ?」
「学校ナンバーワン美少女が彼女の一人だなんて!」
「聞いたところによると会長以外にも超絶美少女を彼女にしているとか!」
「くっそぉ~~!こっちは授業について行くだけで精一杯で彼女どころじゃねえっつうのに!」
「何なんだ?この違いは」
「まあ、あいつだから仕方ないよ!」
「そーだな!稲村だもんな・・・羨ましい」
『第一の権能』【フィジカル・ブースト】により聴力を常時一般人の5~10倍に設定している雄二は全ての雑音を拾う訳なので、
(お前らなぁ(-_-;)・・・ヒソヒソ話しとっても全部聞こえとるからなっ!)
それはさておき、人垣の原因は掲示板に貼られた学力テストの順位表だったようだ。
雄二は先程ヒソヒソ話されてた通り、全科目満点でトップであったのだが、雄二が自分の順位より着目したのが圭子と良江である。
二人とも何と10位以内に入っていたのだ。これも雄二の加護が成せる業かっ!?
参考までにゆきっつぁは32位。北川さんは38位だった。そして杉田さんが13位。吉川さんが16位だ。
2年生も行なわれていたみたいだ。すぐ隣、間隔を空けてやはり順位表が貼られている。
トップは無論、詩織なのだが、何と詩織もオール満点だったようだ。瞳は6位。柚姫は3位。
(ほえ~~!あの二人も頭ええんやなぁww)
県内随一の進学校であるのだから概ねそれなりの頭脳は持ち合わせているのは当然と言えば当然ではある。
雄二が2年生の順位表を見ているとやはりここでも、
「あっ!あの子が噂の…」
「凄いわねぇ!先生方も『満点トップカップルだ』って驚いてたらしいわよ?」
「1年生の中にも彼女いるんだって・・・」
「しかも佐倉さんが直々に副会長に指名したとか?」
「へぇ~!あの子が…」
「去年から佐倉さんがずっと一貫して言ってたのが彼でしょ?」
「そうそうっ!彼の存在があったから佐倉さんに言いよる男共は全て玉砕したんだったよねぇw」
「聞いた話では幼馴染だったそうよ?」
「えっ?そうだったのぉ?わぁ~!ロマンチックねぇ~♪」
2年生の順位表の周りには1年生の順位表ほどは大人数ではなかったが、それでも結構な人数が居る。そしてこちらでもヒソヒソ。
尤もこちらは女子生徒達による詩織の『カレシ』としての話題がほとんどだった。
(女子は恋バナすっきゃもんなぁww)
しばらくはこのようにあちらこちらでコソコソヒソヒソが続いてゆくのだが、一過性のものだろう。
教室ではクラスメートや先生達にまで完全に一目置かれ、ある意味浮いていた。
そんな中であっても杉田さんと吉川さんはずっと変わらず、気さくに雄二と接してくれていた。
今日は杉田さん、吉川さんの二人と昼食を摂る日なのだが、相変わらずかいがいしく雄二の世話を焼いてくれている。
彼女らの中には打算的なものも見返りを期待しての欲望めいたものなど一切なく、純粋に雄二への好意、恋慕のみであった。
それは圭子や良江の雄二に対する想いとも遜色ないものだった。それに加えて雄二に対し、杉田さんと吉川さんの二人と同様の気持ちを抱いているのが瞳と柚姫なのである。
(複数の嫁が既に居るのを承知の上でこない好いてくれとるんやもんなぁ...)
〔そうですよ?マスター。今更4人増えようがどぉ~ってことないです~♪〕
雄二の心情を読み取った【アカシック・レコード】が囁いた。
(そやな・・・折を見て彼女らとも向き合わんとな!)
当初はこれ以上嫁が増える事に抵抗感?というか罪悪感めいたものを感じていた雄二であったが、詩織達が拒絶するどころか「本当にゆうくんの事を大切にしてくれて、ゆうくんだけを愛してくれるのなら」という条件はあるものの、嫁を増やすのを奨励している感さえあるのを鑑みて、(まぁ…えっかなぁw)とも思う様になってきたのである。
今でさえ15人もいるのだからつくづく今更ではある。
昼食を済ませ、教室へ戻って今後の事をあれこれ思案していると、
「おーいっ!大将っ」と教室の入り口から大きな声で呼ばれる。
この高校に於いて雄二をそう呼ぶのはただ一人…ゆきっつぁである。
「ん?どしたん?ゆきっつぁ」
入り口まで歩きながら雄二はそう返す。
「今度の球技大会は何に出るんかなぁ?ってなw」
「ソフトになったわw」
「おおっ!俺もソフトやでぇ!よっしゃ♪勝負やなっ!!」
野球部のゆきっつぁがソフトボールをやっていいのか?が疑問だったが、どうやら1年生は許されるようだ。
「いやいやいや…対戦するとは限らんやろ?」
「いやっ!俺達は戦う運命にあるんやっ!!今の俺には勢いがあるっ!!!(熱血)」
(おのれは松岡○造かっ!!)
盛大に雄二はツッコミを入れた。。。心の中で。
数日が経過して迎えた5月1日 土曜日。球技大会当日である。天気は文字通り五月晴れ。
全員ジャージでグラウンドに整列する。
詩織が朝礼台に上がり、生徒会長として球技大会開催の宣言をする。
詩織も勿論ジャージ姿なのだが、ちゃんと上着も着込んでいる為、ご自慢のないすばでぃは隠されている。
雄二がそうさせたのではあるが。言うまでも無く、圭子、良江、更に何とまだ嫁ではない瞳、柚姫、杉田さん、吉川さんまでもが上着でガードされていた。{なんでだっ?!}
それはともかく、この高校は設備も充実しているしグラウンドもかなり広い。
ソフトボールが同時に4試合出来たりする。それでも足りないので学校近くの運動公園でも試合が行なわれるようだ。
体育館も2つあり、こちらもバレーボールの試合が同時に6試合行える。
ドッジボールも運動公園で行なうみたいだ。
尚、各競技の審判やラインズマン、得点係などのスタッフは各クラスの体育委員や教職員及び競技に参加しない生徒で賄う。
ちなみに柚姫と吉川さんもスタッフの一員のようだ。運動が苦手らしい。
詩織、圭子、良江は雄二の『加護』の影響で身体能力も人間を遥かに上回る訳なので、そこは常日頃から雄二が彼女らにリミッターを設定して一般女子より多少は運動神経が良いぐらいに留めてある。
良江はバレーボール。圭子はドッジボールに参加する。詩織は生徒会長として万が一の時の為、待機状態である。瞳と杉田さんもバレーボールみたいだ。
参加チーム数も多いため、特別ルールである。
新入生である1年生は何故かクラスで3種目全てに参加が義務付けられているが、上級生は1クラス2種目参加すればいいみたいだ。
ソフトボールは予選トーナメントは3イニングというむちゃぶりだった。
バレーボールも1セットマッチによる予選トーナメント。この頃のバレーボールはまだ15ポイント制であった。
だがしかし、所詮は進学校の球技大会である。半数以上の生徒は怪我をしないよう、適当に参加するのみであった。
中には手を抜かず真面目に参加するクラスもあることはある。
結局はそういうチームが最後まで残る事になるのは世の常。
雄二もせっかく試合をするなら勝ちに行く訳で、そのために同じチームのメンバーに軽~く【マインドコントロール】と【状態改変】を一時的に行使する。{良い子はくれぐれもマネをしたらダメです}
「フフフ…やはりお前とは戦う運命だったようだなっ!もはや逃げられまいっ!!さあっ俺と戦えっw」
ソフトボール準決勝第二試合。A組vsG組・・・何かの作用が働いたのか?雄二のいるA組と戦う事になったゆきっつぁが戦いを前にして雄二に吐いたセリフがむちゃくちゃウザかった。
(つか、俺と戦えって…ベジー○かよっ!!オラぁカ○ロットじゃねぇしぃw!)
準決勝は5イニングだ。じゃんけんでA組が先攻になった。
雄二はトップバッターで打席に入る前に素振りをしていると、守るG組はゆきっつぁの指示で外野守備がかなり深いシフトを取って来た。
「きゃあ~~っ!!ゆうくんっ♡♡♡♡がんばってぇ~♡♡♡♡」
「雄ちゃ~~ん!!ふぁいとぉ~♡♡♡♡」
「雄二くぅ~~ん!!ホームランかっとばせぇ~♡♡♡♡」
いつの間にやって来たのか、A組が陣取る三塁側には詩織、圭子、良江の姿が。
それだけではない。瞳や柚姫までもが黄色い声で雄二を応援していた。柚姫はやや恥ずかしそうだ。
これに負けじと元々応援に来ていた杉田さん、吉川さんも声援を始めた。
「ひゅう~ひゅう~!色男はつらいねぇ~ww爆発しやがれっ!!」
ショートを守っているゆきっつぁがヤジで応戦している。
投球練習を終えたピッチャーが投球動作に入る。雄二もスタンスを固めて構える。
初球をフルスイングすると打球は高くそして大きな弧を描く。
「・・・・おいおい・・・どんだけ飛ばすんよ…どんだけww」
ゆきっつぁは呆れ返って笑うしかない様子。
かなり深めに守っていたレフトをあざ笑うかのように雄二が飛ばした打球はそのレフトの遥か後方。
レフトがボールに辿り着いた頃には既に雄二はホームイン。
いきなりの初球先頭打者ホームランである。当然三塁側は狂喜乱舞!
ゆきっつぁの言う『運命の対決』は華々しく幕を開けたのであった。
な、長くなってしもた(;・∀・)
しかも分けてるしww




