いや、ほんとにログラインを考えよう?
A:なんか、話が拡散していくので。とりあえず、頭わるい感じでもいいので、最低限のことを決めよう。
B:イエス。サー。
A:主人公は男?女?
B:うーん、トランスジェンダーの人とかにしたら、話の回し方としては興味深くなりそうだけど、ラクにだらだら書けそうなのは男だわ。
A:年齢は?ティーンズ?おっさん?
B:おっさんで。
A:よし。で、転生をすると?
B:するする。
A:で、俺Tueeeeまでの急成長があると?
B:ってかね、正直なはなし、急成長プロセスだけでもええんやで。
A:じゃあ、急成長プロセスだけ、延々と繰り返す話にしたら?
B:いいね。それでいいかもしれない。
A:成長したら転生するとか?
B:あー、いいね。18歳で強制転生とか。
A:ひぐらし的に繰り返す?それとも別の時代を生きる?
B:ひぐらしとか、リゼロは情念がこもるんだよなあ。情念はこめられないんだよね。おれが、情念うすいし。
A:じゃあ、それはそれでいいとして、それなら、だらだら書けそうだと。で、それは、だらだら書くための設計ということで、書き手の都合じゃなくて、読み手の都合を考えようか。話の骨格こと、ログラインをいい加減に決めない?ほんと?
B:大切な女の子が死にそうになるのを救う話とか?
A:おまえ、なんにも興味ないだろ。そのプロット。
B:ないない。ないからこそ、冷静に書けるかなって。
A:でも、それはお仕事モードで書くことになるぞ
B:あー、それは良くないね。
A:最低限度興味のもてるプロットにしとけ
B:おれ、SF的な設定とか考えんの好きなんだよね
A:設定厨は、エンタメ作品作んのには向いてないらしいよ?あと、それログラインの話じゃないからな?
B:まじか。うーん。なんか、なら、バカっぽい話がいいなあ
A:というと
B:コメディ、コメディ
A:おまえ、適当に言ってない?
B:いや、ほら、コメディ作品好きだし。
A:なんか高校生に将来の夢聞いてるみたいな気分になってきたな……ボンヤリした話してんなあ、おまえ……
B:いや、ほら、脳内のふんわりした欲望そのものを、ほわーっと記述したら、みんなこんなもんだって。
A:コメディをするにしても、コメディの基礎となる部分は設計しとかないと。
B:うーん、そうねえ………
A:ってか、なんか、基礎設計の部分だけでもベタに好きな作品とか真似たらいいんじゃないの?
B:あー、いいこと言うね。
A:はい、好きな作品
B:『ショーシャンクの空』
A:おまえ、何に配慮してんの?もっと、おまえのパッションの湧くやつを言えよ。反射神経で言ったろ
B:えー、じゃあ、『刃牙』
A:よし。じゃあ、人類最強をめざすんだな。
B:そうそう。
A:父親を超える?
B:父親!!!そう!勇次郎!!登場させよう!勇次郎!!!
A:でも、あれって、作者の板垣先生が、マジなのか、冗談なのかがわからないセンスオプワンダーな感じがすごいのであって、はじめっからふざけた感じで、勇次郎が出てきでも、あの迫力はでないよね。
でも、何度も転生する話だったら、転生してるうちに、父親が老衰で死ぬのでは?
B:草
A:いや、草じゃなくて。ってか、戦闘描写のやる気がないんだったら、人類最強めざす話は、一瞬でおわるのでは?
B:「XXXたちの旅はこれからはじまる!!先生の次回作にご期待ください」に、すぐなりそう。
A:始まってもないのに、終わりだけが見えるな……。