新元号は、令和!
2019年(平成31年)4月30日に退位されることが決まっている天皇陛下。
その退位の日より少し前に次の元号の発表がありました。
2019年(平成31年)4月1日に…。
発表された元号は「令和」でした。
「れ! 令和っ!」
「どうしたの? 大きな声で!」
「あ……… ごめん。……なんでだろう……は・は・は…。」
「ちょっとぉ、止めてよね。」
「あ…… ごめんね。…… 令和に代わったら、結婚式とかも変わるの?」
「あ! そうだ!! そうだよね。
……?……いや、大丈夫! 元号で作って無いから、招待状とか…。」
「そっか、良かったね。」
「うん。香澄が来てくれるの、めっちゃ嬉しいよ。」
「そんなぁ…… 当たり前じゃん。幼稚園からの友達なんだからさ。
でもぉ、それにしてもぉ……幼稚園から高校まで一緒だったのに
結婚するのって凄いよね♡
長すぎて……ってのは、なかったの?」
「まぁ、ちょっと離れた時も…ありませんでした。」
「だよね。全くなかったよね。……凄いなぁ……。」
「香澄ん時は、夫婦で出席するからね!!」
「そんな日、来るのかなぁ~。来ないと思うけど……。」
「どうしてよ。」
「だって、彼氏いない歴イコール年齢だよ。無理じゃん。」
「分かんないよ。もうすぐ出会うかもしんないじゃん。」
「どうかなぁ~。」
「彼、出来たら教えてよ。」
「その前に…私は卒業と就職、だわ。」
「それは、私も!」
「ねぇ、大学生で結婚って不安じゃないの?」
「両方の親が近くに居るから、大丈夫よ!」
「お金は?」
「働いてるから大丈夫。まーくんがね。」
「まーくん、就職したんだ。」
「だって、大学じゃないもん。専門だもん。」
「そっかぁ~。」
「香澄はどこに就職するの?」
「希望は福祉。」
「役所の?」
「うん。児相が第一希望なんだ。」
「そっか~。がんば!」
「うん。ありがと!」
香澄が体験した「飛鳥」で、何度も繰り返して思い出していた「令和」。
⦅どういうこと?
じゃあ、「飛鳥」で、前世だと思ってた記憶は……何?
今の私は……何?
分からない……… 怖い………。⦆
自分の頭がどうかなったのではないか?!という恐怖。
そして、自分という、香澄という人間は何なのか?という恐怖。
そういう恐怖が湧いてきたのです。




