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呪(まじな)われの武人と、神降ろしの娘

橘才蔵。
かつて「鬼神」と謳われた、幕府最強の武人。
しかし、三年前の死闘で受けた呪いが、彼の剣と誇りを、無慈悲に砕いた。
心を閉ざし、資料管理室という墓場で、ただ、死んだように息をする才蔵。そんな彼に、幕府大老から、一つの極秘任務が下される。

それは、最難関の瘴穴「黄泉比良坂」の討伐。
そして、その任務の鍵となる「神降ろしの娘」白鷺小夜と、偽りの祝言を挙げよという、あまりにも非情な命令だった。

心を失くした人形のような小夜を、才蔵は「任務の駒」として、冷徹に扱う。
だが、共に死線を潜り抜けるうち、彼女の、か弱さの奥に秘められた、強い意志の光に気づいてしまう。

呪われ、過去を失った男。
忌み嫌われ、未来を閉ざされた女。

偽りの契りで結ばれた二人が、互いの魂に触れた時、凍てついた心が、ゆっくりと溶け出していく。
これは、絶望の淵から始まる、不器用で、切ない、和風契約結婚恋愛譚。
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