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ぼくの詩集

やくわり

作者: 桜井あんじ

君は小さなものを見る

ぼくは大きなものを見る

それでうまくいっているんだ


君はきれいなものをつくり

ぼくはべんりなものをつくる

それでぜんたいができあがるんだ


君はこころを痛め

ぼくは身体を痛める

共有できない 痛み


きみとぼくとが おなじであったら

それはきっと うまくいかない


ぼくたちはたがいに さみしい

きみとぼくとは ちがうって 知っているから

おなじじゃないから ときには わかちあえないから

さみしい

だけど

同じであっては いけないのだ


それぞれの やくわりを はたすために


きみとぼくとは おなじでないから

行く道が わかれることもあるでしょう

それでも それでも

ひとつのものには なれないのだ

ぼくたちはみな ひとりぼっち

だけどそれで

うまくいっているんだ


それぞれのやくわりを はたすために

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