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ムー大陸へ




壁画の間から出ると、真上にあった太陽は随分と傾いていた。


「どうする?」


重たい空気の中、ヘラクレスがそう言った。


「………」


しばらく沈黙が流れ続ける。


アーサーは壁画の名を思い出していた。

そこにある自分の名。そして、自分に呪いをかけたであろうマーリンの名。

そして、ムー大陸の名前。


「わかってたよ。証拠はないと言ったけどさ」


マーリンの力は「呪属性」という数少ない神位属性だと聞く。

もちろん、呪いというものは違う形で使うことは出来るが、エリシオンの神殿ですら解除出来なかった。


「逃げてただけなのも」


ただ、あの人が全て悪いだけではないのもわかっていた。

出来るなら穏便に呪いを解いて、あの人と直接対峙せずに済めば…。


「行くのか?」


「行かなきゃならない、かな」


黒曜の尾が風に揺れる。

逃げるな。ヘラの言葉が重くのし掛かる。


「ムー大陸へ行こう。マーリンと話をする」


ぎゅっと拳を握りしめた。


「もう、自分の出自から逃げない」








ー棒国、棒所ー



「……壁画を見たか」


使い魔の頭を撫でながら葡萄酒を口に運ぶ。


「さて、どうしてやろうか」


アーサーはこれからどうする?

呪いの元凶を討ちに?

まだ違う方法を模索する?


大陸の地図を見つめながら、その視線の先はムー大陸に向いていた。


「まぁ良い。どちらにしろ、“暇潰し”にはなりそうだ」





第一章・ー壁画へー 完






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