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20.エルフの隠れ里

突如爆音がし、結界の外が騒がしい。

見張りのものたちから4人が調査のためにその音の方向に向かった。

結界の内側から見ると、化け物が結界に物理攻撃をしていた。

化け物の近くにはサキュバス1人と人間らしき女2人、そして大きいぬいぐるみが見えた。

「魔王軍なのか…」

「結界はこの程度では破壊されんから、現状を長老に報告する。」

3人のエルフがその場に残り、1人が急ぎ判断を求めて走っていった。


エルフの長老とこに金色のプレートをつけたエルフが話をしていた。

そこに、連絡役のものがきて、状況を報告した。

「すまんが、ジョアン。その化け物を退治してはもらえないだろうか?」

「もちろんですとも」

ジョアンと呼ばれたエルフは武器やアイテムの確認をするとその化け物の元へと向かった。


ジョアンはそこにいる化け物をみて驚愕した。

以前冒険者ギルドで話しかけてきた変態だったからだ。

「こ…これは魔王軍ではないよ」

「ジョアンさん、こいつは一体何ですか?」

「変態だが勇者だ」

「………またまた冗談きついですよ」

「……」

無言で嘘でないという。

見張り役たちはどうしたものかとお互いに顔をみている。

「勇者でしたら一部結界を解除して、入れるべきですかね?」

ジョアンは沈黙した。

自分と同ランクの金色のプレートの男がワンパンで倒されていたからだ。

10分の葛藤の後、

「変態でも強いことは間違いない。予言では近々ここに魔王軍が押し寄せてくるはずだ。

変態でもなんでもいいから戦力は欲しい。」

見張り役のエルフが結界を制御できる女性のエルフを連れてきて、勇者たちを招き入れた。


勇者一行は長老のいる家に案内された。

勇者は丸太を使って歩行しているのにジョアンは不思議に思った。

「勇者殿、何故丸太で移動しているのですか?

足が悪いのでしたらば、回復魔法もあります」

「回復魔法でこれは治らない。詳しいことを長老との会談の際に話す」

ジョアンは勇者一行の身なりやパーティーメンバーをみて、不安になってきた。

長老の家について、やっと勇者の弱体ぶりの詳細が語られた。

「長老、精神系魔法が得意で記憶喪失を治せるエルフはこの里にいないのか?」

「残念ながらこの里にはいない…そこの嬢ちゃんでないと勇者を治せないのは困ったものだ」

「今晩泊めて貰って、明日にでも出発したいんだが、構わないか?」

「それはダメだ。予言では魔王軍の襲撃があるあら、あんたらが出てくことでこの里の位置がばれるかもしれん。予言の日が過ぎるまでは滞在していくように。もちろん住居と食事はこちらで提供する」

「予言ってっ回避できるものなのか?」

「曖昧な予言だと回避可能で今回は曖昧となっている。だから里の位置がばれるリスクをなくしている最中というわけだ」


勇者たちはこの里に半年程度滞在することが決まったのだった。

翌日から勇者はエルフの里の探索を始めた。

エルフたちは勇者を見ると陰口をたたくのであった。

「エルフも人間も変わらず、俺のことを悪くいうのかよ」

勇者はメンタルに大ダメージを受けた。

それでも有事の際に備えて地形の把握のために里を歩き続けた。

翌日は嫌な顔されてもいいから聞き取り調査しようと外に出ようとしたが、体が動かない。

勇者はこれまでの疲労と極度のストレスから鬱になっていたのだ。

マリーとマリアが勇者を心配して扉越しから呼びかけるが全く出てくる様子がない。

サテラは勇者など眼中になくエルフから魔法を教わっていた。


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