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再会、、そしてそこから……




「長旅ご苦労だった。ムー大陸の皇太子よ。マーリンより使いはもう受けておる」


船着き場に現れた人物に、周りは騒然となった。


吸い込まれるような真っ黒い長い美しい艶のある髪。

イズモの伝統的な「着物」を着こなす見目美しいその女性。



「天照大神様」



全員がその場で平伏するが、すっと右手を上げた。


「楽にして欲しい」


ついてまいれ、と短い言葉。


完全に一般人が入ることは出来ないであろう守護者専用の会談を行う場所へ案内される。


そして、、そこには既に…。



「アーサー!数日ぶりだな!」


「へ、ヘラクレス様とネメア将軍!?」


オリンポスの高速船で彼らも先ほどついたらしい。



「さて、お主の呪いに関してだが…」



そこでヘラクレスから知らされた、“裏で手を引いていたのはテスカトリポカ”であるという事、そして、アーサーの石盤の名前が変わった事。



「混沌を晴らす……?」


「アーサー、確か君は自分の属性を光属性だと言っていたな?」


「父と母が、、光属性だからそうかなと」


「なるほどな」


石盤にはなんと?と訪ねられ“封じられし属性”だったと。


「そうか……。石盤には、ある二つの見え方があることを伝え忘れていた」


石盤

主神アナザーが地上へ送ったと言われる石盤

そこには、守護者の名前が刻まれる


「まず、全員が見える情報が、国、名前、何者であるか」


何者であるかは時々で変化する。

今変化があったのはアーサーらしく、それが“混沌を晴らす王”


「石盤にはもう一つの力がある。刻まれた守護者本人のみに見える情報でな。それは、寿命と属性だ」


天照大神が小さく、なるほど、と言うと、アーサーを見つめる。


(わたくし)は太陽の属性を賜った。恐らく、かの男が嫌いな性質と似ているのだろう。シーサーペントを仕掛けるにとどめた」


そっとアーサーの手を握り、カッと神々しい光が二人を包み込んだ。


「そなたは、混沌を唯一消すことのできる“聖属性”だ」


そしてその呪いは、テスカトリポカを討たねば解けぬ。


「25柱目の誕生、そういう事であったか」


アマテラスの長年の謎がようやく解けた、そんな納得したような呟きだった。


しかし……。

その言葉は、アーサーの両肩に重くのし掛かった。






「行くのか、ティベリアへ」


「はい。決着をつけに」


ティベリアの独裁王・テスカトリポカ


「なら、まずはルンビニから迂回しなきゃならんぞ」


ティベリアはシャンバラと戦争中の為、この両国へのルートは現在どこにも存在していない。


イズモの上側にシャンバラは位置しており、本来ならば海路ですぐの距離。


「こうなる事を見越してなら、恐ろしい男だ」


ただし、ルンビニからティベリアへ行くルートがあるとか。



「もう、逃げないって決めたので」



「……義母上の毒が効きすぎてるな。よし、俺とネメアも付いていくぞ」


「え!?」


「もとより、そのようにヘラ様から仰せつかっております」


少し心強い仲間が増えた事が嬉しいのと、、巻き込んでしまう申し訳なさと。


「実はな。もう、アーサーだけの問題ではなくなっているんだ」


その事実は、その日のうちに全ての大陸へと出回ることになる。





━━ティベリアの独裁者、()()()()との取引━━

━━魔物を改造、、混沌化の犯人はテスカトリポカ━━





「ようやく、暇が潰れそうだ」


その一報が書かれた魔法新聞を見つめる男。


しかし、その情報はこの男には“少し楽しみが増えるかも知れない”程度。


「潰れたら良いが」


そういって世界地図“ルンビニ”へと視線を落とした。





━第二章・ムー大陸へ━完ー





三章は4月1日からを予定しています。


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