表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

虎シンデレラ百合

悠久のシンデレラ伝説








 むかしむかしあるところ、シンデレラとシンデレラがおりました。

 シンデレラとシンデレラは毎日、食器洗いと料理と洗濯と猫のお世話とその他諸々の家事を押し付けられていたのでシンデレラはシンデレラ発狂シンデレラシンデレラシンデレラ


「オワー〜〜〜〜〜」


 シンデレラは虎になって野山へ駆け出してしまいましたとさ。








 残ったシンデレラは考えた末に、光と影となることを決意しました。


シンデレラ(人)「私が光になるわ」

シンデレラ(虎)「じゃあ私が影ね」


 虎となったシンデレラは影にスッポリ収まったので、万事解決しました。

 その結果、シンデレラは人間の姿なのに虎の怪力を得てしまったのです。








 舞踏会のドレスを破られた日。姉と母がヒステリーおこしてシンデレラのドレスをビリビリに引き裂いた日。シンデレラの光と影が反転しました。


シンデレラ「ガオー」


 虎の姿のシンデレラは4足歩行で駆け出して、城へー、行こう、ランララン。

 中身は乙女なので、なぜか城の門番は通してくれました。








 舞踏会に入り込んだ虎シンデレラはなぜか、一人の令嬢に撫でられてしまいました。


王女様「きゃー、かわいい」

シンデレラ「にゃーん♪」

王女様「くんかくんか、すーはーすーはー」

シンデレラ「ぶにゃー」ぺちぺち

王女様「あなた、私のペットにならない?」

シンデレラ「にゃ?」

王女様「ほら、にゃんにゃん」

シンデレラ「にゃーん♡」


 王女様に腹を撫でられてにゃんにゃん鳴いてるシンデレラ。虎。

 もちろん次の朝、全裸の人間姿。








 気まずいシンデレラと、ちょっと怒った王女様


シンデレラ「えーと、あのー、そのー」

王女様「もう、昨日の勢いは何だったの」

シンデレラ「えーと、虎は私の影といいますかー、仮の姿といいますかー」

王女様「どうでもいいのよそんなこと。私のペットになるの? ならないの? 答えて」ぷりぷり

シンデレラ「そ、そんなー」


 シンデレラ、困ってしまって、にゃんにゃんにゃにゃん。

 そのとき、ふと、内なる虎が、シンデレラの攻撃本能を、呼び覚ます


王女様「もういい、あんたとは絶交よ」

シンデレラ「」壁ドン!

王女様「ふえ?」

シンデレラ「私に、撫でられてみませんか?」

王女様「あ、あなた、自分の立場を分かっているの?」

シンデレラ「うるさいですね」ナデナデ

王女様「♡」


 シンデレラの胸に抱かれてナデナデされる王女様。


王女様「は、離しなさい、いましゅぐ、離しなさい、命令よ」

シンデレラ「へぇー、離さなかったら、どうなるんですか」ナデナデ

王女様「そ、しょれはぁー」

シンデレラ「ナデナデ」

王女様「はうぅ」


 ぱたぱたしながらナデナデを堪能する王女様。


シンデレラ「あら、もう12時ですね」

王女様「昼じゃん。てかメイド何やってんの」

シンデレラ「ニヤニヤしてますね」

王女様「はあああああああああああ?」


 こうして国家公認カップルとなったシンデレラと王女様。

 6ヶ月くらいかけてナデナデでじっくり落として、今ではすっかりラブラブカップルのバカップル。

 この過程が面白いのだが、今は余白が足りないようで、またの機会をお楽しみを


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ