寮でのお話
やっと入学式が終わった...
なんでこの1日だけでこんなにも疲れているのかしら。
コンコン
「はい。どうぞ」
「失礼いたします。」
部屋に入ってきたのはルームメイトのリリアン・マキス・ミリアス公爵令嬢。彼女は気さくで明るい性格の人。ゆるふわのマロン色の髪に、とろんとした翡翠色の瞳。癒し系と行く言葉が似合う人。
なんだけど、、、
「何度も言っているじゃない、ルームメイトなのだからノックなどしなくてもよろしくてよ。」
「ですが、私はシャルロッテお姉様を尊敬しているのですわ!それに、ノックをしないなど他の人に知れたら変な人が来ますわよ。」
「どうして、こんな平凡な人のところに変な人が来るのですか?」
そう、私は至って平凡なのだ。長さは膝まであるけれど目立たない漆黒の髪の毛。整っているとは言い難い顔。それに、本をたくさん読んだとはいえ実際に見ていないのだから状況も把握できていない国政。こんな私が誰に狙われると言うのだろう。
「シャルロッテお姉様はとてもお美しのですわ!その夜空のような髪は艶があり滑らかで、そのお顔は誰もが1目見れば感嘆の声を漏らすでしょう。そしてなにより殿下に続いて入学試験を2位で突破した聡明さ。誰もが羨ましがりますわ!」
「リリアン様、私はそんなに素晴らしい人ではなくてよ。この話はここまでにしましょう。それではおやすみなさいませ。リリアン様」
ベットの灯りを消し私は眠りについた
他の方の作品を読むと私より長く書いている人が沢山いらっしゃって驚きました。
更新が遅くなるかもしれませんがよろしくお願いします。
ブックマークなどお願いします




