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その1

 むかしむかしあるところに、おじいさんとおばあさんがいました。おじいさんは山へ柴刈(しばか)りに、おばあさんは川へ洗濯(せんたく)に行きました。

 おばあさんは川で洗濯をしていると、どんぶらこどんぶらこ、と熟れた桃が流れてきました。おばあさんは桃を手にとって食べるとそれのまあおいしいこと。おばあさんは洗濯物なんて忘れてむしゃむしゃと、あっという間に食べ終えてしまいました。


「こんなにおいしい桃ならおじいさんにも食べさせてあげたい」


 そう思っていると、これまた大きくてしっかり熟れた桃がどんぶらこっこどんぶらこっこと流れてきたではありませんか。

 大きな大きな桃を両手で(かか)え、急いで家に持ち帰ります。

 柴刈りをさっさと済ませて家でぐうたらすごしていたおじいさんは(おどろ)きました。


「ばあさん!帰ってくるの早いじゃないか!」

「それはこっちのセリフですよ、おじいさん。それよりもこれですよ。この大きな桃をみてください」

「おお、これはまた大きな桃じゃなあ」

「ええ、早く切って食べましょう」


 おじいさんは、おばあさんが用意した野菜包丁で「えいっ」のかけ声とともに桃にきりかかります。

 するとどうでしょう。


「ぎゃーー!」

 という悲鳴とともに

 血まみれの、名前の通り赤子が出てきたではありませんか!


 桃太郎(になる予定だった赤子)は、おじいさんとおばあさんの顔を見ることすらなく死んでしまいました。


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