第三話 VS人魚
さっき睨んできた人魚は魚の鰭の部分で、連続蹴りをかましてきた。(蹴りっつーかビンタだが。恐らく脚なので蹴りという事にする)
それが結構強力で防戦一方だけど、刀砲が
「シールドで防ぐから今のうちに」
「わかった」
刀砲が出したシールドを台にして人魚の方へ行き三発殴った。
すると人魚は
「やったわね・・・もう許さないから!水砲」
さっきの水流よりももっと凄い水流がくると直感すると、何も言ってないのにプラズマをえんちゃんとした。
ナイフが五本現れた。刀砲がこれを使えと言っているようだった。
だから人魚のウォーターカノンが発射される直前に五本のナイフを人魚に投げた。
そしたら予想通り、相手は痺れて気絶したので、とりあえず僕たちが暮らしている場所に運んだ。
戦いから三週間して、やっと目が覚めた人魚は
「ここはどこ?わたしはなにをしていたの?」
と聞いてきたので、
「ここは森で君は僕と戦って負けた」
「え、そうなの!ごめんなさい。わたしったらあのシャドルに洗脳されていたみたいで」
「いいよいいよ。なんとかなったし。僕は幻月三日月。で、僕の能力は刀砲って言うんだ。君の名前は?」
「えっと、ラン。翡翠ラン。」
名前がわかったから、ランの事情を聴くことにした。
「わたしは元々十字に交わる川、十路川に住んでいてとても平和な場所だった。でもある日、シャドルの奴が来て、占領された。私達は逃げたけど捕まって、従った人は洗脳されて、抗う人は容赦なく・・・」
そっか、大変だなと思い同情した。
そして刀砲と相談した。
「刀砲、僕は、十路川へ行くけどお前も来るか?」
「俺もランに同情したから行くよ。」
「そっか。」
そして行くことを決めた。
「ラン、十路川への道案内頼める?」
「え、それってつまり」
「そう、シャドルを倒す。」