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7 生活

スキルの説明があります。

7 生活




あれから爺さんに別れを告げ、世界見聞の旅に出た。

未だ見ぬ世界・・折角の異世界って事で、あちこちを見て回ろうと思ったのだ。

そのついでに修行して、そして美味しい物を見付けたら買い込んでと・・

旅のついでに竜の谷にちらりと寄って、男の子が産まれた報告をしておいた。

そして耳寄りな情報でも無いかと思っていたんだけど・・


「済まぬの、我がやると騒ぎになるでの」

「じゃあ見といてよ、紅き者を屠った攻撃を」

「それはほんにあやつに当たったのかの」

「あいつ、凄かったよ。あんなに寝てたのに避けたんだ」

「そうであろう。あやつはの、深く眠っておっても危険は察知するからの」

「だけどね、こっちの計算のほうが上手だったんだ」

「どのような計算か、聞かせてもろうても良いかの」

「あのね、水と言うのはね、暖めると水蒸気ってものになるんだよ」

「それはあの煙のようなものかの」

「そうそう、あれね、元の水の数百倍の量に増えるんだ」

「なれば水をマグマのなかでそうすれば・・成程の」

「正解、だから彼はそれではじけ飛んだんだ」

「異界の知恵というのは凄まじいの」

「だから将来、万が一にも勇者が来たら、警戒するんだよ」

「そうじゃの、弱く見えても油断せぬようにせねばの」

「真に怖いのは知恵だから」

「うむ、為になる話じゃった」

「んじゃ、あれ、壊してから行くね」

「頼むぞぃ」


でっかい岩が巣穴の入り口を塞いでいる。

転げ落ちてきたと言われても、どっから落ちて来たんだよ。

周囲にはチビ達がうろうろして邪魔なので、どけてもらおうと・・


「おぬしが?そのような事、無理であろう」

「人になんて無理無理、食っちゃうぞー」

「「無理無理ー」」

「皆、離れてくれない?」

「やれぬ時は食ろうても良いならの」

「ふふん、あんな小石程度、あっさりだよ」

「よう言うた、皆の者、離れようぞ」

「ごはんごはん、あとでごはん」

「まなたっぷり、おいしそう」


そうか、オレのマナが目当てか。

だが残念だったな、撃ったらマナ尽きるんだよ、くくく・・

さて、試してみようかねぇ、神流の矢でも。


かなり離れて遠巻きにしている。

火属性の矢を取り出し、番えてマナを凝縮・・

渦を巻きながら矢に纏わり付き、圧縮させて外殻を成していく。


くっ、やっぱり食うな、これは・・だけど、いけそうな・・感じ・・なんだよな・・


【神流の矢】


ポイントからノックまでを凝縮されたマナが覆い、全体的に渦を巻く・・ああ、ヤジリからハズまでね。

放った矢は一直線に大岩の中心に到達、そのまま中に潜って発動する。

うはぁ、粉砕しちまっぞ。

あれ、以前のなら瓦礫の山だったろうけど、新型は粉砕か、やはり違うな。

おっと・・急速マナ消費現象か・・しばらく・・ここいらで・・寝て・・おけば・・


『あやつは何者じゃ・・あのような、まるでお館様の』

『おお、さすがに見事なものじゃ』

『お館様、あやつは一体』

『我の友じゃ』

『な、なんと』

『疲れて寝ておるのじゃろう、起こすでないぞ』

『は、ははっ』


     ☆


HP  280/280 『15132/15132』

MP  400/420 『 3820/54320(∞)』


     ☆


なんだかんだでもうリアル22才か、時の経つのは早いね。

はっぴばーすでぃとぅあいー・・はふうっ、空しい・・

あれはユーと言わないときついね。アイじゃ・・


あれから谷を抜け、西に西にと飛んで後、大陸の最西端に到達。

そこから沿岸沿いにまずは1周、そして内陸をゆっくりと見て回る計画。

その途中、でっかい化け物魚を発見し、超流の矢でお亡くなりになった。

ボックスに入れようとして名前を見たら、シーサーペントウルフって変な名前。

大海蛇狼・・漢字で書くと凄く間抜けだ。蛇なのか狼なのははっきりしろよ、てなもんだ。

だけど名前の由来はすぐに分かった。


あいつら群れを成して攻撃して来るんだ・・まるで狼みたいに・・


でも残念だったね。超流は5発撃てるんだ・・でも12匹居たんだ。

マナ切れで無理かと思ったけど、MP0でも使える不思議現象。

結局、全部倒してボックスの中に入れ、沿岸まで戻ってしばらく眠った。

気が付いてよくよく見たら、(∞)のヘルプに書いてあった。

そうか、あん時、読み方だけで悩んでヘルプ見なかったんだ。


なんか間抜けだねぇ・・

そしてヘルプにはこう書いてあった。


     ☆


インフィニティ(∞)

MP0でも搾り出せばいくらでも出て来る事の表記。

その実は大気中のマナの吸収なので、マナの無い世界では使えない。

HPに付いている場合は、大地からの吸収になる。


     ☆


インフィニティだったかぁぁぁ・・そうだそうだ、そうだったんだ。

中学では授業寝てたから、爺さんの講義で知ったんだった。

付け焼刃はダメだね、とっさに出て来ないんだから。

お、見付けた、カルロの村だ。さあ、解体してもらおうっと。


「やっほー、カルロ」

「やあ、ツキミじゃないかい、久しぶりだね」

「大物獲れたよ」

「くすくす、開口一番それかい。全く君って子は」

「ねぇ、今日は泊まっても良いよね」

「あの話、受けてくれる気になったのかい」

「しばらくの間ならね。探検はこれからもやりたいし」

「どれぐらいだい。長いほうがありがたいけど」

「そうね、子供が産まれるぐらいまで」

「跡継ぎかい、ありがたいね」


     ☆


小さな村なのですぐに噂は立ち、カルロに嫁さんが出来たって話でもちきりになる。

さしものカルロもシーサーペントウルフの解体には苦労したようだけど、結局は全部解体してくれた。

もちろん、毎晩奉仕はしたよ。

あっちも落ち着くけど、こっちもそうなんだよな。

身の丈に合ってるのはこっち、ならこっちで決まりだろ。

元々、告白されて放置してたんだし、ここらで少し落ち着こうと思ったんだ。

傷心を癒す気持ちが全く無いとは言わないけど、今はこれで良いよね。

なんかさ、もうすっかり元に戻ったって感じてでさ、男だって頑なまでに思ってたのが嘘みたいなんだ。

それでも必要に応じて男の会話もやれるけど、今はこうして・・


「カルロ、おはよう」

「ああ、おはよう。今日も綺麗だよ」

「あは、朝から催促?好きなんだから」

「そうだね、少しだけ」

「はいはい、くすくす」


     ☆


砂糖吐くと困るからあんまり報告はしないけど、おおむね幸せです。

近くの魔物を狩ってカルロに解体してもらって、それの売り上げとカルロの商売で家計は成り立ってます。

小さな村だけど、少し先に街があるので、そこから商人が来るんです。

最近、腕の良い狩人が村に来たって噂になっていて、周辺の魔物素材がよく売れます。

そしてどうやら妊娠したみたいです。

まだまだ先の話なので、今日も獲物を狩って戻りました。

カルロも料理が得意なので、食事は交代で作っています。

今日は街から偉い人が来るらしく、村ではみんな緊張して・・


「ようこそおいでくださりました、このような小さな村に」

「うむ、民は健やかに暮らしておるか」

「ははっ、お陰様で」

「なれば良い。ところで、腕の良い狩人と言うのは?」

「私です」

「うっ・・いや、済まぬ、つい見とれてしまったな。いや、ははは、これは悪かった」

「僕の妻です」

「そうか、それは夜が楽しいだろうの」

「うっ、は、はい」

「はっはっはっ、そうであろう。ところでな、ひとつ頼みがあるのだが」

「どのようなお話でしょう」

「うむ、実はな、領地の外れに大きな魔物が現れてな、兵達も怯えて困っておる。何とか退治してはくれぬかと思うてな」

「どのような魔物なのでしょう」

「ワシも聞いただけたなのでな、詳しい事は分からぬが、何でも大きな蛇のような化け物でな、海から上がってくるとの事なのだ」

「ねぇ、ツキミ、それってあれの事じゃ?」

「シーサーペントウルフ?」

「知っておるのかな」

「この前ね、この先の海でそれが12匹」

「なんと、それほども・・これはさすがに無理か」

「僕が全部解体しました」

「なんと、もう退治したと申すか」

「いやぁ、びっくりだね」

「それはワシの台詞だ。いやいや、そうであったか」

「魔石とか欲しい?」

「ううむ、あれば助かるが、さすがにあれほどの化け物となると、並の価格では釣り合わぬ。今のワシにそこまでの余裕は・・」


トコトコと家に入り、中で1個出して持ってくる。


「ほらこれ」

「う・・なんとも大きいの。まるで・・」

「そなたの胸のようだって?このスケベ」

「はっはっはっ、これはしてやられたの」

「これ、あげるからさ」

「しかし、いくら何でも」

「慕われている領主様のようだし、構わないよ」

「ありがたいの・・では何かで礼をさせてもらおうか。この村の為に何かをすれば良いのだな」

「はい、それでお願いします」

「うむ、分かった」


それからしばらくして、街と村の街道が整備されるという話が出て、定期馬車も来るようになるらしい。

なので便利になると村の人達は喜んでいる。あの魔石は十二分に役に立ってくれたらしい。

その停車場の建設中に臨月を迎え、産婆さんの手で女の子が産まれる。

カルロとツキミの子なのでと、両方の名をもじろうした時、カルロがソフィアナって提案してそれに決まった。


カルミって軽身で敏捷な子供って意味になるかと思ったけど、さすがに意味を聞かれたら嫌だしな。

本当に活発な子になるなら良いけど、物静かで身が軽いって別の意味に取られそう。

実は夜に豹変するとか・・そんなんで襲われたら嫌だからさ、カルロの名前に決まったんだ。


愛称はソフィ・・そしてソフィ1才の頃にまた妊娠。

カルロとの毎晩の行為は子沢山を予感させる。

ソフィは元気だけど活発と言うより知的って感じ?

カルロからの色々な話を、殊勝な顔で聞いているし。

乳離れも早かったソフィは、今のところ好き嫌いは無いようです。


そして第二子は男の子、カルロの跡継ぎになってくれるかな。


     ☆


カルロも遂に30代となり、あれから5年の歳月が流れました。

身体年齢は23才になったところです。

男の子の名前は、クロツェル。カルロのお爺さんの名前だったそうです。

愛称はクロ・・なんかワンコみたいな愛称だけど、この世界では犬にクロと言うのは居ないそうです。


それはそうとこの前、爺さんに会いに行ったら、息子の養子にしたという話。

名前を聞いたら・・ネカフコスで愛称はネックって・・酷い・・

いくら文献にして後々の騒ぎにするからと言って、彼の頭文字を繋げるとか、アリエナイ・・


ネいす・カーてぃす・フぇん・コるどばいす・スりえん


くれぐれも本人にその名の由来がバレないようにするんだよ。

可哀想だからさ・・

てか、王宮にバレたら刺客が来そうな話じゃないかい。

危険な事はしないでよね。

その彼だけど、即位はしたけどまだ子は産まれないらしい。

妃様頑張れ。


     ☆


今日はクロの誕生日。やんちゃだった彼も落ち着きを見せるようになり、今ではカルロの仕事も手伝っています。

彼の為にお菓子を作りました。かなり遠くから色々な産物を集め、やっと作った餅。

実は、あったんです。野生の水稲が・・アリエナイ話だけど、多分陸稲のもみが湖の近くに落ちて、それが自然進化したんじゃないかと・・

それはともかく、全て収穫して種もみ確保。

村の有志に依頼して育ててもらった結果、立派な稲穂となりました。


米獲得です。


後は魔物の種と呼ばれる植物の事。

小粒で赤っぽい黒の種子。まるで異質なその種子は、魔物が生まれるんじゃないかと言われて忌み嫌われていたとか。

もしやと思って群生地を教わり、全て収穫したのは言うまでもありません。

誰も採らないから物凄い量だったけど、全てボックスに収めました。


小豆獲得です。


そして別の村で子供が何か口に咥えていて、興味から聞いたら甘い木の枝との事。

木の枝と聞いて違うかなと思ったけど、地面から枝がいきなり出ているとか、間違いありません。

どう見てもネギです、本当にありがとうございました・・と、思ったけど、原種のサトウキビです、竹糖です。

田舎の近所のおばさんが和菓子が趣味だったので知ってました。

でも、あんな風に生えているのは知らなくて・・


砂糖の元確保です。


     ☆


「これ、美味しいよ、お母さん」

「そう、良かった」

「美味しいわ・・お母さん」

「うん、これは良いね」


家族に好評でした、お団子・・

いくら12才と10才だと言っても、餅はハードルが高いです。

食べ慣れてない場合は特に。

なのでお団子です。

米は農家との契約で全て買い取りになってまして、大量に手に入ります。

作れば作るだけ買ってくれるとの事で、年々収穫量が増えてます。


小豆も10トントラックに何杯もの量なので、半永久的にありそうな予感です。

竹糖もどきもあの村との契約で、高く買う事で独占状態に近いです。

毎年、大きな山積みの量を確保出来てます。


え、お金?ボックスの中にはかつて、黒金貨83枚・白金貨2005枚・金貨662枚・銀貨532枚ありました。

まだまだ無くなるはずもありません。

米と竹糖もどきの取引は、私の副業のような扱いになってます。

そして団子もひたすら作ってはボックスに入れているのです。

その飛沫が子供達に飛ぶので、それはそれは好評なおやつと化してます。


まるで日課のように団子作り。元々、料理が得意なので、こういうのは熱中します。

煮炊きを火魔法で行うので、少しずつランクも上がっています。

冷ますのに風魔法も使っていますし・・

土魔法でうすを作り、錬金術で石化して完成です。

米粉はこうして出来上がり、そして米粉団子となるのです。


小豆は水から煮て、茶色っぽい砂糖を足して甘くしていきます。

トロトロになったら火を消して、冷やしながらすり潰します。

串は近くの細工屋との専属契約で、大量に作ってもらってます。

最近では団子に丸めるのを子供達がやってくれて、お駄賃を得ています。

おやつを自分で作るなんて、頼もしい子供たちです。


日産、300本の団子はこの数年でかなりの量となりました。

大抵320~330本なのですが、2人の取り分が減るのです。

団子作りも4年目に入った頃、久しぶりに妊娠です。


辛くなるまでは作りましたが、少しお休みになりました。

2人は自分達の下が出来るのが待ち遠しいようで、早く早くと言われてます。

そして数ヶ月後、女の子の誕生・・かと思ったら双子です。

男女の双子は珍しいみたいで、我が家も一気に賑やかになりそうです。


     ☆


カルロも相変わらず夜は元気ですが、少し少なめになったようです。

いよいよクロ・・クロツェルは15才となり、この世界での成人です。

ソフィアナは17才となっていて、同じ村の少年と恋仲になってます。

そのうち結婚と言ってますが、まだまだ遊びたい盛りのようで・・

そのうち出来ちゃった結婚になるんじゃないかと思ってます。


団子はあれからも作り続け、通算9年間の成果は凄まじい量になってました。

2人もすっかり慣れたうえ、追加でもう1人が参加するようになったからです。

近所の少年です。団子作りが面白いと、ひたすら作ってましたが目当ては娘でした。

なかなかの作戦でしたが、そのお陰で通算15万本近くの団子になってます。

これはそのうち街で売ろうと思っているので、今はひたすら溜めているのです。


彼らはマイタンも好物で、100箱は食べてしまいました。5000個です。

それはそうと、クロツェルはカルロの跡継ぎとして、今では雑貨屋を手伝ってます。

解体の腕も大したもので、最近では任せる事も多いようです。

そのうち彼にもお嫁さんを見つけないとね。


雑貨屋の建物が古くなり、改築する事になりました。

商会風な建物にして、自分で街に仕入れに行きたいとカルロが・・

息子に店を任せ、カルロが馬車で仕入れに行く、そんな生活になりました。

そして時々、クロを連れて行くのです。

そんなある日の事、クロがお嫁さんを連れて帰りました。

なんでも一目惚れ同士の両想いらしく、イケメンクロツェルの本領発揮です。

ちょっと顔が女っぽいので心配しましたが、ちゃんと優男になってくれました。

小さな商会の娘らしく、事業提携の話になってそのまま結婚になりそうです。


小さな商会と合併する事になり、クロツェルは商会の主として、村は支店になりました。

ソフィアナもお嫁に行って、今は双子だけになりました。

女がミール、男がキール・・凄く安易な名前です。


ミルキーと言わないで・・


そんな発想だったんだから責めないで・・


     ☆


いや、どうにも、すっかりミルキーが愛称になっちゃってごめんね。

そのミルキーはとっても仲良し。

8才なのに、何をするにも一緒です。

夜も一緒に寝ているぐらい・・このまま育つとどうなるのかなと少し心配。

カルロとは夜の行為はなくなりましたが、抱き枕は変わりません。

ふわふわするので特に問題は無く、爽やかな目覚めは相変わらずです。


     ☆


クロツェルに子供が出来たそうです。しかも男の子なので、跡継ぎと喜んでます。

双子も遂に共に成人を迎えましたが、どうにも恋人同士のようです。

それぞれに相手を見つけて欲しいところですが、どうにも前途多難です。

魔法の修練もかなりやりましたが、まだまだ先は遠いようです。

それでもかなり上がったと思うんです。あれからもうかなりの時が流れました。


カルロ55才、私50才・・爺さん・・そろそろ3桁になってない?

かなり弱っているけど、まだまだ元気だと自己申告です。


簡素表示はこんなところです。


ツキミ

レベル 20

HP   320/320

MP   480/480

装備  上着・下着・靴                        


スキル

生活魔法

土魔法【8】

水魔法【28】


称号

賞罰


凄くシンプルにまとめてありますが、本当は・・


ツキミ 『サツキ=ミドリヤマ』 

レベル20  『281』

『クラス 回復術師』


HP  320/320 『21918/21918』

MP  480/480 『78680/78680『(∞)』』


遂に来ました、回復術師。そうです、水魔法カンストです。

これは数年前に達成になりまして、更に磨きました。

お陰様で家族は病気知らずとなり、全員元気に巣立って・・双子以外ね。

そしてこんな感じになってます。


『錬金術【74】 土石【1】・石粉【5】・鉱金【25】・粉晶【30】・晶粉【30】・精錬【45】・上位【60】』

『土魔法【68】 盛土【1】・土壁【8】・土穴【16】・土槍【24】・形成【28】・家屋【32】・洞窟【40】』

『風魔法【57】 微風【1】・強風【6】・烈風【16】・風刃【20】』

『水魔法【99】 流水【1】・放水【3】・洗浄【10】・放流【12】・水槍【16】・小回【16】・中回【20】・大回【24】・快復【48】・欠損【60】・復帰【75】・回帰【99】』

『火魔法【82】 灯火【1】・松明【4】・火炎【12】・炎熱【16】・猛炎【20】・爆炎【24】・業火【30】・焦熱【36】・灼熱【42】・紅蓮【60】・炎獄【75】』

『光魔法【63】 蛍光【1】・照明【5】・陽光【10】・放射【15】・閃光【20】・集光【25】・光線【30】・光明【35】・後光【40】・蓄光【45】』

『闇魔法【47】 薄暗【1】・日影【5】・日没【12】・夜半【16】・闇夜【20】・闇潜【30】・闇化【45】』

『回復魔法【32】 ヒール【1】・キュア【2】・クリア【3】・リライト【10】・リターン【15】・ヘブン【20】・クリエイト【30】』

『空間魔法【0】』

『完全魔法【0】』


復帰は時間式回復魔法で、24時間前の身体に戻すとか、ヤバくて下手に使えません。

回帰に至っては1年前の身体に戻すとか、絶対に外では使えません・・外では?・・はい。

カルロで人体実験は良好です、くふふっ・・ただ、使うとMP0になるのでしばらく動けませんが。

そして回復魔法には究極のヤバい魔法がありました。しかも使いました。ヘブンです。


老衰のお婆さんはどうしようもありません。

寿命が無いのですから、病気治療も効きませんし、どんな回復魔法も無理です。

試しにと、リターンという完全回復魔法も使ってみましたが、効果はありませんでした。

そうなると苦しい毎日は本人より家族が堪りません。

その本人も殺してくれという毎日らしく、家族も弱り果ててました。

そんな折、提案をしてみたのです。

そして本人を含め、家族も同意したのです。

そして使いました・・その効果は・・爽快な気分の中で死んでいくというスキルです。

安らかな寝顔のまま、彼女は逝きました。

家族に感謝されましたが、殺したという気分になるものですね。

もちろん、賞罰には付きませんが、どうにもやり辛い気持ちでした。


それから、その上の魔法のクリエイトに進む訳ですが、これは・・偽肉もどきと言うべきか。

偽の肉を盛るんじゃなくて、そこら中から脂肪を集めてくるっぽいです。

使うと被験者の身体の肉が粘土のように動きます。

マッサージのように肉を送れば、そのまま寄っていきます。

ちなみにその手で筋肉を揉めば、脂肪分が筋肉に変わるような不思議な魔法です。

こっそりカルロを青年の身体にしちゃいました・・バレたけど。


なのでそれ以来、また夜が楽しくなりました。


     ☆


爺さんもいい加減年なので、半年に1回は戻って回帰を使っていました。

なので少しずつ若返っているみたいですが、そろそろ1年毎の予定です。

こういうのはキリが無いので、あんまりやる予定では無いのですが、まだは良いです。

全魔法カンストまではまだまだ遠いので、修練という言い訳が使えるからですね。


カルロ60才、私は55才、双子は結局、そのままうちに居ます。

子供さえ作らなければ好きにして良いと言ってあるので、すっかり夫婦みたいです。

世界変われば常識も変わる、そんな夫婦も世の中にはそれなりに居るらしいです。

そういう点は自由で良いですね。変な法律とかが無いから・・


えっと、どこまで話したっけ・・ああそうそう、土魔法にいきます。

形成は陶芸の世界ですね。こねくり回して固めます。

家屋は家の土台作りですが、露天風呂に応用出来ます。

真夏に村の広場にプールを作ったら、裸族の祭典になってしまいました。

かなり暑い日でしたから、男も女も水浴びに夢中になったものです。

それからミニベビーラッシュになりましたので、カップルが成立したみたいです。


建築は上部家屋の構築のようで、ちょっとしたコンクリー住宅っぽいですが、強度が心配です。

洞窟を忘れてました。これは単に穴を掘る魔法です。

とは言うものの、がけ下に使うとトンネルも掘れます。

土は何処に消えているのでしょう・・はい、ボックスですね。

隣の村との細い道をカットして、トンネルが人気になってます。

錬金術で固めてので、そう簡単には崩れません。

土は陶芸の世界をやったので、家の食器は大体それになってます。


火魔法はとにかく全部が火の親戚です。段々威力が高く、広範囲になっていくだけです。

夏場は迷惑なので使えませんが、冬の焚き火にはよく呼ばれます。

光魔法は攻撃だったりネタだったりと、誰が考えたのは困った物です。

特に後光ってさ、自分の後ろが光る魔法なんです。

確かに自分の姿を隠すのには良いかも知れませんが、その行為自体がかなり目立つので意味がありません。

よくサイトなどで見た、神様の姿が眩しくて見えない、なんて状態だと思われます。

神様ごっごがやれそうです。


蓄光は面白い魔法です。いわゆる夜光塗料です。

屋根に昼間使っておくと、夜中に光る屋根になるんです。

大体数時間で暗くなりますが、以前、地面に使ったら騒ぎになりました。

それも意味あり気に魔法陣っぽく使ってみたんです。

すると、夜になると、まるで勇者召喚の描写のように・・叱られました。


いい年してとか言わないで・・


闇魔法は薄暗いのから段々と真っ暗になるみたいです。

昼間に使うと派手に驚かれますが、そこだけ暗いので横から見ると目立ちます。

闇潜と言うのは闇の中に隠れる魔法ですね。かくれんぼには最適の魔法です。

人の影に隠れて・・一撃必殺・・なんて事がやれそうです。

しかし、隠れたまま寝ちゃうと行方不明扱いされて、後で叱られます。

闇化と言うのは闇に同化する魔法ですね。

これも闇潜と似てますが、身体が真っ黒になって顔が判別できません。

夜に真価を発揮する魔法のようですが、どうにも暗殺者向きです。

間違っても昼間にやってはいけません。まるでダークミス・・げふんげふん・・


ああ、錬金術を忘れてましたね。

鉱石から金属を作り出したり、石から水晶を作ったり粉にしたりするようです。

世の錬金術師達はこれを繰り返してランク上げをするようですね。

後は金属を精錬したり上位金属を作ったり、本格的な錬金術になるようです。


     ☆


はふうっ・・疲れた・・あ・・まだ、残ってる?・・はうっ・・

ヒール・単体回復

キュア・毒性回復

クリア・病気回復

リライト・状態異常回復・・


これで良いかな?・・お疲れ様・・



かなりざっくりですね。

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