書きたいような、書きたくないような……
このテキストは、「なろうをだいぶ読んでいるので、そろそろ何か、少しぐらい書いてみてもいいのでは?」という脳内会議をそのまま、だらだらと書いてみたものです。
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<キャラ設定>
Aさん:司会とツッコミ
Bさん:悩める欲望
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A:ということで、「なろうで何か書く?」会議です。
B:よろしくおねがいします。
A:よろしくおねがいします。
B:じゃあ、さっそく本題で。
A:はい。
B:何書く?
A:というか、そもそも書きたいの?
B:うーん、正直、微妙。いや、まあ多少は書きたいのだけど
A:じゃあ、まずその悩みの話からだな
B:いま、30代後半で、本業があって、本業は十分たのしいわけ。本業と関係のない仕事して、人生の時間を使うのは、どうかと思っているので、意味もなくなまうで書いても仕方ないよね。
A:意味ないっていうと?
B:うーん、たとえば、異世界転生して、俺Tueeeハーレムやるみたいなの。本当にそういうものを書きたいのだったらともかくとして、別に小説家デビューしたいわけでもないし。
A:なるほど。それはわかった。じゃあ、書きたいとしたら、どういう興味から書きたいの?
B:なろうというプラットフォームには興味があるので、なろうを理解したいというのはある。あとは、その人生で真剣に小説みたいなものを書いたことがないわりに、物語について話をしたり考えたりすることは多いので、ベタに小説の物語構築を考えるみたいなことを、トレーニングの一種としてやってみるということはやってみたい。
A:ふむ。じゃあ、異世界転生して、俺Tueeeは書かないの?
B:うーん、そこが、悩みどころでさ、どういうのを書いたら、人に読んでもらって反応してもらえるのか、というのはやりたいくのだよね。その意味では、ちょっとでいいので、読者のつくものは書いてみたい。
A:なるほど。じゃあ、やっぱり、異世界転生して、俺Tueeeする感じ?
B:あと、ストレスフリーで、知識チートで、追放はじまり。
A:でもさ、そこまで、なろうテンプレで書くとなると、「物語」について考えてみるトレーニングになるの?正直、最初の設定とかだけ、考えたら、あとはほとんど同じじゃん。
B:いやいや、同じということはない。同じということはないけど、どのパターンでいくか、というぐらいの違いではあるよね。あと、各話ごとのログラインぐらいについては考えざるをえないでしょう。
A:ってか、独創性のあるものを書きたいの?それとも、ただ単になろうテンプレについて理解を深めたいの?
B:うーん、まあ、多少独創性のあるものは書きたいのだけど、なろうテンプレ守ってても、独創性という、書き手のキャラみたいのが出てきてしまうというのが、なろうの面白いところだと思うんだよね
A:たとえば?
B:たとえば、漂月さんとかって明らかに世界史的な教養を感じる書き手じゃん。夾竹桃さんは、明らかに農業ガチ勢って感じだし。まあ、エンタメとしての洗練よりも、そういった社会経験みたいなのが、にじみ出てくるのが、なろう小説の良さだと思うんだよね。
A:うーん、いや、まあ、確かに社会経験はにじみ出るのかもしれないけど、それなら、そういうのが、きちんと活かされるような設定をちゃんと最初から設計しておかないと、破綻するのでは?
B:まあ、その説はある。
A:ただ、別に、そこまで本気で書きたいというわけではない?
B:そうだね。本気で書きたいというよりも、ちょっとジョギングしてみようかなぐらいのノリで書いてみようかなと。失敗するなら、それはそれで、問題ない。というか、失敗するために書いてみたい。
A:なるほど。まあ、良いものを書こうと思うと、大変だし、本業にも影響するほど、悩むかもしれないしね。
B:そうそう。できるだけ、悩みすぎない程度に。物語の骨格だけ考えたい。
A:えー、頭を使いたいんだか、使いたくないんだか、はっきりしないなあ
B:まあ、頭を使っているのがおもしろいと思えるところだけ、頭ををつかいたいね
A:そんな無責任な!
B:だってホラ、仕事にするわけじゃないし……
A:まあ、それはそうかもしれないが……