3 試練
ちょっと嫌なシーンがあります。
3 試練
ゴブリン26体・ホブゴブリン2体・オーク32体・リザードマン12体・リザードキング1体・レアスライム2体
レベル2⇒65
収益、白金貨7枚、金貨326枚、銀貨738枚、銅貨924枚
おまけ、盗賊45体
覚えた変なスキル⇒経験吸収・・これなんだけどさ、魔導体に足されたんだ。
そもそも魔導体って何なんだろう。
う・・スルーがバレたか。
はい、盗賊ですね。死にました。
てかさ、メロンモードで行くと襲ってくれましてね。
自分じゃやれないからさ、無法者にしてもらったんだ。
破るやつをさ。
その時の事は言いたくない。
全員に回されたとか言いたくない。
経験吸収覚えて全員死んだとか言いたくない。
はぁはぁはぁ・・
いやね、レベルがやたら上がってると思ったでしょ。
経験吸収で全員の経験値吸っちゃったみたいでさ。
アレの快感とレベルアップの快感でもう、廃人になるかと思ったよ。
おかげさまですっかり慣れました。
男優さん達のご冥福をお祈り申し上げます。
んで、折角だから全員の首チョンパして袋に入れて突っ込んだと。
ホントに揺れないねぇ、この心。
何をやっても全然、全く、サッパリ。
でも快感はまともに感じるんだから変なんだよな。
んで、その後で男に戻って狩りになったんだけどさ。
これがまた凄まじいの。
リザードキングとタイマンしてさ、殴り殺したよ。
レベルアップの恩恵、凄まじ過ぎない?
そりゃレベル高いけどさ。
てかさ、経験吸収の制御覚えないと、女死神とか呼ばれそうだよな。
寝た相手は必ず死ぬとか、怖い話だし。
ちなみに、何で経験値全てで死ぬかと言うと、胎児状態になるかららしい。
んで、相手は鎧とか着ている訳だから、早い話が、圧死とショック死。
だからさ、もしかすると一般人相手でも殺人ってステータスに付かない可能性もある。
盗賊殺したの、装備品とか重力だから。
立ったままとかやるからだよね。
テーブルの上に寝かせて立ったままやってさ、倒れたら次の人って。
普通、気付くよな。
鎧の重さで窒息死したとか、倒れたショックで死んだとかさ。
崩れ落ちた奴蹴飛ばして、次は自分の番ってやるんだ、あいつらバカだぞ。
それはともかく、通貨がやたら多いのも盗賊のお宝のせいね。
後、色々とあったのは全部突っ込んだ。
そのうちアイテムボックスの整理しないとな。
そんな訳で宿は1ヶ月追加しました。
銀貨180枚のところが144枚です。
メロンの勝利です。
でもさ、夜にメシ食いに行ったら親父さん顔腫らしてたから・・
次は無いかも知れない。
女将さんの目が怪しかったから、きっとバレてるな。
さて、ステータスはどうなったかな。
☆
サツキ=ミドリヤマ
レベル18 『65』
HP 450/1250 『8450/18200』
MP 112/146 『852/5070『(∞)』』
弓 『洋弓』
矢 『自作矢』
皮鎧 『猪の皮鎧』
膝当て 『兎の膝当て』
腕輪 『魔導腕輪×2 闘争心【大】・性欲【小】・精力【中】・体力【大】・精神【極】』
『狼の恩恵』
生活魔法(種火・洗浄・飲水・清掃・灯火)
『錬金術【3】 土石【1】』
『土魔法【2】 盛土【1】』
『風魔法【4】 微風【1】』
水魔法【5】 流水【1】・放水【3】
『闇魔法【2】 薄暗【1】』
『【フルランゲージ】』
『【マジックボックス】』
『【セックスチェンジ】』
『【ボディチェンジ】』
『【マッスルパワー】』
『【プレミアムテン】』
『【トリガーマックス】』
『魔導体 (マナ吸収・経験吸収)』
『』←これなんだけど、これがマスク化のマークっぽい。
後は偽装数値ってのもやれるみたいで、レベルとHPとMPの偽装をした。
だってさ、妙に数値が高いんだ。
聞いた話だともっと低いはず、なので偽装です。
魔法も上がったら偽装しないとな。
だから今は誰に見られても、生活魔法と水魔法しか見えないと。
いやもうね、慣れたらたいした事なかったよ。
うんうん、男の場合と同じだね。
知らないからこう、妙に構えるみたいでさ。
あれは実に良いね、うん、素晴らしいよ。
いかん、精神に限界が・・寝よう・・
☆
あの日は凄く辛かったよ・・当然だろ・・オレ・・男だよ・・性癖ノーマルで男に抱かれるんだよ・・辛くない訳・・無いだろ・・
あの日、泣きながら眠ったよ。
翌日なんて顔がベタベタになってて・・
悪夢で何度も夜中に起きて・・最悪の目覚めだったよ。
揺れない心とか、楽しいとか、色々考えてた。
確かに身体はアレだけどさ、心は違うんだと実感したよ。
でも、慣れないといけないって・・はぁぁぁ・・
もういい、終わったんだ、忘れよう。
朝食を食べて街をブラブラと歩く。
銅貨が大量にあるから使おうと、またもや串肉を大量に買っていく。
アイテムボックスは拙いけど、魔法のカバンみたいなのはあるらしい。
それなりに高いけど、持ってる人もちらほらとか。
だもんでダミーのカバンを買って、そん中にポイポイポポイのポイと。
串肉総数1000本になったところで終わりにしました。
1本銅貨5枚、銅貨手持ち1000枚弱。銀貨少し使ったけど、銅貨使い切った。
お好み焼きかと思ったら野菜焼きだった。あれも500枚になるまで買って、銀貨が25枚減った。
端数はその場で食べたんだけど、塩味のお好み焼きって新感覚だよな。
でもって、コンパクトスイカも大量に・・マイタンって名前だった。
この果物、マジいいね。程好い甘みと潤沢な水分。
1個銅貨4枚って言うからさ、全部売ってくれって、そこら中で言ったんだ。
そうしたら屋台の後ろに山のように積み上げてあって・・箱が。
豊作で大量にあるから、全部はありがたいって大声で言うから、そこら中の屋台が反応しちまって。
50個入った箱が1軒当たり50~80あってさ、屋台通りに12軒だよ、店が。
900箱のマイタンっていくらになるよ。金貨18枚だよ、参ったよ。
しかも、アイテムボックスまでバレちまって。
お得バージョンでやったけど、こりゃもうこの町ではヤバい予感。
だってメロン探してて、オレ呼び止められて、似てるが違うって言われて。
ありゃ絶対探してるんだ、お得バージョンを。
人様から奪ってでも欲しがるとなると、お貴族様辺りかねぇ。
「おい、そこの女」
男だぁぁぁ、ってもう良いや。
「あの、何か」
「お前とそっくりな女、知り合いだな」
「あの、彼女が何か」
「案内しろ」
「あの、何をしたんでしょう」
「案内しろと言ってんだ、おらっ」
バキッ
「うがぁぁぁぁ、き、貴様ぁぁ」
ベキッ
「うぬぬぬぬ・・き、貴様、このままでは」
経験吸収
「ぬぅぅぅぅ・・」
さようならだ。
そのまま倒れてショック死。
やれやれ、偉そうな奴だったな。
うん、やっぱり殺人付いてない。
あいつは自分で倒れてショック死だ。
「おい、そこの女」
またかよ。
「あの、何か」
「さっきのは何だ」
「仕方が無いでしょう。いきなり呼び止められて無体な事を言われて」
「あの方は貴族様だぞ」
「平民は貴族の奴隷なのですか」
「何だと、貴様」
「そうやって強く言えば平民は従う。ほら、奴隷だ」
「覚悟は良いんだな」
「どんな覚悟です」
「決まっている。貴族に手を出したとして死罪だ」
「証拠は要らないんですね」
「そんなものは必要無い」
「分かりました」
ゴキリ・・
あれ、付いて無いな。変だなぁ・・
ああ、マスクデータになってた・・けど、付いてないな。
まあいいや、そう言う事なら・・おっと、ゴキリ・・
襲う奴、襲う奴、首をキメて殺してたら、最後には誰も来なくなった。
殺しても経験値もらえるんだね。
君たち、運が悪かったな。オレは殺しだけは揺れないんだよ、心がさ。
さて、さようならだ。
全員、アイテムボックスの中で眠ってなよ。
どっかで捨てないとな・・
しっかし、あいつらレベルいくつだったんだろ。
こちとら・・あれ、66になってるや。
ああ、これが効いてんだ。
おっかしいと思ったんだよな。
いくら盗賊が45人と言っても、いくらモンスター狩ったと言っても。
上がり過ぎだと。
あるじゃねぇか、またチートっぽいのが。
最初はレベルが低かったから効果も微々たるものだったけど。
獲得経験値(現在レベル×10倍)
65の時には650倍ってなんだこりゃ。
そりゃレベルが上がるごとに上がり難くなるものだけど、これだとそうならないって事なのかよ。
ひでぇチートもあったもんだ。
狼ってやつ、何考えてこんなの・・てかさ、落とし穴に落ちたやつ、みんなこうなのかな。
だったらそこら中に化け物だらけになってるはずだけど・・
ああ、また来たな・・ぶらぶらしてた甲斐があったよ。
さあ、囲め囲め・・経験吸収、少し離れていても使えたって事はだよ。
気合入れて全員から吸ってやるぜぇぇ・・こーーーいっっ・・
ふうっ、ご馳走様でした。
レベル72になったよ。
かなりいけたな・・ざっと50メートルか。
よし、回収回収・・
これも無理かな・・倒れている周囲のやつ・・一気にほいっ・・無理だった・・
急げや急げ・・手を触れないと無理っぽい。
そう甘くは無かったか・・それそれ・・それそれ・・
やれやれ、もう来るなよ、頼むから。
赤点反応と反対側に走り出し、避けて避けて・・ここでメロンですよ。
殺しが発散になるって、オレ、ヤバくない?
「おい、そこの・・あ、貴様は」
「あの、何か」
「お前の親類か、あの女は」
「よく分かりませんが、私は天涯孤独です」
「じゃああの女は・・一体」
「何か御用でしょうか」
「ああそうだった。お前、アイテムボックスを持っているな」
「それが何か」
「寄こせ」
「は?」
「寄こせと言ったのが聞こえなかったか」
「ですが、あれは私のですよ」
「領主様がご所望だ、さっさと出せ」
「どうやって出せば良いのでしょう。あれはギフトですよ」
「何だそれは」
「神からの贈り物、つまりスキルですね」
「そんなバカな・・いい加減な事を言うと承知せんぞ」
「じゃあ誰かさんは、そういうアイテムを持っているんですか?」
「誰も持っておらん。伝説の中のアイテムだ」
「じゃあスキルかアイテムかなんて分からないじゃない」
「それはそうだが」
「持ってる本人がスキルって言ってるのに、持ってない人が違うと言っても仕方が無いでしょ」
「ならば聞くが、本当にスキルなのだな」
「そうですよ」
「違ってたらその首、無くなると思えよ」
「はい、そう思います」
思うだけな。従うとは思うなよ。
それにしてもやけに横暴な領主だな。
他人の物を欲しがり、言われたら出さないといけないのか。
それじゃこの街は奴隷の街だったのか。
あーあ、宿代惜しいがここは他の街に行くか。
それでもひとまず宿に入り、次のバカが来るまで待つ事にした。
季節は初夏に変わり、朝晩の冷え込みも消えて、暖かな日差しは次第に強さを増していく。
次のバカが来ないので、魔法の修行をひたすらやる事にした。
1ヶ月の宿を更に追加するも、バカ対策で10日ずつ借りる。
そうこうしているうちに汗が滲むようになり、夏本番がやってくる。
梅雨が無いのはありがたいが、水は・・ああ、魔法か。
ギルドでは衛兵行方不明事件があったと聞いた。
オレに職質のようなものが来たが、かつての相良状態なのを自覚した。
つまり、死体が無いからどうしようもないと。
オレは知らぬ存ぜぬで通すが、ギルドの雰囲気が悪い。
衛兵を信じるのは良いが、ここの領主は他人の物を寄こせという強盗だぞ。
盗賊討伐は罪にならないってのに、町の中の強盗は対処したらダメなんだな。
それでも雰囲気が嫌なので行かなくなる。
まだまだ金はあるし、特に問題は無いかと思われたが・・
「悪いんだけど、もう泊める訳にはいかなくてね」
「え、どうしてですか」
「アンタ、何やらかしたの。領主様からのお達しなのよ」
「私の物が欲しいみたいで、出せと命令されて断ったんです」
「ああ・・そう言う事かい。全くうちの領主様ときたら・・」
「領主が欲しがると、何でも出さないといけないんですか」
「まあねぇ・・嫌と言ったら牢屋行きだからねぇ・・まあ、持たない事だよ」
「それじゃ奴隷と同じですよ」
「仕方が無いのさ、平民ってなそういうものだから」
「でもあの領主、いい度胸ですね」
「無茶はいけないよ」
「この街で一番レベルの高い私を怒らせるなんて、本当にいい度胸だわ」
「え、そうなのかい」
「もう良いわ、他の街に行くから」
「そうしておくれ、悪いねぇ」
締め出しに掛かったという事は・・おーおー、街の外に大量の赤点だ。
3ヶ月の修行の成果を見たいらしい。
【ステータスオープン】
サツキ=ミドリヤマ
レベル20 『126』
HP 480/1250 『32284/35280』
MP 120/146 『3246/9828『(∞)』』
弓 『魔導弓 洋弓・魔力付加』
矢 『魔導矢 トレント材・飛竜の翼・ユニコーンの角』
面頬 『飛竜の鱗』
皮鎧 『飛竜の鱗鎧』
手甲 『飛竜の鱗』
膝当て 『ユニコーンの膝当て』
腕輪 『魔導腕輪×2 闘争心【大】・性欲【小】・精力【中】・体力【大】・精神【極】』
『狼の恩恵』
生活魔法(種火・洗浄・飲水・清掃・灯火・)
『錬金術【23】 土石【1】・石粉【5】』
『土魔法【16】 盛土【1】・土壁【8】・土穴【16】』
『風魔法【14】 微風【1】・強風【6】』
水魔法【45】 流水【1】・放水【3】・洗浄【10】・放流【12】・水槍【16】・小回【16】・中回【20】・大回【24】
『闇魔法【12】 薄暗【1】・日影【5】・日没【12】』
『【フルランゲージ】』
『【マジックボックス】』
『【セックスチェンジ】』
『【ボディチェンジ】』
『【マッスルパワー】』
『【プレミアムテン】』
『【トリガーマックス】』
『魔導体 (マナ吸収・経験吸収・スキル吸収)』
『とつげき』『けり』『なぎはらい』『ひしょう』『げんえい』
☆
キリギリ落とし穴ゲットしてて良かったぜ。
水ばっかりやってたからなぁ・・
特に水槍の精度を上げまくってたから、今ではウォータージェット並だぞ。
てかさ、スキル吸収なんてのが出ちまってよ、魔物のスキルもらっちまった。
だから空を飛べるようになったのさ。コントロールに苦労したけどな。
さて、幻影で別人になりますかね、くっくっくっ・・
「部屋は空いてますか」
やれやれ、一安心。宿を1ヶ月借りて部屋でのんびり。
待ちぼうけの皆さん、ご苦労様でーす。
今のオレの姿は、20代半ばのフツメンのお兄さん。
いやぁ、ユニコーンありがとう。君のお陰だよ。
触れられればバレちまうけど、見た目は男だ。
水鏡で見ても男だ。うん、まさにこれが男の顔だ。
いやぁ、良いねぇ、うんうん。
今は1泊銀貨2枚の安宿に代わり、素泊りで串肉と野菜焼きで暮らしている。
別に野宿しても良いんだけど、なんとなくかな。
この姿はカルロと言って、遠い遠い、飛んで行った先の小さな村の雑貨屋のお兄さん。
カルロ 『サツキ=ミドリヤマ』
姿と名前、お借りしまーす。
いやぁ、あの人って魔物の解体が上手でさ、狩った魔物、全部解体してもらったのよ。
と言うのも、矢なんだけど、魔導矢ってなってたでしょ。
あれさ、魔物由来のアイテムを使えば魔導って名前になるらしいんだ。
つまりさ、オレ、魔物?
魔導体ってそういう意味じゃないのかな。
まあ、百歩譲っても、身体の中に魔物のアイテムがあるって事になるよな。
犯人は爺さんだ。
幼い頃からオレを改造してたんだな。
結論、爺さんはあっちに行ったこっちの人。決まりだ。
恐らく何かのトラブルだと思うよ、だから戻りたかっただろうね。
そうじゃなきゃ、マナの扱い方とか合うはずがない。
うるうるしてたのは、手塩にかけた製品が手元に戻って来たから?寂しいね。
親が都会に出たのは、爺さんの所業に気付いたから?今更だけどね。
ま、結果オーライでいいよ、爺さん。
オレを創ってくれなかったら、こんな厳しい世界、すぐにおっ死んじまってるさ。
曲がりなりにも強くなれたんだし、これはこれでいいさ。
後は死ぬまで生きるだけだ。
女の姿に幻影使ってさ、スキル時間減らしながら男の姿って裏道使うよ。
このまま100年は無理かも知れないけど、女が幻影で男になっている。
こういうスタンスでやろうかなと思ってる。
もう女の姿にも慣れたしさ、後は見た目だけだったのさ。
だからこんな事も平気でやれるんだよ。
「くぅ・・くぅぅっ・・はぁぁ・・うぅぅん・・」
昨日の運動のせいか、爽やかな目覚め。
男とは比べ物にならない快楽の果て、ぐっすりと眠れました。
昨夜、表にあった赤点は今、領主の館の中で寿司詰めになってます。
きっと雑魚寝だったのでしょう。
今日は商会を尋ねてみるつもりです。
魔物素材は商会でも売れるらしいので、もうギルドの世話にはなりません。
偽装カバンの中に飛竜の魔石を4つ入れて、ひとまずはお試し商談です。
あちこち巡るんですが、どうにも買い叩かれているような気がします。
色々回って一番高い店で売りました。
金貨65枚です。しめて260枚になりました。
魔導矢の在庫も5000本ぐらいあるので、当分は作らなくていいみたいです。
え、口調が変だって?成り切りです。
「オーガ素材は需要あるかい?」
「え・・あの、もしや、魔石もあったりましす?」
「それはもちろん」
「買う、買います」
「どれぐらい出せる」
「そうですね・・白金貨1枚はどうでしょうか」
「何個欲しい?」
「複数ですか、ありがたいですよ。もう在庫切らしてましてね」
「色が付くなら50個まで」
「白金貨55枚では」
「100個なら?」
「うううう・・そう・・ですねぇ・・118枚、これがギリギリですよ」
「ここで良いか」
「ありがとうございます」
ゴロゴロと100個を出して、白金貨118枚獲得した。
「いや、凄いですね。こんなにも」
「仲間と分配だ」
「それはそうでしょうけど、それにしても多い」
「また来ますよ」
「ええ、そうしてください」
さて、商売をしたいんだが、どうするかな。
隣の国の書籍で知った、偽肉のレシピ。
偽肉(スライムジェル・ユニコーンの血・レアトレント魔石の粉)
魔導矢の材料のトレント狩りしてたらレアがいくつか狩れたんだ。
その使い道調べてたら、偽肉のレシピがあったんだ。
何に使うのかとよくよく調べてみると、欠損の補填に使うとか。
つまり、魔物に噛まれて減った肉の補填に使うらしい。
体内魔力で本人の組成そっくりになって長期に保つとか。
あくまでも見た目の補填なので、本当の肉になったりはしないとか。
それでも腐ったりはしないので、貴族なんかが大金で求めるとか。
人工骨入れて偽肉で肉付けしてやれば、片足欠損すら治ったみたいに見えるとか。
治療魔法使いも少ないようで、特に戦いの最前線では重宝するらしいな。
そこでオレは考えた。
偽の肉を何処に付けるか。
受付のお姐さんをメロンにするとか。
そう言う事もやれるんじゃないかって。
そうするとさ、胸のあるオレと無いオレってさ、あたかも・・偽の・・
どうかな、いい考えだと思うんだけど。