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慕情  作者: yukko
平成
43/166

新元号は、令和!

2019年(平成31年)4月30日に退位されることが決まっている天皇陛下。

その退位の日より少し前に次の元号の発表がありました。

2019年(平成31年)4月1日に…。

発表された元号は「令和」でした。


「れ! 令和っ!」

「どうしたの? 大きな声で!」

「あ……… ごめん。……なんでだろう……は・は・は…。」

「ちょっとぉ、止めてよね。」

「あ…… ごめんね。…… 令和に代わったら、結婚式とかも変わるの?」

「あ! そうだ!! そうだよね。

 ……?……いや、大丈夫! 元号で作って無いから、招待状とか…。」

「そっか、良かったね。」

「うん。香澄が来てくれるの、めっちゃ嬉しいよ。」

「そんなぁ…… 当たり前じゃん。幼稚園からの友達なんだからさ。

 でもぉ、それにしてもぉ……幼稚園から高校まで一緒だったのに

 結婚するのって凄いよね♡

 長すぎて……ってのは、なかったの?」

「まぁ、ちょっと離れた時も…ありませんでした。」

「だよね。全くなかったよね。……凄いなぁ……。」

「香澄ん時は、夫婦で出席するからね!!」

「そんな日、来るのかなぁ~。来ないと思うけど……。」

「どうしてよ。」

「だって、彼氏いない歴イコール年齢だよ。無理じゃん。」

「分かんないよ。もうすぐ出会うかもしんないじゃん。」

「どうかなぁ~。」

「彼、出来たら教えてよ。」

「その前に…私は卒業と就職、だわ。」

「それは、私も!」

「ねぇ、大学生で結婚って不安じゃないの?」

「両方の親が近くに居るから、大丈夫よ!」

「お金は?」

「働いてるから大丈夫。まーくんがね。」

「まーくん、就職したんだ。」

「だって、大学じゃないもん。専門だもん。」

「そっかぁ~。」

「香澄はどこに就職するの?」

「希望は福祉。」

「役所の?」

「うん。児相が第一希望なんだ。」

「そっか~。がんば!」

「うん。ありがと!」


香澄が体験した「飛鳥」で、何度も繰り返して思い出していた「令和」。


⦅どういうこと?

 じゃあ、「飛鳥」で、前世だと思ってた記憶は……何?

 今の私は……何?

 分からない……… 怖い………。⦆


自分の頭がどうかなったのではないか?!という恐怖。

そして、自分という、香澄という人間は何なのか?という恐怖。

そういう恐怖が湧いてきたのです。

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