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TempusObserver  作者: 九十八 九十九
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「遺品」

幼い頃、考古学者だった祖父の遺品から古い本を見つけた

それは現代のものではない文字で書かれていた

私はその本の不思議な魅力に取り憑かれ、祖父の研究室の書物を読み漁りその本を解読しようとした

それから数年経ってこの本が「時間や空間を超える方法」の書かれた魔道本だとようやくわかってきた


それから十数年経った今

私は時間や空間を移動するための「鍵」を作る事に成功したのである


そして私は次元の旅に出ようと思う

私は見たいのだ

時間の果てを、別の世界を

そして見聞きした事をこの本に記録していこうと思う


end

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