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俺ってばぁ、何か知らんけど神超えちゃったみたいなんだけど?えっ?好き勝手しちゃっていいのぉ?  作者: 未だ厨二病な翁(じいじ)
第一章 過去への帰還 ~中学時代~
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本編 第七十五話 おやおや?・・・で、デートのはずが心霊スポットって(;・∀・) 

お世話になります。

つ、ついにこの話で通算話数が100話に到達しました。

有難うございますm(_ _"m)

その記念として相変わらずの駄文ではありますが、記念SS(閑話)を入れようかとww

フリルの付いた真っ白いサマードレスを身に纏ったアリーを見た途端、雄二は無言で立ち尽くすのみだった。

先に準備が完了した雄二は屋外に設置した転移用納屋で待っていたのだ。

アリーはそんな雄二の様子を見ると不安そうに、

「あ…あのぉ、雄二さん?;;;」

その声に我に返った雄二は、

「あっ!・・・ごめん。。。あんま綺麗やったからつい…見蕩れてもーたわっ!」

素直に謝り、ふざける事無くその理由も率直に述べる雄二。

「っ!!・・・・・・(///////」

それを耳にして真っ赤になって俯いてしまう女神様。

そうなのだっ!アリーはやはり女神様なのだっ!その美しさは正に神がかり的で、神秘的。

「名所めぐり、温泉めぐりがしたいんやったけ?」

雄二がアリーに確認する。

「そうねぇ・・・って!!…あれっ?私、話したっけ?」

「はっはっはっはっ!!全てお見通しだぜっ♪」とお道化る雄二。

「ぅぅぅぅ~~~っ!!!・・・何か納得いかないぃ~~!!」

眉間に皺をよせ不服そうにしているアリーに対し、

「まあまあ^^気にしない気にしない♪」笑って宥める雄二。

「雄二さんだしぃ~・・・いちいち気にしたら身が持たないか…(諦」

「どゆこっちゃ?!」

このように夫婦漫才を披露していた雄二とアリーだが、

「デート前に悪いけどちぃと相談があるんやけど?聞いてくれるか?」

「相談?」

「そーだんですっ!wありーさん」

「・・・・はいはい(呆・・・で?」

雄二が放ったおやじギャグに対し、アリーの無反応なままの冷たい視線でさっさと言えよ…という圧に耐えながら、

「ぅ・・・じ、実は最近どうもこの国のあっちこっちから瘴気ちゅうか邪気が湧いとんねん。ほっといてもええねんけどな、件のリッチがらみかもしれへんしな。」

雄二がその気になれば瞬時にしかも広範囲に現状把握並びに対応処置が可能なのだが、今のところ直接こちらには影響が及んで無い為、基本スルーを貫いていたのだが。

近い将来、雄二の周りにいる人達に何らかの影響が出てくる可能性が全く無いとは言えない。

人間は目に見えないものや自分達が理解できないものに対して異常なまでに臆病である。

しかし、この世に存在するのは人間や一般的な動植物ばかりとは限らないのだ。

人ならざるモノ…彼等は人間共が生まれる遥か以前から存在しているのだ。

だが、これだけならまだしも新たに異界から悪魔やリッチなど闇のモノ達がちょっかいを出して既存のモノ達を刺激した結果、あちらこちらで動きが活発になりだしたのだ。もっとも中には雄二の存在に感応するモノも若干含まれるのも事実である。

それならば…という事で正真正銘の女神様であるアリーに相談を持ち掛けたのだ。

「そうね。。私も最近、澱んだ空気が強くなってきているのを感じて気になっていたし。」

「せやろ?・・・それにこないな事を相談できるのってアリーしかおらんしな。こういう時、頼りになるアリーが居ってくれてホンマよかったわっ!」

雄二は何気なく発した言葉だったのだが、それを耳にしたアリーは照れまくってクネクネしていた。

「ちゅーことで…デートがてら数か所ほど目ぼしい所を確認して行って、臨機応変に対応するから協力よろしくっ!」

【クレヤボヤンス】と【サーチ】【アナライズ】で全てを一度に把握分析する事も更に遠隔操作により一瞬で片付ける事も容易いのだが、好奇心旺盛な雄二は実際の現場まで足を運ぶ事にした。

「オッケー♪まかせてぇ☆彡」ごっきげんに返答するアリーさん。

自分ひとりでも転移できるアリーなのだが、雄二と手を繋ぎたいので一緒に転移した。

最初に二人が訪れたのは最も瘴気が強く澱んでいる『青木ヶ原樹海』。

21世紀においても悪名高き"自殺の名所"である。

霊峰富士の麓と言う事もあり、霊脈あるいは磁場が密集しており、ただでさえ⁅人ならざるモノ⁆が集まってくるというのに、生きてゆく事に疲れた弱き者達がまるで導かれるようにココに来るのだ。

他にもいわゆる"心霊スポット"といわれる場所はたくさんある。しかしその半数以上はガセだったり、人為的に作られた物だったりする。それでも中には()()()()がいくつか存在するのだから始末に負えない。

ちなみに案の定、件のリッチがあちらこちらで心霊現象を演出しているようだったが、それは後回しにする。

「ふむ…うようよおるなぁ!」

「そうね。。。元々そういうモノもかなりいるんだろうけど、人の魂が周囲の瘴気によって魑魅魍魎に成り果てているモノも結構いるし、まだそこまではいってない人の魂もそこそこ彷徨ってるわね。」

人を含んで生とし生けるものは全て今生での生涯を終えるとその魂は幽世いわゆる『冥界』へと昇華するのだが、自ら命を絶った者の多くはこの世に留まってしまう事も多々あるのである。

今、雄二達の目の前に広がる樹海。見た目には鬱蒼と生い茂る木々しかないように見える。

だが、明らかに空気が違うのだ。女神であるアリーはもちろんだが、雄二の眼も【神眼】なのだ。

無数のソレが蠢いているのがはっきり見えてしまうのだ。

中には雄二達に近づこうとするモノ達もいるのだが、前もって全権能レベルを『10000』にまで引き上げている為、迂闊に近寄れば一瞬にして浄化されてしまうのだ。

「こいつら…どーすっかなぁ?」

一気に【ホーリー・ライト】を浴びせて全てを浄化するのが一番手っ取り早いのではあるが。。。

まだ瘴気に汚されていない魂までも無に帰すのは躊躇してしまうのだ。

ここにいる魂を先程から【アナライズ】していた雄二には見えてしまうのだ。

ある魂は不治の病を悲観しての自殺。ある者は理不尽なイジメから逃れる為。ある者は人に騙され、あるいは裏切られ全てを失って生きる気力がなくなった者。又ある者は最愛の家族に先立たれ、後を追った者。…等々。。。

自殺・・・自ら命を絶つのは確かに最低の愚かな行為ではある。

しかし、かつて『前・世界』で理不尽に虐げられてきた雄二には痛いほどよくわかるのだ。彼らの無念さが。

「とりあえずは瘴気、邪気の強いモノから片付けましょう?」

迷いがある雄二に手を添えて的確な助言をするアリー。

「せやなっ!ありがとう♡♡♡アリー!」素直に感謝の言葉を向ける雄二に照れながら、

「っ!!・・・つ、妻として当然の事を言ったまでです(////」

雰囲気的には桃色になりそうなところをどうにか我慢して雄二は、

「ほな選別していくからその後、手分けして浄化すんべ?」

「わかったわ♪」

まずは瘴気、邪気の有無で分別する事にした。

夥しい数の魂、思念体が一斉に色分けされていく。

時間的にはまだ午前中のはずなのだが、辺り一帯が薄暗くなっている。

雄二が分別を行なっているうちにアリーは自分の眷属である『ハイ・フェアリー』を30体召喚する。

最初に樹海全域に強力な【結界】を施して取り逃がしを避ける。

そして【アナライズ】と【状態改変】を行使して瘴気、邪気の強弱による色分けを行なう。

身の危険を感じたであろう魑魅魍魎共が相変わらずひっきりなしに雄二らに襲い掛かろうとしているが、聖なる神力を宿している二人には襲い掛かるどころか近づく事さえも不可能である。中には逃げ出そうとするモノもいるがそれも叶わない。

それにしても様々なモノがいるものである。

まさしく"百鬼夜行"である。中には狐や猫といった動物霊が長年に渡り今生に居座り進化した結果、人並みもしくはそれ以上の知性を持った類もいる。

俗にいう妖狐や猫又などである。

余談になるがこの妖狐の中でもランクがあり、高位の妖狐はお稲荷さんとして人間共に崇め奉られていたりする。九尾の狐といわれるのも高位の妖狐だったりする。この時代流行っていたこっくりさんはそんなに高位ではないし、これもほとんど人為的な眉唾物である。



さておき、他にもいわゆる妖怪、怪異、物の怪の類がこの樹海に居座っているようだ。

中には元は人間だったらしいモノも多く存在している。

またあるものは地球外生命体だったりする。

色分けの判断基準は瘴気、邪気の強弱であるが厳密にいえば、人里まで下りて人間に危害を加える意思があるかどうかである。

雄二としては一方的に闇の住人たちを全て悪と断定して排除するつもりはないのである。

正義なんてそれぞれの立場によって違う物なのである。

人間の都合だけによる正義は得てして、他の者にとっては邪悪である場合もあるのだ。

現に人同士でもそうであり、その最たるものが戦争であったり、宗教上の争いであったりである。

とは言え、自分や自分の周囲の人達に危害を加える可能性があるモノ達は排除するつもりである。

そこは雄二の勝手な判断であり、矛盾してるかもしれないがそれも今更である。

明らかに人間に敵意を持ち、かつ直ぐにでも人間を襲ってくる可能性が高い連中は赤色。

人間に対し嫌悪感はあるものの攻撃されない限り、自分からは仕掛けてこないモノは黄色。

人間を怖がっている、あるいは関わりたくないという意識があるモノは青色。

人間には無関心なモノは緑色。

以上のように振り分けた結果、おおよそ半数くらいは赤色だ。二千体近くいる。

傍で待機していたアリーに、

「赤いエフェクトの奴らだけまずは片付けるべ?アリーは右半分をお願いします。」

と指示を出す。

「承りましたぁ~♪」とニッコリ微笑みながら『ハイ・フェアリー』達を展開する。

雄二も左半分にいる赤色エフェクトを対象にロックオンすると、まずは身動きできないように拘束する。

この時、同時にアリーの担当範囲の赤色も勿論その場に固定しておく。女神様にも甘々なのだ!

神をも平伏させる雄二に対し、所詮は低俗な魑魅魍魎どもが抗うなどできる術がある訳が無い。

対象のみ全てを捕捉すると、自分の担当範囲内の赤をピンポイントで10ブロックに分けて順番に上から【ホーリー・ライト】を照射する。順番に自動的に作動するよう設定する。

形に拘る雄二は1ブロック指定する毎にその上空10mに幾何学模様の(サークル)を表示させる。その()()()からの照射である。

{さすが中二病患者である!ブレてない。}

1ブロック当たり2分ずつ。計20分程時間を要する為、待ち時間は隣のアリーの動静を見たり、対象から外れている彷徨えるモノ達を観察する。

アリーの指示に従い『ハイ・フェアリー』達は着実に赤色エフェクトの人外らを葬っていく。

雄二と結ばれたアリーは既に主神『ゼウス』を軽く凌駕する存在になっている。そのアリーの眷属たる『ハイ・フェアリー』達もその影響を受けているのは言うまでもない。

へたな天使より確実に強いようで、魑魅魍魎共を次々と蹴散らしていく。

ごく一部、地球外なモノ達には通用しないようだったのでこれらは全て雄二が第四の権能【デリート&デストロイ】を行使して消去した。

(ほぉ・・・なかなかやるなぁ!こっちは問題ないみたいやね♪)

安心した雄二は対象外のエフェクトに目を向ける。

赤色以外のエフェクトを発するモノ達は自分の傍にいた()()()が次から次へと葬られていく様を目の当たりにしてガクガクブルブル震えて縮み上がっていた。

まさしく阿鼻叫喚。地獄絵をまざまざと見せつける。

やがて全ての赤色が消えてなくなるのを確認した後、そんな()()に向かって雄二は口を開く。

「赤色のヤツらは明らかに人間を自分から攻撃してきそうやったから、悪いが浄化させてもろた。もし、知り合いがいたんなら謝罪する。」と言いながら頭を下げる。

しかし、雄二は次の瞬間、頭を上げながら極小の【威圧】をかけつつ、

「アンタらも大人しゅうしとれば消えんで済むでぇ?」

まるっきりYAKUZAであるっ!どちらが化け物なのか疑いたくなるほどに。

案の定、【威圧】をかけられた彼らは尚更ガタガタ震えて縮み上がる。中には蹲ってしまうモノも多数。

そんな彼らの中にあって勇敢にも雄二に言葉をかけてくるモノがいた。ガクブルしながらだが。

「ああ、あっ…あちきらは向こうから何もせんのやったらこっちからも何もしやせんでありんすっ!!」

そう言い放ったのは一匹の大きな白金色の狐?あった。

「ほう・・・アンタが『九尾の妖狐』かいな?さすがやなっ!」

(キターーーーっ!!コレキターーっ!!ホンマにおるんや?ちゃんと喋れるしぃ♪)

テンション爆上がりの雄二である。

「へぇ・・・お初ぅ~どすぅ。。あちきももう限界でありんす!!圧を‥圧を…」

如何にも苦しそうに懇願してくるので雄二は【威圧】を解いた。

刹那、その場にいた赤色以外のモノ達全てがへたり込んでしまった。

間を置かず、『九尾の妖狐』が一歩前に出て跪いた。それを合図にその場にいるアリー以外のモノすべてが跪いた。

どうやらアリーの方も任務完了したようで隣で優雅に佇んでいらっしゃるのだが、何故か『ハイ・フェアリー』達も跪いていた。

更にいつの間にか『九尾の妖狐』の隣に同じように跪いている影が一つ。

和装の小柄な爺さんというような風貌である。頭の後辺りが少し肥大しているが。

「今度は『ぬらりひょん』かいなっ!?」

思わず大きな声が出てしまう雄二。

(キタキタキタキターーッ!!ぬらりひょんっ!!!)

ますますテンションが上がる雄二を尻目に┐(´д`)┌ヤレヤレなため息を吐く女神様。シュールだっ!

「いかにも…ワシはこの辺りの一部の者らをまとめとる『ぬらりひょん』ですじゃ。よろしゅうに。」

そう言って首を垂れる『ぬらりひょん』。

まさかこの"青木ヶ原樹海"にてトップクラスの人外、しかもツートップである『九尾の妖狐』と『ぬらりひょん』に遭遇するとはっ!と感激ひとしおの雄二。事前に知りうる事もできたはずなのだが、敢えて′お楽しみイベント′として捉えていたのである。

一方、()()の方もまさか自分達がどーあがいても足元にも及ばない存在が自分達の前に現れようとは夢にも思っていなかったようである。しかも女神まで引き連れて。

とりわけ『ぬらりひょん』は赤色だったにせよ、自分の手下や知り合いを少なからず失った訳である。

普通に考えれば、雄二達は仇なのだから恨みつらみはあってもおかしくはないし、攻撃して来ても仕方ないのである。

だがしかし、先ほど目の当たりにした『圧倒的な制圧力』。・・・ただでさえ近づく事もできない存在なのだ!仇??復讐??・・・とんでもないっ!!()()だってまだ消えたくないのである。

絶対逆らってはいけない、絶対歯向かってはいけない・・・そんな存在である雄二に対し、()()が取る唯一の延命行為は"絶対服従"である。

代表として『ぬらりひょん』そして『九尾の妖狐』、更に『鬼』が雄二との間に主従の契りを結ぶ。

この三体はそれぞれ責任をもって部下や周りのモノ達を監視指導し、絶対に雄二とその関係者にちょっかいを出さないようにする。

この『鬼』だが。『ズゾロ』等の異世界に生息する『オーガ』とは全く別物である。

『オーガ』は魔物であり、動物に近い。対して『鬼』はどちらかと言えば"悪魔"であり魔族である。

尚、このお三方の話によれば、やはり魔界から『ヴィリュ』達と共にこちらの世界に来たリッチに刺激され、既存の人外達が騒ぎ出したようである。

中には上の者の言う事を聞かず暴走する者達もいるらしい。先程消えていった赤色エフェクトにも多くいたとか。

色々事情を聞いた雄二は、

「人間の方からここまで踏み込んで、攻撃を仕掛けてきよったら、対抗するのは構わん。」

と告げた。更には、

「存在を脅かされそうな事態になったら連絡をくれっ!」とまで言ってのけるのだった。

こうして人の魂以外の人外的存在に対する処理をひと通り終えた雄二は別の場所に移しておいた自殺者の魂達のところに目を向けるのだった。



今後も宜しくお願い致します。

これからも雄二はやりたい放題ではっちゃけます♪

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