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迷宮 カルバロス

最近、またうるさくなってきた魔物。それを鎮めるために、迷宮をクリアし、再封印するために迷宮カルバロスに向かったルーク、ノア、ガレアの3人。最深層で戦っている時にまた、ルークは倒れてしまった。

      迷宮   カルバロス  

 体が冷たくなっていくのを感じる。ああ、ここでやっと死ぬのか俺は。そんなことを感じても、俺は死ねない。キュイーン。この音を何度聞いたことだろう。また死ねなかった、、


  


  「大丈夫か?ルーク!」

  「大丈夫?ルーク君。死んでないよね?」

こんな俺をすぐに心配するのは、ガレアとノアだ。こいつらもこの光景には慣れて欲しいものだ。

  「どうせ、死ねないから安心して戦いに集中してくれ。あと、残るのは、ボスのこいつだけだろ。

   頼むぜお前ら!」

   

  「簡単に言ってもらっちゃこまるぜ。この骨野郎、切っても切っても再生しやがる。」

  「アンデッド系ではないから、光魔法も効かないの。どうしよう、、ルーク君。」


 こいつらは、腕は立つのに戦いにおける工夫が出来ない馬鹿なのだ。


  「再生するとわかってて、何度も切る奴がどこにいる。効かないとわかってて、光魔法しか撃たない奴がどこにいる。だから、俺が何回もやられることになるんだ。見ててわかったことだが、こいつの再生はある一つの骨を元に再生している。だから、言いたいことはもう分かるよな。」

  「さすが、ルークだ。俺がバラバラにして。」

  「私が、炎魔法で焼き尽くしたらいいのね。全身全霊を込めて、焼き尽くすわ。」

  「待て!ノア!俺がまだ近くにいr、、」

 

 言い終わる前にノアは撃ってしまった。あぁ、また、丸焦げにされたよ。ほんと熱い。こりゃ、死んだわ。キュイーン。出たよ。嫌な音がまた鳴った。

  

  

  「ごめーーん。生きてる?ルーク君。ガレア君。」

  「問題ない。俺は反魔法の付与された盾を出せるのでな。それよりも、ルークを心配してやれ。」

  「うるさいなぁ。俺はどうせこのクソスキルのせいで死ねないんだよ。すこしは威力を考えて撃て。とりあえず、この迷宮は攻略だな。街に戻って、ギルドへ報告に行くぞ。」

  「はーーい!ほんと、ごめんねぇー。」

  「ほんと、ノアはバカだからな。少しは周りを見て行動しないと、ルークがしんどいだろう。」

  「早く、帰るぞ!」



      冒険者の街   ルガール

    北門


  「ガレア様、ノア様達が帰ってきたぞー!」「剣聖様と賢者様のご帰還だ。早く門を開けて道を整備 しろー。」

  

  「ほんとお前ら、人気者だな。俺を歓迎する声は一つも聞こえないんだが。俺は嫌われているのだろうか。」

  「そんなことないよー。ルーク君がこのパーティのリーダーなんだよ!ルーク君を批判する人がいたら、燃やしてあげるね。」

  「言葉遣いには、気をつけなさいノア。我々は、皆の模範とされているのです。人々に勇気を与え、あらゆる、災難から救う義務を背負っているのです。その心を忘れてはなりませぬぞ。」

  「ガレア。おまえ、そんなキャラじゃねえよな!街の皆の前だからって猫かぶんじゃねえよ!!」

  「そーだそーだ!ルーク君の言うとおりだよ。ガレア君、好感度上げに来てるー。」

  「あなた達、何を言ってるのですか。私は人々を第一に考えているそれだけです。」

  「この、くそガレア。おい、ノア。あとでこいつを、ベッドに拘束魔法で縛り付けておけ。」

  「私にそんなちんけな魔法効くわけがないであろう。分をわきまえろ。」


  「はいはいはい。そこまでですわ。あなた達の仲の良さは分かりましたので、いい加減、我にもしゃべらせてくださいまし。」

  「これはこれは。このバカ共がご迷惑おかけしました。女王陛下。ルーク・アルフォードただいま戻りました。どうして女王陛下がこんなとこまでおいでになさったのですか。」



 門を抜け、すぐに女王陛下がいた。街の人々は急に静かになった。それもそのはず。このクソババァ。じゃねくて、女王陛下はほぼほぼ王宮をでないのだ。今で言うところの引きこもりだ。そんな人が目の前に現れたら、皆驚きを隠せないであろう。ノア、ガレアも女王陛下の面前では、おとなしくしている。いつもこのくらいのテンションでいてもらいたいものだ。

  


  「よいよい。顔をあげよルーク。我はただ迎えに来ただけじゃ。2ヶ月におよぶ、迷宮攻略大変であったろう。王宮で、そなたらの話をすぐにでも聞きたいのでな。では、早く参ろうではないか。テレポート!」

 

  出た。この人特有魔法。テレポート。高度な、次元魔法と、移動魔法のあわせ魔法だ。ほんと、王宮から出ても、すぐに帰りたい一心で編み出したんだろうな。さらに無詠唱かよ。とか、考えている間に、俺の苦手な場所、王宮に着いていた。



  

      



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