続・今日の歓談部
二回目の投稿となっております。よろしければこんな駄文にお付き合いください。
とある高校の空き教室に、二人の男子生徒がたむろしている。ここは歓談部。本日もまた歓談部の他愛もない雑談が始まる。
ズズズズズズ・・・・。
「部長・・・それ何飲んでるんすか?なんか見たことないパッケージっすけど。」
「豆乳甘酒だが?」
「え、なんすかそれ謎は深まるばかりなんすけど。」
「いや、謎も何も甘酒味の豆乳だよ。おいしいぞ?何なら一本やろうか?」
「・・・。じゃあ・・・一本だけ。」
「ほら。」
「あざす。・・・。」
ズズズズズズズ・・・。
「どうだ?なかなかうまいと思うんだが。」
「なんすかね・・・。未知との遭遇でしたね。」
「未知との遭遇ってお前・・・。」
「いやなんか、もっと豆乳豆乳した感じかと思ったら普通に飲みやすいってかおいしくて。」
「豆乳豆乳した感じってなんだよ。あれか、あの、妙に青臭い感じってか・・・。」
「ああ、それですね。それがなかったんでちょっと驚きました。」
ガラガラ
「あら?今日は二人とも早いわね?って何飲んでるの?それ。」
「ああ、これな・・・。」
その後しばらくの間歓談部では豆乳甘酒が流行った
部長:歓談部の書類上の部長。変わったものが好きなけだるげな人。
男子部員:砕けた丁寧語で話す。趣味はスマホのアプリ。覇者らしい。
女子部員:さばさばした性格。割と容赦がない。
副部長:今回は登場しなかったもう一人のメンバー。丁寧語で話すおっとりした女生徒。