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空き部屋までの帰り道(元未公開作品)

作者: 天川裕司

初めまして、天川裕司です。

ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。

また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。

どうぞよろしくお願い致します。

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬


【アメーバブログ】

https://blog.ameba.jp/ucs/top.do


【男山教会ホームページ】

https://otokoyamakyoukai.jimdofree.com/


【YouTube】(星のカケラ)

https://www.youtube.com/@%E6%98%9F%E3%81%AE%E3%82%AB%E3%82%B1%E3%83%A9-v5x/videos


【ノート】

https://note.com/unique_panda3782



【YouTubeドラマにつきまして】

無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、

お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。

基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。

創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪

出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬

でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、

どうぞよろしくお願いします(^^♪




タイトル:(仮)空き部屋までの帰り道



▼登場人物

かじ 洋子ようこ:女性。36歳。独身OL。器量はややブス。

本郷真守ほんごう まもる:男性。55歳。洋子が澄んでるアパートの大家。本編では「大家」や「彼」等と記載。

大木玲奈おおき れな:女性。35歳。洋子の女友達。美人。

田川美穂たがわ みほ:女性。29歳。洋子の会社の同僚。美人。セリフなし。


▼場所設定

●IT企業:洋子が働いている。一般的なイメージでお願いします。

●洋子の自宅アパート:やや郊外にある大きな新築アパート。

●街中:帰り道など必要ならで一般的なイメージでOKです。


NAは梶 洋子でよろしくお願い致します。

(イントロ+メインシナリオ+解説:ト書き・記号含む=3223字)



イントロ〜


皆さんこんにちは。

ところで皆さんは今、自分の器量に自信を持っていますか?

やっぱり他の誰かになりたい、格好良い・可愛い人になりたい…

なんて思う毎日でしょうか?

でも人と言うのはどんな器量に生まれても、

あるきっかけをもって自分に自信を持てたりするものです。

今回は生来、自分に自信を持てなかったけど、

そのハードルを乗り越えて自信を持てるようになった

ある女性にまつわる意味怖エピソード。



メインシナリオ〜


ト書き〈会社帰り〉


私の名前は梶 洋子。

今年36歳になる独身OLだ。


私は生来のブスだったが、最近は自分に自信を持てるようになった。


人間ちょっとしたきっかけで変われると言うのはやっぱり本当の事。


特に女性が自分に自信を持てるようになるきっかけは

整形やお化粧で自分を輝かしくする事や、

やはり男性からモテる事にあるのだろう。


別に多くの男性から好かれる必要は無い。

1人の男性から愛されたらそれだけで

女性と言うのは美しく輝けるものであり、

人生を自分なりに幸せな物語へと変えていける。


まぁ女性は男性より内向的で、

思い込みが激しい所もあるなんて言われる事から、

そうした幸せになるまでのゴールも近いのかもしれない。


私は今、それなりにハッピーだ。

別に整形したわけでもなくお化粧を変えたわけでもないけど、

私の中身は輝いている。


(少し自己紹介)


私は今、都内から少し離れた郊外のアパートに住んでいる。


アパートといっても結構大きな建物で、

最近できたばかりのその新築のアパートには

私の他に住人はほとんどいない。

つまり空き部屋も多いと言う事。


まぁ間取りも広く内装も綺麗な事から

これから住人も増えていく事だろう。


部屋の壁と床は防音で、隣の生活ノイズが聞こえて

困るなんて事も全くない。


そこの大家さんもとても良い人で、最近、私は彼と仲良くなった。


1人信頼できる友達ができれば心に余裕ができるのか。

それから派生する形でどんどん友達はできるもの。


いっときから私にも沢山友達が出来るようになり、

会社でもプライベートでも友人に囲まれる生活だ。


でもその友人はみんな女性。

彼氏を作るなら男の友達を持つ事が必須だが、

まぁ1人から愛されればそれで良いと言う事で

それ以上男友達を作る事はしない。


今日もいつものように仕事を終えて、会社からアパートまでの帰り道。

この時、私は決まって友達と電話しながら帰るのだ。


(いろんな友達に電話をかける)


洋子「アッハハそうなんだwじゃあ今度私の家に来てさ、一緒に遊ばない?うん、美穂の大好きな映画のDVDもちゃんと買っといたよ♪」


洋子「今度ドライブに行かない?んで帰りにディナーでも食べたらさぁ、その足で私の家に来てお泊まりしたって大丈夫よ♪うん、じゃあ楽しみにしてる♪」


まぁこんな感じで、だいたい友達と

遊びのスケジュールなんかを話しながら帰る。


私の周りに居る女友達はみんな美人。


まぁその点だけちょっと羨ましさはあるけど、

皆とても優しくて良い人で、心行くまで遊んでくれる。

私の部屋にまで来てプライベートを共有してくれるから

私は友達に不満を感じた事は1度もない。

みんな良い人ばかりだ。


新しいアパートの部屋を見て貰えるのも嬉しかったし

いろんな友達が家に来て遊んでくれるのも楽しいものだ。


ツンケンした美人より明るいブス。

そっちの方がモテると言う事に最近私は気づいたわけだ。


(回想)


でもそれまでの自分の生活を思えば確かに辛い事も多かった。


私はこの容姿のせいで、

好きになった男の子から何度かフラれた事がある。


そして決まってそのあと私が目をつけたその男の子は

そのとき私の周りに居た美人な女子と付き合い、

まるであてつけられた気持ちになった事も多かった。


でもそれはもう過去の事。


私は生まれ変わったのだ。

まぁそんな過去があったからこそ人生をステップアップでき、

今のこの幸せな生活環境を得る事ができている。

とりあえず自分ではそう思う事にしていた。


ト書き〈オチ〉


そして私は今付き合ってる彼氏に電話をかけた。


洋子「あっ、そうなの?フフ♪やってるわね♪もうすぐ帰るからね」


彼氏と今日、私の部屋で会う事になっている。

彼氏は私の部屋の合鍵を持ってるから

私より先に部屋で待ってくれており、

そのあいだ頼んだ家の事をしてくれている。


そして今日、遊ぶ約束をしていた玲奈にも電話する為、

自分の部屋に電話をかけた。

最近は携帯離れも流行っており、

固定電話が復活しつつあるもの。


すると玲奈が出た。


玲奈「たっ、助けてぇええぇ!!」


活きの良い楽しそうな声が聞こえてくる。


洋子「フフ♪楽しそうにやってるわね♪もうすぐ帰るから待っててね。あ、先に帰っちゃっても大丈夫だから」


彼氏は私と付き合う事で、

私が頼んだ家の仕事をずっとしてくれている。

私にも彼にも両方にメリットのある、

こんな付き合い方も見方によっては良いものだ。



解説〜


はい、いかがでしたか?

ストーリー全体が不自然な点に気づいたでしょうか。

それでは簡単に解説します。


洋子が住んでるアパートは新築アパート。

かなり大きな建物で、壁と床を防音になってます。


これは洋子の言う「家の仕事」をするのに最適な環境になっていました。


洋子はもともと自分の器量に自信を持っていません。

ですが生き方を変えた事でその自信を取り戻します。


その生き方とは、自分の周りに居る美人な友達を

彼氏と共に協力して葬り去る事でした。


ここまでくればもう分かるでしょうか?


そう、彼氏と言うのは

ストーリー上で1人しか登場していない男、大家の事です。


大家ながらアパートの部屋を自由に使う事ができ、

空き部屋含め、洋子の部屋にも自由に入れます。


そう、洋子の言う「自分の部屋で待ってくれている彼氏」とは

もちろんこの大家の事でした。


そしてラストの場面で…


「私にも彼にも両方にメリットのある、こんな付き合い方」


と洋子は言います。


彼…つまり大家にとってのメリットは、

洋子の体を好きに出来るだけでなく、

洋子の周りに居る美人な女友達も次々襲えると言う事。


そして洋子にとってのメリットは、

その美人な友達をどんどん葬り去れると言う事。


途中の回想シーンで、洋子はそれまでの生活において

ブスな器量のせいでどんどん恋愛を失敗し、そのつど、

その時周りにいた美人な友達に自分が片思いしたその彼を

奪われ続けた…というような事を言ってましたね。


そう、その時の恨みを洋子は全く忘れてなかったのです。


洋子が明るくなれたのは、この新しい生活…

つまり復讐の人生の土台を得たからでした。

洋子が言っていた「家の事・仕事」というのはこの復讐の事です。


同じくラストの場面で友達の玲奈が、

「助けてぇええぇ!!」

と叫んでいるのに、

「フフ♪楽しそうにやってるわね♪もうすぐ帰るから待っててね。あ、先に帰っちゃっても大丈夫だから」

なんて返す洋子のセリフはどう考えてもおかしなもの。

また玲奈の携帯にかけずに自分の部屋に電話するというのも

一見、普通におかしな事でしょう。


彼氏の大家にも言った「やってるわね」というのは

文字通り、洋子があらかじめ遊ぶ約束をして

部屋に呼びつけておいたその女友達を襲っている事です。


ついでに「先に帰っちゃっても大丈夫だから」の「帰る」とは、

「この世を離れてあの世に帰る」という事で、

つまり「死んじゃっても大丈夫だから」という事を意味しています。


ストーリー中にあった「遊んでくれる」というのは、

自分の復讐に付き合ってくれるという事。

その復讐に付き合ってくれるから「みんな良い人」になるのでしょう。


これから分かるように、おそらく事を終えれば

大家と結託した洋子は襲われた女性を次々殺害していたのでしょう。


更にこれからどんどん遊ぶ約束をしていた洋子。

同じように部屋に呼ばれ同じ経過を辿れば、

犠牲者はもっと増えるでしょうね。


一見そこら辺に居るような普通の女性でしたが、

この主人公、とんでもない女性でしたね。

人は見かけによらないとは、その器量にもよらない

と言う事なのでしょう。


少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬

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