本編解説 ⑥
これにて本編、解説共に終了致します。最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回は最終章、4章について解説します。
最終章は全体の内容として、関係者の収集と守護霊の帰還、この物語の真犯人を全員に公開する。
それが4章の重要点でした。
開幕、OB、全校生徒含め姉妹校への避難を開始しました。
3章で姉妹校の存在を描写したのは、シャトランスが崩壊した後でも生徒や教師は残っていますので受け入れ先として描写しました。
そのあと、BIG7がオクトール諸島に到着。
この時、トワコ先生を避難させるか?現地に居させるか?で問題になりましたが、これによってヤンの生死が決定するので入れています。
トワコ先生とヤンの命を天秤にかけ、万能の薬を持つトワコ先生が死亡するのは難しいだろうと考え、トワコ先生を避難させました。
それと共にキョウがヴァニラとラトゥーシュカを庇い、ダイスと対立するシーンがあったのもキョウとヴァニラ、ラトゥーシュカがどちらかしか生きられない構図になっているので後者が生き残りました。
最終決戦は誰が生きていても、死んでしてもおかしくない状況にしています。
特にランダム要素があったのがダイスの武器:サイコロによる攻撃です。
あれは実際にwebダイスを使って出た目が攻撃方法になってます。
基本的に数字の語呂合わせなんですが、縁起の悪い数字はキャラクターの生死に関わっていました。
これが出ると助からないみたいな地雷の数字ですね。
《4》や《56》は「死」や「殺す」といった言葉を連想させるのでこれが出ると確定死亡でした。
《4》は実際は「嵐」あらし(4)として出しましたが、《56》はヤンとキョウとダイスが戦闘になったとき出てしまいました。
そのあと《9》のライターで戦車の中にいたヤンとキョウを焼死させています。
ライターは火事→消防車→119の連想で《9》としています。
トワコーヤン
キョウーヴァニラ&ラトゥーシュカ
ジュリオーダイス
と命が天秤にかけられてるので確定で3人以上の死亡が4章ではすでに決まっていました。
今回の物語の結末として、ペルケレが全責任を負う形で逮捕される事になりましたが、グレーゾーンのキャラ達も結構います。
ですが、表向きにはミランダは自殺、カンナ達と対戦した守護者は前から行方不明。
そのあとも母国に帰らず、ジュリオのアトリエに避難していました。
元からいない人物が殺されても表面上は問題ありません。
ケンシロウが逮捕されるという結末もなくはないですが、自分が傷付けた守護者達はキョウによって戻されているので証拠はどこにもありません。
それ以上にペルケレがケンシロウを庇うので無理だと思います。
以上がガーディアン・スピリットの事の結末です。
一年半以上に及ぶ長編でしたが最後まで読んでいただきありがとうございました。
1年半にも及ぶ長編を読んでくださった読者の皆様には感謝しかありません。
本当にありがとうございました。
気が向いたら、また新作を書きたいと思いますが予定は未定です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。




